えぇっ！下りエスカレ～タ～って未経験なのに・・・

初めての場所へ行く場合は、あらかじめ情報収集しておく。
今回のような場合は、絶対条件となる。
なにしろ　よたよたよろよろ歩きな身なのだから。
口は利けるってだけが　せめてもの救いである（笑）

地図上やビュ～上との違いに戸惑いながらも着いた先は・・・

目の前の案内窓口にも気づかず　ウロウロぐるぐる。
第三者なら　すぐに　「　迷いご　」と気づいただろう（笑）

なんとっ！
目指す場所は、「　エスカレ～タ～を２本　下ったところ　」とのこと。
思わず　復唱してしまう（笑）

無理かな・・・と　つぶやく。
が、この身体を見て優遇してくださったのだろう
１本目までエスコ～トしてくださった制服のお嬢さん（謝）

もう引き下がれないっ
「　下り　」初体験だが
これもチャンスじゃないかと　思い直す。
長さは想定内・・　こう配も　まあまあ想定内・・・

人影まばらを見計らう。
ベルトに乗せた右手は（健側）杖ごと（ストラップでつながれた手首と）
思わず　引っ張られてしまうことの怖さよ。
瞬間、えいっ！とマヒ足から踏み出す。

ありったけの集中力を着地するまで維持しなくてはならない。

こうなると隣の上りエスカレ～タ～の客など意識から消えてしまう（笑）

まるで旅客機の着陸のように着地には全神経を集中させる。

いつも同じスピ～ドで稼働しているのだろうが
緊張のためか　どんどんスピ～ドアップしていると感じてしまうのは
コノ身体だけだろうか・・・

下り着地も　マヒ足からである（左）
着地の衝撃に耐えなくてはならないし
瞬時に杖を着かなければならない。

まるで　押し出されるかのような
まるで　はき出されるかのような着地の瞬間っ（怖ｯ）

着地した後は、すみっこに身を寄せて達成感をかみしめる（笑）

目の前を絶えず行き交う人々・・・

次は２本目だっ
と、足を進めた先には・・・
なんとっ！
長さ、先ほどの１．５倍くらい？
こう配など　　思わず足が竦んでしまったほど（怖っ）

大丈夫かい？
やっぱり　引き返したほうが・・・
なんども　自問自答すること数分間・・・

時間に制限はない
身体のむくまま気の向くままな身。

ゆっくりじっくり平常心を取り戻し、
勇気を湧かせて　　いざっ参らん（笑）

こうして　なんとか目的を果たしニンマリしながら
今度は　「　上り　エスカレ～タ～　」挑戦となる。

あの日以来とは言え　ちょっと気が楽になっていた。
まさか　あんなことが起きようとは思いもよらなかった。
あぁっ！杖がっ！！
つづく
エスカレータ初挑戦　２０１８・・

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