
最新アルバム「そしてもう一度夢見るだろう」からの1曲。川辺を自転車で走ってるカップルが「とりあえずどこへ行こうか?」っていう、まあ歌詞はたわいもない。

でもこの歌詞にある「クリームソーダ」「カーディガン」「マーガレット」なんて言葉や、全体のイメージは昔のユーミンぽくて懐かしい感じがした。
この曲のスピード感は、ゆっくり自転車が移動している速度並みで--つまりジョギングにはぴったりである。ゆっくりと風を縫って行くような空気感が感じられて心地よく走れるにちがいない(と思う。今日から私はしばらく走れないので想像です)。

ほぼデビュー当時から30年以上もけっこう熱心なファンだけど、今でもときどきこういう新鮮な感じさえする曲を作ってくるユーミンという人はやはり天才なんだろうなあ。ところどころどこかで昔聴いたような「既聴感」があるのは(程度の問題はあるけど)古くからのファンにはこそばゆくもうれしかったりする。