上砂理佳のうぐいす日記

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震災の日

2007-01-17 | うぐいすよもやま日記
今日、1月17日は、あの阪神大震災から12年目なんですね。
あと何時間かであの時刻・・・寒い寒い早朝でした。
とにかく「寒かった」ことは覚えています。
あの頃はまだ父が元気で、お勤めしていて…母も大阪市内に勤めてて。
1ヶ月くらい、お風呂はそれぞれ仕事場の近くで入って帰ってきてた。
私だけが会社をやめて絵1本になってて、コンクール用の絵を描いてたのかな。
友達の家をハシゴして、お風呂に入れさせてもらってたのを覚えています。

毎年、いろいろな事を思い出すけど、他の地域の人には、もう風化した出来事なのかもしれません。でもあの時の教訓が今、生かされているか?と言ったら解らない。解らないまま、小学生だった子供が社会人になっています。
ただひとつ言えるのは、余り「モノ」に執着が無くなった、ということ。
服とか本とか食器とかCDとか。もちろん、大事にしてはいるけれど、いざ「失ってしまった」のなら、それでも人間、やっていけるなあ、ということ。
ブランドもんも、流行の映画も、TVもグルメもお洒落な服も。
なんだか、いろんな物の価値観がひっくり返った数ヶ月を過ごして、また現実に帰ってきて、すこしずつ「モノを楽しむ」感覚も戻ってきた。
でもあの頃の奇妙な感覚、というのは、たぶん一生忘れられないです。そしてああいう事態の時の方が、ご近所や友達とより近しく、親密になれたという。今はまた一定の距離を保っている(その辺が「中途半端な都会」なんだろけど)。

今日は「祈りをささげる日」でいたいと思います。
コメント (4)
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