うぬぬ…なんとスゴイ。「Wonderland♪」が弾ける人がいるなんて~~~(あなたです。あなた)。私にはとうてい。
でも、サン=サーンスの「白鳥」はね。一応、弾けるんです。暗譜で。何故かっつーと、私が「ピアノお稽古」で、最後の発表会の為に用意した曲がこの「白鳥」。当時、12歳だあ。
♪ソ~ファ~シ~ ミ~レ~ソ~ ラ~シド~♪…んで、♯や♭がてんこ盛り盛りにつく。だから、暗譜するのに死にもの狂いだったのよね…(これは原曲はきっとキーが違う。私のは「名曲アルバム」という本に入ってて、やさしいアレンジになっていた)。なのになのに。ああ、発表会の目前でウチの一家はお引越ししてしまい、結局、誰に披露することもなく終わった「白鳥」。ド下手だったからそれで良かったのか。でも小さい時にやった事って、体が覚えてるというか、今でも「ここでクレッシェンド…」とか思い出すんですよね。
一緒にピアノを習ってた「K子ちゃん」という女の子がいました。引越しのその後、なんと私と彼女は高校で再会し、K子ちゃんは学校の音楽室のピアノで、その腕前を久々に披露してくれました。
♪タリラリ~ララン♪(書きあらわせない)…ムチャクチャ早い。すごい。プロ級だ!
「K子ちゃん!いつの間にこんなに上手くなったの!?」
「あなたが引越ししてから、先生に勧められて上級コースに行ったの」
K子ちゃんは「町のピアノ教室」から「音大受験塾」みたいな教室に入り直し、毎日毎日、ショパンやリストなんか弾いていた、というではないか。「白鳥」で、すべてが終わった私のピアノ人生とは、雲泥の差!
2年生以降、K子ちゃんは、文化祭や遠足・修学旅行など、すべてパス。そして土曜日も欠席。私もクラスが違ってたりで疎遠になってたけど、巷の噂では「東京にピアノを習いに行ってるらしい」とのこと。3年生の春の日、K子ちゃんにまた会って、近況を聞いてみました。
「新幹線の回数券買って、週末に横浜の先生に習いに行ってる。東京音大を受ける。その後はプロのピアニストになる。」
…と言うではありませんか!
当時の17歳で、そこまで将来をハッキリ見据えて行動していた人なんて、まあ私の周りではK子ちゃんだけでした。だいたい「新幹線に乗ってピアノ修業に行く」なんつー発想が、まず無い!私が友人と「花とゆめ」や「少女コミック」を回し読みして、お菓子なんてポリポリ食べてた間に、彼女はもう自分でしっかと「夢へのレール」を引いていたのだわ。これがあの「おけいこ」で一緒にハナたらしてたK子ちゃん!なんだか私は「ガーン」と、後頭部を殴られたかのようなショックを受けて、しばし立ち直れないのでした。
その後K子ちゃんは、音大に入ってプロのピアニストになったのか否か解らず、風の便りも聞きません。でも、きっとどこかで華麗に弾いてるだろな。
音楽室でK子ちゃんに「なんか弾いてよー」と言われて、必死の思いで弾いた「白鳥」(なんせ、私が全部弾き通せるのはこれ1曲)。ボロボロだったけど「あははー。上手、上手!」と笑って拍手してくれたわ。でも、子供の頃は…12歳当時は、ほんのちょこっとだけ「ピアニストになりたい」と思ってたのよね…。
いろんな想いが交錯する、サン=サーンスの「白鳥」。もう一度、精魂込めて弾いてみたいわあ(あ、でも今、ピアノそのものが無い)。
でも、サン=サーンスの「白鳥」はね。一応、弾けるんです。暗譜で。何故かっつーと、私が「ピアノお稽古」で、最後の発表会の為に用意した曲がこの「白鳥」。当時、12歳だあ。
♪ソ~ファ~シ~ ミ~レ~ソ~ ラ~シド~♪…んで、♯や♭がてんこ盛り盛りにつく。だから、暗譜するのに死にもの狂いだったのよね…(これは原曲はきっとキーが違う。私のは「名曲アルバム」という本に入ってて、やさしいアレンジになっていた)。なのになのに。ああ、発表会の目前でウチの一家はお引越ししてしまい、結局、誰に披露することもなく終わった「白鳥」。ド下手だったからそれで良かったのか。でも小さい時にやった事って、体が覚えてるというか、今でも「ここでクレッシェンド…」とか思い出すんですよね。
一緒にピアノを習ってた「K子ちゃん」という女の子がいました。引越しのその後、なんと私と彼女は高校で再会し、K子ちゃんは学校の音楽室のピアノで、その腕前を久々に披露してくれました。
♪タリラリ~ララン♪(書きあらわせない)…ムチャクチャ早い。すごい。プロ級だ!
「K子ちゃん!いつの間にこんなに上手くなったの!?」
「あなたが引越ししてから、先生に勧められて上級コースに行ったの」
K子ちゃんは「町のピアノ教室」から「音大受験塾」みたいな教室に入り直し、毎日毎日、ショパンやリストなんか弾いていた、というではないか。「白鳥」で、すべてが終わった私のピアノ人生とは、雲泥の差!
2年生以降、K子ちゃんは、文化祭や遠足・修学旅行など、すべてパス。そして土曜日も欠席。私もクラスが違ってたりで疎遠になってたけど、巷の噂では「東京にピアノを習いに行ってるらしい」とのこと。3年生の春の日、K子ちゃんにまた会って、近況を聞いてみました。
「新幹線の回数券買って、週末に横浜の先生に習いに行ってる。東京音大を受ける。その後はプロのピアニストになる。」
…と言うではありませんか!
当時の17歳で、そこまで将来をハッキリ見据えて行動していた人なんて、まあ私の周りではK子ちゃんだけでした。だいたい「新幹線に乗ってピアノ修業に行く」なんつー発想が、まず無い!私が友人と「花とゆめ」や「少女コミック」を回し読みして、お菓子なんてポリポリ食べてた間に、彼女はもう自分でしっかと「夢へのレール」を引いていたのだわ。これがあの「おけいこ」で一緒にハナたらしてたK子ちゃん!なんだか私は「ガーン」と、後頭部を殴られたかのようなショックを受けて、しばし立ち直れないのでした。
その後K子ちゃんは、音大に入ってプロのピアニストになったのか否か解らず、風の便りも聞きません。でも、きっとどこかで華麗に弾いてるだろな。
音楽室でK子ちゃんに「なんか弾いてよー」と言われて、必死の思いで弾いた「白鳥」(なんせ、私が全部弾き通せるのはこれ1曲)。ボロボロだったけど「あははー。上手、上手!」と笑って拍手してくれたわ。でも、子供の頃は…12歳当時は、ほんのちょこっとだけ「ピアニストになりたい」と思ってたのよね…。
いろんな想いが交錯する、サン=サーンスの「白鳥」。もう一度、精魂込めて弾いてみたいわあ(あ、でも今、ピアノそのものが無い)。