大人になれないオヤジたち

模型作例と模型工具について紹介するブログです。
現在は主としてガンプラをターゲットに改造工程を紹介しています。

カテーテルアブレーション体験記 第二章(2)

2018年03月03日 | カテーテルアブレーション

さて入院初日です。

9年前は午前中に病院に入っていますが、今回は14時入り指定。妻とゆっくりランチをとってから入院しました。
初日は痛い事はされないと分かっていますので、少し気持ちも楽です。

病室は当然今回も大部屋ですが、病室に入るとなんとTVだけでなくDVDデッキも備わっていました。
ブログを読み返すと携帯用のDVDプレイヤーを持って行ったんですね、そんな事をすっかり忘れていました。
しかし今はゲームでも動画でもネットサーフィンでもスマホがあれば事足りますからね。
DVDディスクを借りておこうなんて、発想すら思い浮かびませんでした。
9年の歳月はやはり環境も相当変わっていますね。

さて病室で看護師さんから入院計画説明を受けました。3泊4日、これは9年前と同じです。
最初に驚いたのは、尿管を入れる入れないは選択式ではなくなっていた事です。
説明書に尿管を入れますと明記されています。
9年前に結局手術よりも遥かに痛かったのはこの尿管挿入時であった事は鮮明に覚えていました。
「前回入院時はしなくて良いと言われましたよ!!」と激しく抵抗、、、
後々我がままだったと、今となっては反省していますが、、、
「どうしても嫌ならば、、、」と言う事で、許していただきました。

さて、初日のメニューはまず「毛剃り」です。
術後の止血で体にバンドを巻きつけテーピングをしますし、特に鼠蹊部はカテーテルを入れますから、
へそから下、ひざから上の体毛は全て剃る必要があります。
自宅で剃っても良いのですが、何処まで剃るか良く分からないし、自分では上手く剃れない部分もあるので、
恥ずかしいのですが、前回同様病院で剃る事にしました。

前回はベッド上で若くてかわいい看護師さんに剃ってもらって、大変恥ずかしかったのですが、
今回も同様に若くてかわいい看護師さんがやってきました。
シャワー室で剃ると言うので、ベット上じゃないんだなぁ、、と思いながらヒョコヒョコついていくと、、、

なんと!バリカンを手渡されるではありませんか!? ええ!?

「それじゃあ、剃り終わったらナースステーションに声かけてくださいね~」と満面の笑顔で去って行かれました。
まあ、恥ずかしい思いをしなくて良いか、、とは思いましたが、どれだけ剃って良いのかわからないので
どうしようと思いながら、必至に9年間を思い出そうとしながら剃り始めました。

安っぽいバリカンで、いきなり全部を剃るのは大変で、結構痛いし、石鹸を塗りながらやりましたが、
肌も赤くなってヒリヒリして、これならば家でやって来ればよかったと大後悔。
剃りながら、そう言えば、意外と膝下にまでテープが廻ったり、点滴テープや手術中のテープが
腕に貼られる事を思い出しました。毛剃りを指定されていない部位に貼られたテープを剥がすのは相当痛いので、
膝下や腕の毛も全て綺麗に剃っておきました。
これは今回正解だった点です。術後にテープをはがす時に痛くなくて良かったです。

その後の入院生活で分かったのですが、看護師さんの数が9年前より明らかに減っていました。
またナースコールをしてもなかなかやってきてくれないこともありました。
数が減ってさらに担当している患者数は増えているようなイメージでした。

少しでも看護師さんの業務効率化という事で、尿管が標準化されて、毛剃りもセルフで、という事に
なったんだと想像します。

でも看護師さんは、どの人を見ても9年前に比べて圧倒的にセカセカと非常に慌しく動かれていました。
効率化を図ったと言うよりも、業務量が圧倒的に多くて、やむを得ずの対策なのだろうと思いました。
病室も満員、そして退院してベットが空くと、直ぐに掃除が入って、そして間髪いれずに次の人が入ってくると言う
超高回転状態でした。

医療現場は明らかに過密状態です。これは大変な事になっているのだなと、実感する入院にもなりました。

毛剃りが終わると、心電図を撮りに行って、初日のメニューは終わりです。
夕食を頂いて、スマホゲームで時間を潰し、明日の手術の想像をしないようにして、早目の就寝としました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする