湘南電車最期の楽園の一つであった高崎駅。しかし全国的に国鉄車両にとって安住の地はなくなりつつある。ここ高崎地区でも例外ではなく
徐々に115系の淘汰が始まろうとしている。2014年の冬の夜にここを訪れた時は、ここは昭和か!?と思うほどに、各ホームに湘南色の115系が
ずらりと並び圧巻であった事を思い出す。なかなか遠方で撮影しに行く事が叶わないのであるが、駅撮りしか出来ていないこの地に早く撮影に行きたい。
JR東日本 高崎車輌センター115系2次車T1046編成 高崎線(高崎駅) / 2014-02
Canon EOS Kiss-X, Canon EF-S18-200mm f/3.5-5.6 IS STM ISO800, 1/30,F4,21mm
あっという間に秋が来てしまい、台風の影響もあり各地で早々に稲刈りが進んでしまい、稲穂を絡めた鉄道写真を撮り損ねてしまった今期。
そうあきらめていたのであるが、ここ武並周辺でごく一部まだ稲穂が残っている田んぼがあり、今期唯一の稲穂写真を撮る事が出来た。
中央西線も313系の進出が目立つようになり211系ストレートの撮影が簡単ではなくなってきているのが現状。極今回は限られた撮影時間の中
運よく撮影をする事が出来た。
[Photo-DATA]
211系5000番台 中央西線(武並-恵那) / 2016-9
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1000, F8,30mm
キハ47カラーバリエーションの中でも最も好きなのが高岡色である。標準色よりもずっとエンジ色の方がこの車体デザインに合ってると個人的には
思うのであるが、、、しかし高岡色が運行していたのは氷見線や城端線と非常に運行本数が少ない路線で、沿線で写真を撮るチャンスを作る事が
出来なかった。ほぼ唯一の写真が駅からの車庫撮りのこの写真、2013年の事である。現在は統一色化が進み、高岡色を維持しているのは1両のみの模様。
それもいつまで維持しているのか、既に単色化がなされたのかさえも知る由も無い。
老朽化による車輌更新であれば納得もいくが、台数も差して多くもないのに、地域独特のカラーリングを纏っている車輌を、なぜ統一化しなければならないのか
観光資源として、1色化されたとしても地域色専用色を残す事が出来なかったのか疑問に思う。
キハ47形 JR西日本更新更新車 高岡色 氷見線/城端線 (高岡駅) / 2013-05
Canon EOS Kiss-X, SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS ISO400, 1/320,F10,96mm
2013年当時既に単色タラコ化は始まっていたものの、まだまだ高岡色が多く残存しており、また来ようと安易に考えていた事が悔やまれる。
キハ47形 JR西日本更新更新車 高岡色 氷見線/城端線 (高岡駅) / 2013-05
Canon EOS Kiss-X, SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS ISO400, 1/250,F10,42mm
まだ夏の入り口、夏至近くに名神クロスを訪れた際に出会った、智頭急行の制御月自然振り子機構装備の高速気動車HOT7000系に出会った。
この日は流線型の非貫通先頭車ではなく、両端貫通型の珍しい編成。カッコ良いかといわれると、、、、
両端非貫通は非貫通先頭車の代走で貫通型が充当される際に登場するらしい。
しかしこの振り子機構、一度乗ったのであるがなかなか揺れが特徴的であり、私の様に三半規管が敏感なものにとってはかなり辛い。
智頭急行HOT7000系 ” スーパーはくと,両端貫通型編成 ”(名神クロス) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO16000, F5.6,24mm WB:AUTO(trim.)
北陸新幹線の登場によって多くの名特急が消滅したが、新幹線の延伸が決まるまでの間のみ残された感のあるサンダーバード。
新幹線の好評なデザインとその話題を邪魔しないように、大幅なイメージ変更をすることなく、ややひっそりと行われているサンダーバードのリニューアル。
先行してリニューアルが実施されたT51編成を名神クロスでキャッチした。鉄道が好きな人意外は外観の塗色変更に気が付くだろうかと思ってしまう程である。
唯一インパクトがあるのが側面に描かれている不死鳥のエンブレムであろうか。
[Photo-DATA]
JR西日本683系T51編成 ”特急サンダーバード”(名神クロス) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO16000, F5.6,24mm WB:AUTO
東海エリア在住者にとって、683系2000番台と言えば、”しらさぎ”であり、北陸への足というイメージがあるのだが、それすらも今や昔話。
現在はこの様に直流専用改造を受けて、289系として”こうのとり” ”はしだて” ”きのさき”にて活躍している。
報道では知っていたのであるが、改造後の289系を見るのはこれが始めて。赤いラインもなかなか良く似合っている様に思える。
特にこの非貫通先頭車のデザインはなかなか洗練されていて好きである。
[Photo-DATA]
289系”こうのとり” (名神クロス) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400, 1/1600, F5.6,24mm(trim.)
ヒガハスは面白い。東海地区在住者にとっては、滅多にお目にかかれない様な車両が通り過ぎて行く。カシオペア紀行を撮影に来たこの日、
私にとっては何の前触れもなく、見た事もない車両が視界に現れ、慌ててシャッターを切った。カメラの再生画面で確認をしてようやく、
” 宴 ”である事に気が付く。かれこれもう20年近い車歴の筈ではあるが、比較的綺麗な車体を保っているように見えた。しかし所詮は485改造車である
そろそろ引退の時期なのかも知れず、この機会に写真に収める事が出来てラッキーであった。
[Photo-DATA]
485系 ジョイフルトレイン ”宴” 宇都宮線(蓮田-東大宮) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1000, F8,18mm(trim.)
EF65-PFの国鉄色やクリーン川崎号を撮影したこの陸橋、実はこの2本が通過する前は一部青空もバックに写りこんでいたのだが、、、
本番直前に曇ってしまうという悲劇は撮り鉄には良くある話。ところで、よい練習電になってくれたのがこの185系。
185系は全て国鉄色のグリーンストライプに戻されてしまったものだと思い込んでいたので、このブロックカラーが来たのには少々驚いた。
いづれにせよ東海の人間にはなぜ新鶴見に185系が入線してくるのかは全く理解できていない。ご存知の方教えてください。
[Photo-DATA]
185系 田町色 (新鶴見周辺) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1000, F7.1,26mm
JRが発足してから製造された211系5000番台が未だ元気に活躍している中央西線。313系も多く配備され、また313系の8000番台も投入されている
同地区では3つのカラーリングの混成編成が見られる地区でもある。その中でもオール211系編成が橋梁を渡るシーンを撮りたかったので、
このお手軽撮影地にやってきた。午後の早い時間帯は正面には綺麗に日が差すのだが、側面は微妙なので、今後は午前中に訪れたい。
[Photo-DATA]
211系5000番台 中央西線(矢田川橋梁) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1000,F7.1,33mm(trim.)
JR東日本の中でも、たえず特急に最新の機体が投入される常磐線。つい最近までE653が主役となり、「スーパーひたち」「フレッシュひたち」を
運行していたのは記憶に新しい。実は大変遅ればせながら、今回E657を見たのは初めてである。まず今回は編成写真を撮る事に徹してみた。
なかなかに面白いデザインで、E653系よりは近未来的な顔立ちをしていている様に思える。
また常磐特急からスーパーやフレッシュといった愛称を廃止し、速達タイプの「ひたち」と各駅タイプの「ときわ」に統一した点も興味深い。
「ときわ」はかつての急行列車の愛称であり、これの復活とはコアなファンしかわからない粋な計らい?っと言ったところか。
[Photo-DATA]
E657系 ”ときわ76号” 1076M (水戸-友部) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400, F6.3,49mm WB:AUTO
関空特急はるか、というとまだまだ新しい特急というイメージが強いのであるが、車暦はもう23年近くになる。その割にといっては失礼ではあるが
なかなかに洗練された飽きの来ないデザインであると思う。私自身は6両編成しか見た事がなかったのであるが、繁忙期対応の付属編成を連結した
9両編成がやってきたので、カメラに収める事とした。白い矢が関空に向かって放たれていく、、そんな印象を受ける1枚になった。
[Photo-DATA]
JR西日本281系 ”関空特急 はるか”(名神クロス) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO16000, F5.6,24mm WB:AUTO
米原操車場行きの回送を安土駅でキャッチした後は、駅外へ出てひたすら水田地区を目指す。既に安土行きの普通列車の車窓から
この水田地区に大挙として撮影者が来ていた事は確認済みであったが、回送列車の撮影ポジションはかなりバラけていたのに対し
下り本走行の撮影ポジションは皆同じところに固まっていた。しかしここはキャパが広く、特にもめる事もなく、あれだけ大勢が集まっていたのに
皆紳士的で、後から来た人にも譲り合っての撮影で非常に気持ちが良かった。しかし余りの多さにパトカーが出動する事態になっていて
特段注意を受けていた人はいなかった様であったが、田んぼなので駐車禁止ではないとは言え車で乗り付けるのは如何なものかと
思うところはあった。ただしこの地区に関しては農道とはいえないほどの立派な道がある点は他地区とは少し様相が異なる事も事実ではある。
[Photo-DATA]
EF65-11245(サロンカーなにわ)9303レ/ 東海道本線(能登川-安土駅) / 2016-07
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1250,F8,18mm WB:AUTO