りんごの里から

毎日の出会いの写真をお届けします。

呉羽小竹貝塚(縄文人骨13体)

2010-06-28 | 歴史
北陸新幹線建設に先立ち、呉羽丘陵の北端部に位置し、日本海側最大級の貝塚として知られています<小竹貝塚>で発掘調査(長さ100m、幅10m)が行われています。


<小竹貝塚>は縄文前期(約6000~5500年前)、海水が上昇して広がった旧放生津潟べりに作られたと。


貝は汽水性のヤマトシジミが主体とか。


県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所は出土した、縄文時代前期の人骨をはじめ石斧や石皿などの埋蔵品を公開する現地説明会が先日行われましたが、都合がつかず、今日出かけてきました(電話で問い合わせしましたら、どうぞと言うことで)。

上層は貝殻が細かく砕けた破壊貝層で、その中で発掘された人骨は貝殻のアルカリ性で酸化が防がれ、保存の良い状態で多くが出土されたとの説明でした。

歯もしっかりと、骨格もかなり太かったです。縄文人は骨太?


一人は石皿を抱き、もう一人は石斧を持つ二人が一緒に埋葬?


犬と一緒に埋葬された?


出土品も見せてもらいました。

イルカの骨。


イノシシ形土製品 垂飾品とか


縄文土器


その他、石斧の柄などの木製品、石鏃等石製品、動物遺体、クルミ、クリなどの木の実などの遺物なども見せていただきました。

人骨は、国立科学博物館に送り、身長や性別の解明が進められ、DNAで家族関係や系譜もたどれれるとか。科学の進歩素晴らしいことですね。

悠久の太古の暮らしに思いを馳せたひと時でした。
Mさん Iさん ご一緒ありがとうごいました。
コメント (8)
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