上砂理佳のうぐいす日記

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日経文庫・STEP×3★

2011-03-02 | 大ちゃんたら大ちゃんたら


今日は、サンケイEXに大ちゃんのコラムが載る日ですよ!お忘れなく
さて、日経ビジネス文庫から出た「STEP!STEP!STEP!高橋大輔~原真子著」ですが。
「買い」です!!!800円でこの濃さ!!!
文庫本なのでハンディだし、まずパラパラと吟味。そしてじっくり味わおうか~と。
写真も満載。写真家による解説まで付いてます。巻末に北島康介対談もノーカット。

「ねえねえ聞いて」のブログ調の語り口ですが、時系列が解りにくいのが難と言えば難。
「2011年11月」なんて記述は「はれっ?」ですよね(これは単純にミスでしょう…)。
でも、フィギュア裏話や、もっとも気になるスケーターの収入・支出など、
「そこが知りたかった!」ツボ突いてます。かなりマニア向けな内容かな。
そう、お金の話が露骨に出てくるのは、今までの高橋本では余り無かった…さすが日経ですか。
何より良いのは、単なる「スター賛美本」ではないこと。
持ち上げ過ぎもせず、根拠なき批判もしない。
原さんの「高橋大輔観」を、読者に押し付けてこないところが良いです。
非常にぶっちゃけた現実的な切り口で、高橋選手とそのスタッフ、
フィギュアスケートの世界を詳述しています。

大ちゃんの事を良く知らない人には、面白くないかもしれないけど、
「誰でもすぐ読めて楽しめる」本ならば、わざわざ出す必要はないでしょう。
そういう「当たり障りの無い」ものならば、他の出版社からも出せますから。
青嶋さんでもない、田村さんでもない、原さん独自の見方があるからこそ、
「マニアにはたまらない」部分で成功しています。
ということで、うぐいすジャッジ的には

…それにしてもP.263
“「そんな悠長なことしていたら、やられまっせ」。
後ろからどつかれたというか。
ぶつかってきた相手が、ひときわ昇竜の小塚だったというのは印象的だ。”
これって、まさに私が言いたかったことやないですか!
よくぞ言ってくれた原記者。
「衝突された」なんてもんじゃない。
「どつかれる」というのは、もっと胸にハラに腰に、ドカンと打撃を与えられることだ。
しかも、「どついた」のは、さんざ可愛がってきた後輩…。
「ウカウカするな高橋!」と、正に象徴的な事件ではあったけど、
どのメディアも、小塚選手のバックグラウンドを配慮してか、曖昧にボカしているだけだった。
私自身も、書きようがなかった。ああヘタレ。
ホンマ、ライターはこれぐらいの覚悟でペンを走らせなくてはならない。
原さんって慶応卒だけど、日経新聞大阪所属ってあるから、もしかして関西人
コメント
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