上砂理佳のうぐいす日記

やっと秋らしくなりましたが、まだまだ日中は陽ざしがきついです。寒暖差で風邪をひかないように★

「情熱大陸SP」

2005-08-30 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
ここんとこ私は、10時半頃に仕事を終えて、夕食を11時頃に食べている…あかん。「コニシキ・まっしぐら!」やないか(寝る4時間前以降に食べたカロリーは全て脂肪になります)。相変わらずハナはタレまくってるし。でも、どうにか仕事は峠を越しつつあるわ。明日が勝負だ。頑張れ。

峠を越した安堵感で、録画しておいた「情熱大陸SP」を見る。SP=ショートプログラムではありません。「スペシャル」(!)です。大阪城公園で開催された、葉加瀬太郎プロデュースの野外コンサートですね。
今年はまた白熱のラインナップ。押尾コータローVS上妻宏光!の「ギター&三味線コラボ」が面白かった。当代きっての異色テクニシャン同士が火花を散らす~。上妻宏光さんって、前にフィギュアファンの方に話を聞いてて「すごいな~」と思ってたけど、「イマドキの若者」が三味線でロックしてるんだ~。これがカッコイイのなんの。押尾さんも負けずに、ギターを太鼓みたいに(?)叩きまくる。ギターって弦を弾くだけでなく、柄(え)を叩いたりも出来るのね。
韓国の“K”(?)というピアノ引き語りシンガーが美バラードを唄う。あちらの方って、なんでこんなに感情移入して素敵に唄うかなー。ハイトーンボイスにシビれる。ニキビがいっぱいで、素朴な外見も可愛い。大拍手。
シャネルズ(ラッツ&スター)再結成!といっても、メインボーカルの鈴木雅之のほかには、バス(?)の佐藤氏だけ。ゴスペラーズから二人助っ人が入り、4人のシャネルズ。みんな顔を黒く塗っている。「ラ~ンナウェ~イ♪」なつかしい!まだ「ベスト10」で久米宏が出てた頃ですね。いやはや。あれ、いつから黒塗りやめたのかなあ。当時は、汗で顔から黒い汁が流れ落ちないか、じっとTV画面を見つめていたものでした。でも鈴木さんは相変わらず、ソウルフルな歌いっぷりでお見事です。
EPOと堂島孝平コラボ。EPOってもうおいくつ!?私より上?ユーミンくらい?でも声は若いわ。「う・ふふふー♪」と唄う。これまた懐かしくて涙出そ。
トリはもちろん、葉加瀬さんです。「情熱大陸」のテーマ曲を、激しくロックして弾きまくる。すごい。すごいわー。あれだけ激しくバイオリンを左右にゆすって弾いて、弦が切れないんだろーか!私の住むS市出身(名誉市民?)葉加瀬太郎の才能は、いつどこで聞いても色褪せないのだわ。

今を去ること、○○年前。奈良の橿原神宮で「クライスラー&カンパニー」の野外コンサートがあり、私はタダ券が当たったので、友人を誘って見に行きました。まだ葉加瀬さんは音大の学生で、「クライスラー」3人組がブレイク寸前?の時分なのでした。なのになのに、満杯の会場はすご~い盛り上がり。
初めて聞いた「バイオリンなのにロック」!ベートーヴェンみたいに、カーリーヘア(アフロか?)を獅子舞の如くブン回して演奏する。足を床に打ちつける。踊る。跳びはねる。そして、超絶技巧の速い速い指さばきなのに、「うまいでしょ」って押し付けがましさが全然ない。とにかく「歌ってる」の。バイオリンが歌うのよ。ボーカルのごとく。魂を込めて、心から楽しそうに歌ってるの。最前列で見ていた私と友人は、葉加瀬氏の飛び散る汗に圧倒されブッたまげて、その後コンサートに足しげく通ったのでした(今、チケットはなかなか取れないことでしょう)。
その後、セリーヌ・ディオンと共演したり、世界的に華々しい人になっちゃったけど、「情熱大陸」なトコロは全然変わってないなあ(顔がますます太ったか?)。バイオリンという楽器の概念を、根こそぎひっくり返してくれたこの才能。酔いしれるわ。私。

最近の葉加瀬氏は、関西名物番組「探偵ナイトスクープ」の御意見番として登場したり、ラジオでも鋭いボケトークで笑わせてくれるのですよ。ま、それもいいんだけど、そろそろフィギュアスケートの音楽でも、もっと葉加瀬さんや上妻さん、押尾さん等を起用してくれないものかな。茂山兄弟もいいね。三味線だけでSPを滑るとか。日本にもこれだけの逸材がいる!「JAPAN」といえば、喜多郎…坂本龍一…(あ、「鼓童」もありましたか)でもいいんだけど、もっと多岐にわたって、素晴しい音楽家を使ってくれ~。それが「オリジナリティ」っちゅうもんやおまへんか。葉加瀬太郎で誰か滑って!モロゾフよ。また作っておくれ~。
コメント
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