向けて、に関連して。リンキチです。
鎌倉は三方を山に囲まれたその独特の
地形が天然の要害とも言われ、
また鎌倉時代という日本史の中での
時代区分があるように幕府が所在した
歴史的な地と言えます。
そしてその自然地形と古社寺や史跡が
数多く残る事から武家の古都 鎌倉として
歴史的遺産として世界遺産登録へ
向けて進んでいるようです。
三方を山に囲まれた地形は外部への
通路として切通し(きりどおし)と呼ばれる
山を削った、もしくはもともとあった?
谷のような箇所を言います。
鎌倉7口とも言われる切通しがある中、
今回はリンキチが特になじみのあった
ある切通しの紹介を。
今までも花の紹介などで登場した事が
あるこの場所です。
亀ヶ谷坂(カメガヤツザカ)切通しです。
北鎌倉から扇ヶ谷へ抜ける、裏道的な
切通しです。(クルマは通れません。)
名前のいわれは急坂なので登ってきた
亀が引き返すほどということから
この名前があるようです。
オタフクアジサイ。季節は違いますが。
以前、通勤経路でした。山頂付近に
近づくと気温が低く涼しく感じます。
特に夏場に通ると顕著に感じる事が
できます。そして森の香り。
こちらは扇ヶ谷側。
朝日の差込みが神光臨みたいな。
亀ヶ谷坂切通しは台風などでたびたび
木が倒れたり崖が崩れたりするので
通行止めになったりします。
かなり以前の事ですが。
その翌年にも。またかい
台風による土砂崩れ崩壊現場。
2004年頂上付近にて。ちょっと危険です。
そしてもう一つステキな切通しを紹介。
こちらは鎌倉7口ではないのですが
大町と浄明寺側を結ぶ釈迦堂切通し。
切通しと言われてはいますがここは
トンネル状になっているので洞門です。
なんといってもこのダイナミックさが
凄い。崩落の危険があるので
現在では通行禁止です。
洞門の大きさがわかるように、
人物を入れて撮影。
地元の人は生活道路として
使用しているようで昔はクルマも
通行していた時期があったようです。
ここが裏道で使えてたら
抜け道として非常に役に
たっただろうなー。
洞門の内部壁にはやぐら。
大町側から。この切通しは鎌倉外部への
リンク箇所ではないので鎌倉7口には
数えられていないのです。
でもこのダイナミックさは世界遺産に
ふさわしいともいえる景観だと思います。