二年ぶりに、本格的な布橋灌頂会が行われ、「立山博物館」:開館20周年のボランティアとして参加しました。
朝、立山連峰がすっきり見えていました(逆光ですが)
全国からの申し込み2倍の中から当選された70人の<女人衆>の着付けは、かっての宿坊<善道坊>:立山信仰の拠点芦峅寺の旧宿坊 でのお手伝いです。
高校のALTで来県されておられるオーストリア出身の方も参加されていました。
閻魔堂で儀式を終えた白装束の女人衆が引導師とともに、明念坂から橋中央へ。
来迎師が女人衆を橋中央まで迎えに行き、橋を渡り終えて、
遥望館へ。遥望館で立山を仰ぎ、浄土が約束されたという。
清らかな身にに生まれ変わるという「擬死再生」の儀式。布橋を戻り、此岸へ。
雅楽団体は福岡町「羊遊会」:結成150年の歴史。福岡町は昨日<つくりもんまつり>で訪ねた所。
【布橋灌頂会】
立山信仰で、男子のみが立山登山が許され(女人禁制)、極楽往生と遂げることができ、女性は血の池地獄に落ちると言われた時代、女性救済儀式・布橋灌頂会を体験することで、死後浄土へ生まれ変わることができた。秋の彼岸の中日に行われた。
平成8年(1996年)の「国民文化祭とやま」で130年ぶりに復活され、今回で5回目。
白装束で、朱塗りの橋を渡る伝統の行事が、現代を見つめる「癒し」の行事になっています。
<まんだら遊苑>の「ごっつお祭り」会場で地元の郷土料理(かっつる・つぼ煮・焼つけ)をご馳走になりました。
お天気に恵まれ、沿道にはツリフネソウがお祝いするかのように群生していました。中にキツリフネもありました。
ヤマボウシの実も熟れていました。
式典後、布橋から立山方面を望む。手前が与四兵衛山、その後ろが美女平、今日は立山は雲の中。