フリーペーパーから:
医師:日野原重明さんの記事
103歳となる現在も、医師として活躍しています。シニア世代へ向けたエールを、おうかがいしました。
日野原さんは多くの命に触れ、
人は社会と関わり、人と関わり、人のために生きるとき輝くという思いを強めます。
60代、70代はまだ現役です。老後と考えず、仕事を持つべきです。
得意な分野、関心のあることを勉強し働く。
大切なのは、やり甲斐です。人や社会のためになる。
それがやり甲斐になり生き甲斐につながります。
技術や知識を身につけるのに遅いなんてありません。
家にこもらないで外に気持ちをもっていく。友人を持ち、行動することです。
ボランティアはいいと思います。社会のために尽くせば、それは自分に返ってきます。
日野原さんは人生の多くの時間を人のために費やしてきました。
その生き方に今は幸せを感じると力を込めます。
私は自分の時間のほとんどは誰かのために捧げてきました。
それこそが幸せだと信じています。
長く生きていれば、いろいろある。辛いことも苦しいことも。
でも、それが人生なんだから前を見据えて進みなさい。
日野原さんはその言葉通り2022年までのスケジュール帳を使っています。
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同じフリーペーパー:
小林弘幸先生の健康講座
心身のリセット法
ため息をつく前は、たいてい悩み事を抱えています。
思い詰めていると、どうしても呼吸が浅くなります。当然、息苦しくなり、
その反動で自然と出るのがため息です。
いわば、ため息は「呼吸を整えるリカバリーショット」のようなものです。
呼吸は自律神経を整えるために欠かせません。
息を吐く時間が長いほど効果的に副交換神経が優位になり、短くすれば交換神経が優位になります。
副交換神経を優位に切り替えることで抹消の血流が増加し、血流が良くなります。
その結果、筋肉が弛緩して体がリラックスするからです。
ちなみに、呼吸を重視するヨガや太極拳は、ゆっくりと息を吐いて副交換神経の働きを
優位にするため、全身の血流を良くするのに役立ちます。
イライラしそうな時は、4秒かけて鼻から吸い、
そして倍の8秒をかけて口からゆっくりと息を吐くことで、
副交感神経を刺激して心身を良い状態にリセットします。
呼吸は瞬時に体の状態を変える力があるのです。
日野原先生の「自分の時間を誰かのために捧げてきた」と言える人は、本当に幸せです。
お医者さんなので、患者さんのために生きてきたのですね。
それとは正反対とも思えるニュースもありました。
腹腔鏡手術後に8人が死亡する事故が群馬大病院でありました。
そして、千葉県がんセンターにおける腹腔鏡手術について、
患者が術後に短期間で亡くなる事例が続いた。
同じ、医者でも、その人の志によって、生き方が違ってきてしまう・・・
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呼吸の仕方でリラックスできるのに、普段、忘れています。