香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ピエタ

2012-06-23 16:09:33 | 本のこと
大島真寿美さんの『ピエタ』

 18世紀ヴェネツィア。「四季」の作曲家ヴィヴァルディは、
 孤児たちを養育するピエタ慈善院で〈合奏・合唱の娘たち〉を
 指導していた。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の
 訃報が届く。
 一枚の楽譜の謎に導かれ、めくるめく物語の扉が開かれるーー。


2012年の本屋大賞第3位、テレビや新聞など各メディアでも
とても評判が良かったそうです
18世紀の慈善院に捨てられ、そこで育ちずっと生活をしている
エミーリアが語る独特の口調と感覚が、
途中「?」となることもあったけど嫌いではなく、
大きくストーリーが動くわけでもないなか、
いつの間にか、小説の世界に入り込んで
なんだか、ずぶずぶと沈んでいました
ヴェネツィアのあの狭い島の
いつもカーニバルのような雰囲気が思い起こされ、
わたしが知っているより、もっともっと
色濃く不思議な世界だったろうと思うと
そこで生きて死んでいく人たち、
そこを出て行きたくてもがく人たちが愛おしくて、
静かに生きていくことの幸せを感じました

もう何年も前ですが、ヴェネツィアに行った時の写真を
久し振りに探して見てしまいました
一緒に行った人たちの笑顔が若くて、自分は写っていないけど、
時の経過を感じてしまいます




合間に、お風呂の中とか、ちょっとした時間に読んだ本
マツコ・デラックス『世迷いごと』

 一度見たら忘れられないインパクトで、いまや
 あっちこっちに引っ張りダコのマツコ・デラッックス。
 広末涼子、高岡早紀ら芸能界の美女から女子アナ、
 スポーツ選手、果ては谷亮子議員まで、マツコが
 気になるオンナたちの本性を鋭く見抜く。

えっと、マツコさんが出ているバラエティ番組を見ている感じ
ささっと読めて、ぷぷっっと笑って、ほう、そう見るかと感心して
本気にしないで楽しめたらこっちのもの という感想です

この頃の札幌のお天気は、梅雨かいというくらいジメジメ
そして、天気予報が全然当てにならない
火曜日くらいに見た週末の晴マーク予報が、
金曜日になると雨マークになっている
温暖化で、北海道にも梅雨が来るのかな、それは嫌だなぁ
通勤もどんよりとした天気が多い中、雨に濡れたお花だけは爽やか




今日もすっかり雨マークの午前中予報だったけれど
なんとなく降らない感じがしたので、走りに行って来ました
夕方から用事があるので、いつもと一緒の距離・・・
札幌マラソンのハーフにエントリーしちゃったのだけど
大丈夫かな、走れるかしら 
白石サイクリングロード往復という練習をしてみたいのだけど、
うむむ。。。大丈夫かな 走れるかしら