
忌野清志郎が亡くなってまもなく4カ月。思えば長い間歌い継いできた(リスナーから言うと折に触れ聴き続けてきた)忘れがたい名曲がいくつもあった。

この曲もそのうちの1曲にちがいない。1980年にシングルがリリースされているから、約30年歌い続けてきたことになるけど、いま聴いても全然古臭い感じがしない。

私が意識的に聴き始めたのは、やはり闘病発表後になるけれど、アルバムを聴いて今更ながら驚いた。どの曲も、一部確かにアレンジなどに時代を感じさせるものもあるけれども、歌詞、歌い方、メロディなどいま聴いても違和感がない。

大事なことは大抵終わってから気づく、というのは真実に違いない。

忌野清志郎という人の偉大さもその例にもれないとつくづく思うこのごろである。

哀悼の意をこめて。

私の聴いたのは「BEST OF THE RC SUCCESSION 1970-1980」収録のものです。
雨上がりの夜空に 忌野清志郎 (2008年の演奏)
※この動画は清志郎が亡くなった2009年5月2日にファンの方がアップされたものです。