上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

凄すぎて★

2019-03-24 | うぐいすよもやま日記
埼玉世界フィギュア、全カテゴリー終わりました~。
この間、東京で久しぶりに会ったジョニ友のTちゃんは、男子SPから三連チャンで見に行ったそうで、すごいボリュームだったろうなあ。
大ちゃんが欠場した五年前のワールドでも凄まじい疲労感だったのに、ご贔屓選手が出ていたらもう死亡してたかも。

女子も凄かったけどやっぱ男子の優勝争いは。。。
羽生君は大ピンチの時ほど燃えあがるタイプですから、フリーは気迫で滑り切りましたね。お客さんにとっては大満足の演技だったかと思われます。
こういうシチュエーション、彼の大好物じゃないですか(笑)。燃えて燃えて楽しかっただろうな~。
怪我明けでも強いのは想定内だったけど、シーズン通して滑り込んでない分、特にフリーはブラッシュアップが足りなかったように見えました。細かいところの振り付けの詰めがややゆるく、もう少し密度上げられたと思います。
ネイサン・チェンは、全米選手権フリー朝の公式練習で初めて着た本番衣装が、機能上問題があったらしく、急遽、練習着で本番を滑ったそうですが。
その本番フリーがパーフェクトの出来だったので、験担ぎで今回も着たのかな、と思いました。
でも、シーズン前半で着てた衣装でナイスだったのに…SPもフリーも(なぜ変えた!)
「ダッタン人」シーズンまで普通のお洒落衣装だったのに、どうしたんでしょうね。
衣装変えたら、あと三点ずつは上乗せ出来たと思うよ。。。(^_^;)

あの羽生君への嵐のような大歓声とプーさん洪水のあとで、さすがのネイサンでも平常心ではいられないかな…大崩れもあるかな…と思ったけど、最初の4回転ルッツが決まった瞬間、良い流れを引き込んだようで。フリップが調子悪かったのに立て直してホッ。
でも最後まで緊張しましたよ。。。全米と同じことをやれって、そんなことってあるかしら。あるか!?

ネイサンフリーの「land of all」という曲は、映画「ノー・エスケイプ~自由への国境~」のサントラからで、メキシコからアメリカへ入国しようとする移民が主人公の物語だそうです。
ネイサンがシーズン初めに「自分が何者であるかを表現したい」と語ってましたが、移民としての苦悩や戦い、圧力(トランプ?)に屈しないパワーを、地下から呻くような歌声にのせて、全身で表しているのかな、と思いました。
昨年のフリーも、中国からアメリカに渡ったダンサーの物語でしたから、自らのアイデンティティを極めて大事にする思想は日本人との大きな差異を感じます。

後半疲れがたまっていくのに、動きはどんどん激しさを増していかねばならず、ジャンプが決まらないと悲惨な出来になるリスキーなプログラム。
10月初めのジャパンオープンで初披露した時は、新ルールに全く対応出来ておらず、やっぱりエール大学と両立なんて無理かな…と不安いっぱいでしたが、調整もうまくいったようで素晴らしい出来でした!
シーズン通して戦ったことでエレメンツも振付も磨かれていき、ファイナルまでは決して良い内容ではなかったのですが、こうして最後に実を結び、ホンマに胸がスカッとしたな。

全米選手権のネイサン評をブログで書きませんでしたが、あまりに凄すぎて書けませんでした(笑)。
だから、もしワールドで「全米の再現」が出来たらネイサン語りしたい!と思っていたので、ああ書けて嬉しい★
コメント
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