MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

ランナー(に限らないけど)はPM2.5にどう対処すべきか --呼吸器内科医・倉原氏の指摘

2013-03-13 | 走らずに考えたこと
■今に始まったことではない。冷静に対応しよう

 専門家の意見について多少は調べてから書いたのだが適当な情報が見つからず、「環境毒性学」--そんなのあるんですね、いやあるでしょう、あるべきです--の先生の取材コメント(毎日新聞)だけしか紹介できず、どの程度の心配や対処が必要か、いまひとつ分からないままにアップした「『黄砂とPM2.5』ランニングへの影響」

 自分ももう少し具体的な情報を知りたかったし、思いがけず多くの方が来ていただいて、にもかかわらず、あまりお役に立てなかったのではないかと気になっていたところ、「呼吸器内科医」というピンポイントでご専門のお医者さんの、極めて専門的でまことに理性的な指摘を見つけた。

 PM2.5の問題は本当に緊急事態なのか?

 ポイントは

 PM2.5の問題は何年も前から指摘されていた
 にもかかわらず、そうした事実を踏まえず、突然降ってわいたごとく不安をあおる報道をするマスメディアや、(子どもへの健康被害を強調して)さも緊急な対応が必要だとするマスク会社
 PM2.5は健康上のリスク要因である事は事実だが(肺がん・動脈硬化・ぜんそくなど)、少なくとも現在までのところ(まだ知られていない影響があるかもしれない、ということですね)、その人体への有意な影響は長期的に高濃度のPM2.5にさらされ続けた場合に限られている
 つまり、1日や2日(短期的に)環境基準値を超える(SPRINTARSの「非常に多い」に該当)PM2.5の暴露にあったからといって、重大な健康被害を及ぼすとは考えにくい
 持続的に高濃度のPM2.5が観測されるようなら政府が中国に対して対策を講じるべき(「ただ欧米に比べると大気汚染に関する対策は遅れており、日本は一概に中国を非難できるものではありません」とも書かれている)。
 世界はさまざまな有害物質にさらされている。PM2.5が安全だというわけではないが、はるかにリスクの高い物質がいくつもあり、マスメディアやマスク会社が騒ぎ立てるからといって過剰に反応するのではなく、冷静に対応しよう


 より正確で詳しい内容は、上記倉原氏のブログをご覧ください。

 個人的には、倉原氏の指摘が必要十分で信頼に足るものだと思われますが、違う意見をお持ちのお医者さんや専門家がおられるかもしれません。倉原氏ご自身も「個人的な意見も入っていますので、あくまで一意見としてご笑覧いただければ幸いです」と書かれています。

 というわけで、ランナーの皆さん、PM2.5に対する過剰な反応は不要のようです。ただし、今の時期、黄砂花粉など気になる物質が飛散しています。個々に対策を取るべきは取って、楽しく走れるといいですね。 
コメント
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