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三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

日本の都市計画

2009年02月08日 09時19分54秒 | Weblog



100年の大不況というように喧伝されている。
日本一の好決算を上げていたトヨタ自動車が、
一転して、史上最大の赤字幅を計上する事態になって、
「政府紙幣の発行」というような論議まで出てきていますね。

まぁ、そういう論議はいいとして
こういう転換期に、もっと考えなければいけないのは、
根本的に「日本の都市計画」ではないかと思うのです。
モータリゼーション革命は、
日本の都市を変えてしまったと思うのですが
その結果として、各地の地方都市では中心地空洞化という現実が止まらない。
しかし、いま、トヨタが赤字になるという
モータリゼーション社会がかつて経験したことのない
壁にぶち当たっているなかで、
モータリゼーションを暗黙の基本政策としてきた
これまでの産業政策を一から見直すべきではないのかと思うのです。
旺盛なクルマ消費に合わせるかのように政府は道路を造ることに血道を上げ
より遠隔地からの交通整備網を拡充させることを
「国策」として追求してきたのが、これまでではないでしょうか?
しかし、だからこそ石油が投機の対象になり、
金融商品として、この現代の中枢部分を機能不全に落とし込んでしまった。
そうした金融の危機は危機として解決しなければならないけれど、
そのプロセスで、次の時代についての方向性論議、
どのような社会をめざすべきか、という論議が出てこない。
オバマさんは、なんとなく方向性としては環境的方向を打ち出してはいるけれど、
精神的なメッセージであって、まだ明確には見えてきていない。

自動車産業は、さてどうなっていくのか、
当面の産業政策から言って、
この産業を自然に任せれば廃墟と化し、アメリカの社会は相当のダメージを受ける。
だから、必死になって救済を図っていくだろうけれど、
次の時代が、過去のモータリゼーション社会の向上パターンとして
想定するのならば、さてそれはどうなんだろうか?
いわゆる「環境に優しいエネルギー」を使って、
依然として、大量生産・大量消費型社会を維持していくのだろうか。
そういう形になれば、
いよいよ、地方都市の中心部の地盤沈下は避けられない。
果たしてそういう方向で考えた方がいいのだろうか?

先日の函館出張で、市電を利用してみた次第です。
市電は、歩いて生活するサイズにはぴったりな移動手段だと思いました。
で、車窓から眺められる商店街の様子は
まるで、ひと時代前の都市生活のスタイルを思い起こさせるものでした。
で、浸ってみると、まことにローエネルギー。
函館という都市中心部は、この市電というインフラに依拠している。
確かに時代的には古いパターンだけれど、
過不足なく機能する部分はある。
そしてそれ以上に、この市電沿線の都市のありようにも驚かされる。
驚くほど古い建築が、たくさん集積していて、
どのように改変すべきか、方向性も見いだせないまま
いわば社会的に、放置されてきたに等しいように思われました。

このような都市を、どう活用し、進化させていくべきなのか、
モータリゼーションの流れのままにではなく
こうした都市構造についての前向きな論議を考えるべきではないのでしょうか?
いわば、2050年くらいの未来スパンで、
日本の現状の都市をどのように活用していくのか、
そういう論議を起こせば、産業政策としても、有益ではないのでしょうか。
まぁ、日本的なニューディール政策の大きな柱になるし、
世界が目指すべき、省エネで省CO2な社会のモデルにもなりうる。
既存地方都市中心部については
大規模な借り上げ政策をとって、政府が集中管理し、
それを低額な賃貸料で若年層に開放させることで、
あらたな生活文化の創造に役立てる、くらいの政策はあってしかるべきではないか。
政府紙幣の発行などという、
あるいは定額給付金のばらまきなどという「政策」論議では
この国・社会の沈没を招くと危惧します。



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除雪の幾何模様

2009年02月07日 06時41分59秒 | Weblog



ことしの札幌は、やはり暖冬といえるでしょう。
1月に雨が降ったりしているのですから、
いま、開催中の雪祭りでも雪の運送が大変だったろうと思われます。
って、雪祭りというのを知らせてくれるのは
決まって、本州地域からこちらに来訪されて会社を訪れてくれる方たち。
「ちょうど雪まつりなので・・・(笑)」ということで、
来られるのですね。
こっちは雪まつり、子どもが小さい頃に
行ったくらいで、とんとご無沙汰しているので、
「あぁ、そうですかぁ」と、そうかそうかと気付かされる。

まぁ、そんななかで
雪まつりを彩るようにきのうは終日雪。
ひょっとすると相当の大雪になると思われたのですが、
夜は雪が上がってくれたようです。
こういう条件が整うと、除雪車のタイヤあとがくっきりと残って
朝には、綺麗な幾何学模様を見せてくれます。
こういう美しさ、というのも札幌で暮らすひとつの楽しみの要素。
だんだんとこうしたなんでもない光景が
楽しいと思われてなりません。
どういうことなのかなぁと思うのですけれど、まぁ、年ってことでしょうね(笑)。

久しぶりの降雪だったので、
わが家前を、きのう帰ってから除雪いたしました。
カミさんも忙しくて帰宅できないので、坊主には申し訳ないけれど
お弁当を買って帰って、店屋物の夕食。
まぁ、かれの好物で、親にすると切り札の手抜き夕食です。
それで時間を節約して、雪かきに汗を流した次第。
30分ほどして、食事を終えた坊主が自分で出て参りました。
自発的に父さんを手伝いに来てくれた。
やっぱり雪国の人間には雪かき作業は必須の生活の仕事。
坊主とふたりで雪かきっていうのも楽しい。
辛いと考えれば辛いけれど、
この写真の除雪車のあとと同じで、
とらえ方ひとつで、雪国の暮らしを彩ってくれることでもあると思うのです。

ともあれ、遠くから雪まつりに来ていただいたみなさんには
ちょうどぴったりの雪化粧になったと思います。
大いに札幌、北海道の冬を満喫していって欲しいものです。



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JERCO北海道支部勉強会

2009年02月06日 07時19分49秒 | Weblog



ことし、わたしが関係している北海道R住宅推進協議会では
超長期住宅先導的モデル事業として、
住宅リフォームの制度システムを提案します。
いまは最終的な制度の詰めを行っており、
近日中には、成案として申請手続きに入る予定。

そういうことになると、
さっそくその事業主体を募集し、
事業規模の確定をして、予算申請をすることになります。
そんなことから、住宅リフォームの業界団体としては
JERCO~日本増改築産業協議会などとの関係づくりが求められます。
きのうはたまたま、北海道支部の定例勉強会ということで、
わが社の2階スペースで20名以上の方達が集まりました。
この会には、リフォーム専業者と、大手住設機器メーカーさんも
多数参加されています。

講演のテーマとしては
「デザインと、リフォーム」みたいな話題でしたので、
まぁ、北海道の住宅デザインの流れや
北海道R住宅の制度の説明などを行わせていただいた次第です。
会員のみなさんには、やはり初めて聞くようなお話のようでした。
制度の訴求にはやはり時間もかかるし、
普及の道のりは大変長いものがあります。
国の政策というのは、
このあたり、説明などのコミュニケーションにほとんど
価値認識を持っていない気がします。
去年の超長期住宅のときも、霞ヶ関の一会場で記者会見を開いて
それで、そこから1ヶ月後に提案申請を締め切るというもの。
そういう駆け足型なので、やはりさっぱり浸透はしない。
北海道では、地方自治体としての長い住宅施策運営の歴史と積み重ねがあったので
こういう短時間、周知徹底の不足政策に対しても
対応することが可能だったのですが、
今後の重大な課題として、こういう部分をどうするのか、
まぁ、難しいなぁと思わざるを得ませんね。
制度についての最大の受益者たるリフォーム産業に対して
政策施策のルートがまったく確保されていない。
それより前に、まだ制度設計の最終的な詰めが未了なのです。

しかし、ユーザーにとってはメリットが大きいものですので、
なんとか、周知と参加意欲の盛り上げを計っていきたいと考えています。
<写真は発寒川岸からの札幌岳>


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ビジネスホテル戦争

2009年02月05日 06時38分11秒 | Weblog



昨秋以来の景気後退で
出張客の減少が見られるという話題がでていました。
相次いで発表されている大企業業績の大幅下落とリストラの話題。
減速し、生産が急減している状況の中では
すべての業種で、経費の圧縮が最優先の課題になっていると思います。

ビジネスホテルは、年間の出張が50日を超えるような
わたしの場合、身近な話題です。
考えてみると、東横インが凄い勢いで全国にフランチャイズを広げた時期って、
企業の側では、支店の統廃合が推し進められた時期に符合していました。
統廃合して、支店設置のコストをカットし、
その分、東京などからの出張で顧客対応するようになった。
必然的にビジネスホテルの需要は高まったけれど、
その時期には、インターネット常時接続というホテル側の対応がなかった。
ビジネス現場では、たとえ出張中でもインターネット接続で
会社内情報システムに接続して意思疎通を図るのが常識。
そういう需要に対して、
ピンぼけな対応だったのが、既存の、立地と名前だけの
格式にすがった経営を行っていたシティホテル群。
首都圏は別にして、地方都市ではこの手のシティホテルの凋落は激しい。
一方で、東横インが仕掛けたブロードバンド常時接続と低価格路線は
後続の参入を呼んで、活性化して、
既存のビジネスホテルを巻き込んだ大戦争を呼んでいます。
北海道内の、たとえば帯広などは、
駅前がすべてビジネスホテル群が空地を埋め尽くしているような状況。
そういうなかでは、
既存の地域密着型のビジネスホテルというのはきびしいでしょうね。
どうしても不案内な土地では、なじみのある名前で
全国一律、だいたい同じサービスが受けられるという安心感が大きい。
どうしても、その地域の地方ホテルのことを思い出すまでには時間がかかる。

写真は函館のシエナホテル。
カミさんもOL時代には出張でよく泊まっていたということ。
一度、いっしょに宿泊した記憶もあるのですが、
函館に泊まることが決まっても、なかなか思い出すことってないものですね。
まぁ、函館のビジネスホテル戦争では
温泉付き、っていうのまで登場しているから、
サービス格差も出てきているので、選択するかどうか、
ではありますが、それにしても、目の前に見て、
そうだ、函館って,こういうホテルもあったよなぁ、
とようやく思い出す程度。
一地方中小企業者としては、ぜひ応援したいと思う反面、
上記のような理由で、なかなか選択しにくくなっていますね。



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住宅建築と近隣関係

2009年02月04日 05時22分17秒 | Weblog



未曾有の経済危機ということが叫ばれている昨今ですが、
ことしがスタートしてから、
住宅雑誌として、自ら住宅需要と向き合って
いろいろな活動をしてみて、
やはりひとが家に住む、ということは底堅い実需なのだ、
というふうに思える手応えを感じつつあります。
きのうも古くからの知人から、リフォームの相談を受けました。
経済危機とはいえ、住むところ、食べるもの、着るもの
基本的な衣食住の需要は、自然的に存在するのですね。
いろいろ相談と向き合っていると、
ごく自然な人間的なくらしの実相が見えてきて、
そういうくらしが、少しでも楽しく、無理なく、できるようにお手伝いする、
そういう基本的なスタンスに気付かされます。

写真は、江戸期の「住宅普請」に際しての
近隣住民が、どのように手助けとして関わるのかを表したもの。
見ると
1 労働力の提供
2 建築材料の提供
3 職人や家主をねぎらう物品や食事の提供
4 建前などの建築儀礼への参加、金品の贈答
などが上げられています。
こういう社会文化が、連綿として継続してきたのが日本なのですね。
改めてこうしてみてみると、
先人達の作り上げてきた社会が、いかに豊かな隣人関係を作ってきたかに
気付かされると同時に、
振り返ってみて、いまわたしたちが生きている社会はどうなのか、
という不安な気持ちも高まってきます。
マンションの騒音問題などを見るに付け、
欧米社会から導入され続けてきた「個人主義」が
異常に根を張り続けていることを実感させられます。
確かに個人主義は現代の社会成長を促してきた基本だとは思うのですが、
さて、これからのサスティナビリティというものを考えたとき、
やはり、人間は社会的存在であり、
豊かな近隣関係というものが持つ、知恵こそが
省資源型の暮らし方、生き方につながるのではないかと、
思われてなりません。
こういうお互いがお互いを支え合う社会って、豊かだと思えるのです。



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内外ドア開き変更

2009年02月03日 05時33分32秒 | Weblog



先週のいくつかの変更工事で
いっしょにやって貰ったのが、ドアの変更工事。
これまで外開きだったのを内開きに変更したのです。
もっとも、どちらが「内側」か、は考え方次第ではあるのかなぁ?
個室とオープンスペースに対しての開き方です。

来てくれたのは、ベテランの大工さんなので、
「あ、いけね、材料忘れた・・・」というような失敗もあるのですが、
なんとなく人情味が感じられて楽しくなる。
細かい作業部分では、細かくお願いするのですが、
頼む方も、頼まれる方も細かい部分は目が不自由になって(笑)、
困ることもあるけれど、まぁ、お互い様ですね。
鍵も付け替えるのですが、
この辺になると、わたしもいっしょに工事に参加。
「だからさ、こっちの方向にさぁ・・・」
などと、協力しながらの作業。
工務店としては、こういう造作変更工事などは、
やはりベテランの大工さんがいいのでしょうね。
亀の甲より年の功。
お客さんが目の前にいても、ひょうひょうと作業をこなす人柄のようなものが必要。

こういう造作変更などは、いつも頼む工務店さんがあって、
まぁ、重宝しています。
最近はハウスメーカーで建てる人も多いのですが、
どうも、気軽に頼めるものかどうか、
またその料金は適切なのかどうか、
みなさんどうしているのかなぁと、思います。
やはり建築とは、ずっと付き合っていかなければならないものなので、
それをお願いする工務店との関係というのは
近隣関係への配慮、というものと似たような部分もあると思うのです。
その土地で暮らしていくのに、
自分ひとりでは生きていけないわけで、
地域の中で、頼める先があるかないかは大切な部分だと思います。
そしてそういうときに、人間的なふれあいを感じられるというのも
やはり地域工務店の良さだと思います。

ちょっとした工事を頼むのに、
東京本社の大企業の下請け仕事先、っていうのも
なんともぎすぎすした人間関係のような気がします。
気軽に気兼ねなく頼める関係性、
っていう部分の大切さを知る必要があるのではないでしょうか?



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北のくらしデザインセンター・テイクオフ!

2009年02月02日 06時02分08秒 | Weblog



きのう、北のくらしデザインセンターイベントの第1期が終了いたしました。
今後は2週間をおいて、2月14・15日の土日連続開催、
それ以降の、隔週土曜日に開催していきます。

最初は、とにかくやってみなければわからない、
ということで、試行錯誤しながらの開催でした。
きのうも、どうやったら、空気を和やかにすることが出来るのか、
いろいろとアイデアが出たり、お客様から提案があったりと、
本当に手作りのイベントという感じで、
当初からイメージしていたような雰囲気に一歩、近づけられたかなぁ、
と思えるような雰囲気が出来てきた気がいたします。
日曜日ということで、大人の方だけの参加でした。
どうも、日曜日に子ども連れで長時間のイベント参加は難しいと感じます。
セミナータイプなので、子どもさんの問題はなかなか難しい。
幸いわが社は、女性スタッフが多いので、
やさしくしてあげられるのですが、
やはり、ベビーシッターさんではないので、限界もある。
また、万が一のことを考えたら、親御さんの目が見渡せる範囲に
子どもさんがいて、なお、親夫婦がイベントに参加できるように配慮しなければならない。
お客様からは実にさまざまな情報を得ることが出来ます。
まさしく生きたマーケティング活動でして、
家づくりを実際に、考え、建てようとされる意志を持ったみなさんの
言葉や、考え方、思いのようなもの、
実にたくさん、教えていただいた気がいたします。

きのうはむしろ、こちらからだけの情報発信ではなく、
聞き取り型のスタンスを心がけてみました。
むしろ、少人数(笑)だからこそ可能な手作りイベントとして
アットホームで、「お役に立てる」家づくり相談会を心がけてみたのです。
大きなテーブルの活用も、そういうひとつのアイデア。
テーブルがあって、ひょっとするとおいしいものが運ばれてくるかも(笑)
<そういうことはありません~悪しからず(笑)>
というような雰囲気は、お客様に打ち解けていただく第1歩のようですね。
気軽に連れ合いと話し合えるような「逃げ場」も必要です。

っていうような、さまざまな「情報」を得ることが出来て、
実に有意義な10日間あまりを過ごすことが出来ました。
また、ビジネス的にも、一定の成果や可能性を得られました。
疲労感は残っているのですが、
それを大きく上回るメリットを得ることが出来ました。
改めて、参加していただいたみなさん、建築家のみなさんに感謝したいと思います。
まことに、ありがとうございました。
今後も、頑張っていきたいと思いますので、
ぜひ「北のくらしデザインセンター」ご愛顧ください(笑)。



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「相談会」タイプのイベント

2009年02月01日 08時00分05秒 | Weblog



写真はきのうのイベントの一風景。
蓄熱暖房器を移設して、フラットな平面にした窓側を
建築家コーナーとして活用させました。
間仕切りには、この建物の新築当時使っていて、
いまは利用していなかった建具を再利用。
ポリカーボネイト仕様の簡易な間仕切りにしてみた次第です。
相談するためには、一定の個室的空間が必要。
テーブルなどもあったほうが利用しやすい。
相談者側は、開放的にしているので、
まぁ、それほど圧迫感は感じさせないだろう、という配慮にしたのですが、
さて、みなさんの反応はいかがなものだったか、
まだまだ、いろいろと手探りしながらの、手作りイベントです。

イベントの継続的開催っていう
冒険的な企画、それもあまり住宅シーズンとは言えない1月~2月開催。
でありながら、昨日もスリッパが足りなくなるほどの人数。
「建築家に家を頼む」という
これまでは「ニッチ」に属する趣向でのイベントですが、
いろいろな悪条件の中で、面白い芽も出てきていると思います。
きのうはある建築家に面談希望が集中。
参加者のみなさんに順番待ちをお願いするような状態。
こういう事態も、まったく想定範囲外。
その希望を満たして行くには、面談時間を長くする必要がある。
一方では、イベントとしてはセミナー部分は短縮せざるを得ない。
結果としては、時間配分のアンバランスが生じる。
なかなか、イベントは水物。
「最適解」というのは容易には作り出せないと思われます。
しかし、こういう取り組みの中から、
ユーザーの志向とぴったり似合う新しい住宅供給スタイルが見えるかも知れません。
可能性は大変大きく広がる感じがあります。

運営面では、今回「キッズコーナー」を会場隣接の個室に造作。
扉を開放させた状態にして、レゴブロックや絵本など
床には絨毯も敷き込んでゆったり過ごせるようにしました。
それと親御さんも、イベントにも気持ちを向けられるように
中間的な対応を考えてみましたが、
これはどうもうまくいった感じがいたします。
久しぶりに可愛い子どもさんたちにふれあえて
こっちも気持ちが和らいでいました(笑)。

というような次第で、
まだまだ波瀾万丈のイベント運営が続きますが、
きょうも、動員のきびしい日曜日ですが、
直前になって、申し込みもあって、まずまずの状況。
また頑張って参りますので、みなさんぜひ足をお運びください。
(ってまぁ、札幌周辺だけのローカルな話題で恐縮です・・・)



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