上砂理佳のうぐいす日記

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ナオミとカナコの行く末が気になる!?★

2016-02-26 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
大きな締切をひとつクリアしたので、ちょっとホッとしてます

「逃げる女」が終わってしまったので、目下「ハラハラドキドキ」№1ドラマの「ナオミとカナコ」。全く見るつもりがなかったのに、ハマるハマる。
老舗弱小デパート(?)の外商で働くナオミが、顧客用内覧会を準備する場面からスタートしたので、グングン引きこまれてしまいました。デパート外商×美術となれば、見ないわけには(笑)。

ちょっとテンポが遅い?って思ってたんですが…2話でもう、ダンナ殺されると思ってたのに、4話まで引っ張るし(笑)。
でも、殺されてから俄然恐ろしさが高まってきました
ちょうどドラマが終わった直後、「岩井俊二のMovieラボ」のお題が「映画のウソ」で、タイミングの良さに笑ってしまった(笑)。
取り上げていた「太陽がいっぱい」の1シーンと、ナオミとカナコがでっち上げる「ウソ」が被るのです。
犯罪を犯して隠蔽しようとしたら、「ウソ」をどんどん上塗りしていかないといけない、無限地獄に陥るわけね。。。。

李社長=高畑さんの相変わらず怪演っぷりが気持ちいい
メチャクチャな人ではあるんだけど、「女でも強く生きていけ!」って物言いに納得してしまう。なんかこう「生き抜くパワーの凄い人」って、「いかにも中国」って感じする。
そして、殺されたダンナのお姉さん=吉田羊がいいですね~。怖い怖い。
この人、何歳なのかもよくわからないけど、ただの美人女優じゃない存在感が。目力が凄いよ。初回から「こんな小姑が居たら地獄…」思たもん(笑)。
そして、殺人を犯した直後、普段はしっかり者のナオミがかなり精神的に動揺してて、気が弱そうなカナコが「ひとかけらも後悔してない」と言い切るところなんか、対比として面白いです。やっぱり「ひどい目に合った当事者」と、「あくまで傍観者」では、居直りの度合いが違う。
タイプが違うけど親友同士ってところがいいんだけど、果たして「女の友情」は最後まで続くのかな?原作者・奥田さんは容赦しないように思える…。

昨夜はまた大変なことになっちゃって(笑)、罪を犯して失踪したダンナの身代わりの、中国人リンさんが日本に戻ってきてしまった~。マンションに入れたらまた防犯カメラに映ってしまうがな。。。
そしてカナコは、殺したダンナの子を宿してしまうし今ここで?なんで?なんという皮肉。
お姉ちゃんは証拠を握って、ナオミを崖っぷちに追い詰めるし。でも今んとこお姉ちゃんは勘違いしてるから、これを上手く利用できるか?そんな知恵がナオミにある?
どうする?どうなる!?

私の予測では、李社長が上手くナオミとカナコを中国に逃してくれるのでは!?
追い詰められた二人は、遺書を残し自殺→死体発見できず行方不明。
しかし、二人は美術品の輸送荷物の中に入り、李社長が検閲をまるめこんで日本脱出。
生体反応が出てヤバイのならば、「中国のお金持ちが日本の錦鯉を購入した」ことにして、錦鯉になりすまして荷物の中に入るのもいいでしょう(シロート考え・笑)。
だって、李社長の仕事を「日本の品を中国に売る」設定にしてるんだから、生かさなきゃね…彼女の存在は「自由へのパイプライン」に見えるんだよね。
なんとか中国に渡った二人は、リンさんと共にド田舎の山村に逃げ、一緒に紹興酒を作って幸せに暮らすのです。。。
カナコの赤ちゃんはリンさんの子供、ということにして(なんせダンナとリンさんは顔が一緒だから、既成事実さえ作れば大丈夫でしょう)。
パスポートも住民票も無くても、中国の山奥ならなんとか生きていけるのでは(甘い?)。
そして李社長はひとり日本で、「私の娘たち!強く生きていくのよ!」と、ほくそ笑むのです

あと、美術的に、登場人物の衣装の色がいいです!
主人公の二人はなるべくモノトーンにして、李社長は「赤」がメイン。お姉ちゃんには「からし色」のコート。
あの配色が絶妙で、「スパイス役の人にはスパイスの効いた色を」と、実に考えられていると思います。
お姉ちゃんなんか「青」でも「緑」でも「ピンク」でも駄目で、あれは「からし色」だから、怖さがグッと引き立つ。
ドラマの衣装って、演出の質を見極める結構大事なポイント★
コメント
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