Sandalia Dela ／クレモンティーヌ

その日走りながら聴いた中で最もグッときた曲という主旨なので、とにかく良くも悪くも1曲に絞って紹介してきたんですが、何せほぼハーフを走り2時間近く音楽を聴いていたので、特別にもう1曲取り上げさせてもらいます。
夏といえばボサノヴァ。ボサノヴァの定義というのはなかなか難しいですが、ポルトガル語でいわゆるニューウェーブ的な意味のようです。特徴としては、まず楽器はギターがメインで、独特の奏法があるとのこと。さらにはいわゆるラテン的な朗々たる歌い方ではなく、ささやくように、つぶやくように歌う－－だからクールで涼しげなんでしょうね－－というのが大きな特徴のようです。日本で最も有名なボサノヴァ歌手は小野リサでしょうが、彼女のスタイルはまさにその通りです。聴いてるだけで涼風が吹きぬけていくような感じです。
この曲はボサノヴァのスタンダードなんでしょうね。たぶんいろんな人がカヴァーしてると思います。私が聴いたのはClémentineによるものです。
1999年発表の「Couleur Cafe」に収められていますが、このアルバムには一時期相当夢中になりました。1曲1曲も、アルバム全体としても素晴らしい完成度だと思います。今でも時々聞きますし、傑作です。
「Sandalia Dela」とは「彼女のサンダル」という意味。踊りすぎて擦り減ってしまった彼女のサンダル。踊りすぎて腰も痛い。っていうようなたわいもない歌詞のようですが、お洒落でコケティッシュな雰囲気が楽しいですね。クレモンティーヌの手にかかるとこんなに洗練されてしまいます。夏のランニングではもう最高です。

Fred Jones Part 2 ／ベン・フォールズ

Ben Foldsという人がどのくらい有名なのか全然わからないんですけど、この曲は素晴らしいと思います。
2001年発表のようなのでそう昔でもないですが、「野生の感」で店頭のポップでも見て購入したはずです。しばらく聴いてなかった。こういう僥倖はiPodのおかげと言っても過言ではないですね。
シンプルでビートルズを思い浮かべるような悲しげで美しいメロディー。ストーリー性のある歌詞なんだと思います（詳しく確認してなくてスイマセン）。アコースティックなアレンジも曲にぴったりあっていて、とにかく心に沁み入ってきます。
人生を少しかみしめながら走っている中年のランナーにはグッと来るに違いありません。
「Rockin' The Suburbs」（2001）収録。このアルバムには他にもいい曲がいくつかあったと思います（詳しく確認してなくてスイマセン）。

※これがPVみたいですね。たぶん歌詞のイメージに沿った映像だと思います。
Fred Jones Part II


※こちらはTV番組か何かでのLIVE。
Ben Folds- Fred Jones Part 2

7/11（土）ランニング・ダイアリー LSD 20.5ｋｍに挑戦

◆今日の走行距離：20.5km（7月通算：51.5km）
◆タイム：2時間2分23秒（ハーフ換算：2時間5分57秒）

◇自転車でだいぶ前に一度下見したんですが、その時は道を間違っちゃったりしてあまりあてにならないまま、今回初めて走りました。
◇コースはジョギングシュミレーターで設定しました。ぴったり20.5kmです。トレースの仕方で多少の誤差はあるでしょうが、まずまずの目安になり重宝します。
◇気温は27～28℃（途中3か所道路の表示で確認）。けっこうきつかったですが、オレンジのゲータレード約1ℓを携行。レースのシュミレーションのつもりで5kmごとに飲み、計画してたわけではないですが、ちょうどすべて飲み切りました。
◇坂もところどころあり、信号で数か所止まりました。また、線路が渡れず1か所で引き返し、回り道をしました。というようなことを考えれば、もともとLSDのつもりなわけで、まずまずのタイムだと思います。
◇20km以上走るのは3月15日関シティマラソンでハーフを走って以来です。しばらく故障で長い距離を走れず、ようやくこの1か月は6km程度を走り続けてきました。そろそろ長い距離を走っておきたいと考えチャレンジしてみましたが、何とか走り切れて、これでどこか痛くならなければ、万々歳です。自信になります。
◇今のところ深刻な痛みはありません。太腿の前側とふくらはぎの筋肉痛。さらには右足中指の爪（以前爪下血腫になった）が走っている間痛かったのと、両膝下に若干違和感があるくらいです。