寛平ちゃんは今どのあたりなんだろう。

●見つけました、間寛平・アースマラソンHP。

　先日、忌野清志郎が亡くなったときに、久しぶりに報道がありました。それがいかに偉大なチャレンジだと思っていても、人はなかなか2年にも及ぶ他人のチャレンジに強い関心を持ち続けられない。大騒ぎするのはまあせいぜい始めと終わりくらいでしょう。
　私もほとんど忘れてました。すでに開始152日、踏破距離は16,000kmを超えているようです。
間寛平・アースマラソン　公式ブログ

　たいへんなチャレンジに違いなく、その点について疑う余地はゼロです。ただ、多くのスポンサーを抱え、テレビなどのメディアとも連携した「仕事」でもあり、そのことでさまざまなリスクを回避してもいるわけです。仕事だからこそ可能になった壮大な挑戦という言い方ももちろんできるわけですけど。
　これがリスクもすべて一身に背負った抜き差しならない挑戦ならさらに大きな賞賛を送りたいところですが、それで仮に怪我でもしたり、世間から忘れられたりして彼の芸人人生が終わったとしても誰も助けてくれないわけですから、ある程度の保険をかけるのを誰もケチはつけられません。
　今後はこの公式ブログを時々のぞいてみようと思います。日々、YouTubeに動画もアップされているようです。呆れるくらい便利になりました、ほんと。

Day151 Digest！



　

飯田徳子さんや寛平ちゃんには頭が下がります。

　世の中にはほんとにすごい人ってのはいるもので、この新聞記事（朝日新聞・2009/5/14「ひと」）を読んで、昨年だかに見たTVのおばあちゃん（に間違いないと思います）を思い出しました。
　今ヨットとマラソンで世界一周に挑んでいる寛平ちゃんのサハラ・マラソン挑戦を追ったドキュメント番組でした。
　このときは、早々にリタイヤしたはずです。寛平ちゃんは完走して、リクエストした冷えたビールをジョッキで飲んでました！

Darbaroud - Marathon Des Sables 2009


●72歳で5日連続フルマラソン。しかもサハラ砂漠！

　記事によれば徳子さんは72歳。この4月、今年の大会では最高齢で走り切ったという記事。サハラ砂漠の日中は40度を超える猛暑、夜は10度以下という激しい温度変化の環境の中、5日間ぶっつづけでフルマラソンを走る。ありえないですよね。
　それでもなお最高齢記録75歳を超えようと来年も参加を決めているそうです。
飯田さんのサハラマラソン挑戦記

　寛平ちゃんにせよ、飯田さんにせよ、こういう人たちを見て、我が身を振り返ると実に情けない気持ちになります。
　小学校の普通の先生だった飯田のおばあちゃんは23年前女子マラソンをTVで見てマラソンを始めたそうです。以来出た大会は500近くにもなるそうです。まだ4大会、フルを走ったことがない私には気が遠くなりそうな数です。

●大人の走り。これがなかなか難しいが面白い。

　ただ上を見ればきりがない。自分に出来ることを甘えず、無理せず、自分のペースでやる。マラソンを走る楽しみは距離やスピードがすべてではないと思っています。
　自分で考え工夫して走る。自分の力をきちんと把握して欲張らず、確実にステップアップしていく。そこが面白いと私は思ってます。
　何にせよ、人から言われるままやるのはつまらない。人によってポテンシャルが違うので、到達できる高さはマチマチでしょう。それでいいと思います。それが現実だし、個性ですから。他人と比べるのではなく（大会に出て本当に実感しましたがこれが実は難しいですよね、一番）自分の目標を持って、自分らしく走る。それが大人の走りってもんだろうと思うわけです。