香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

眩(クララ)と夜空と

2016-04-13 23:15:15 | 本のこと
朝井まかてさんの
『眩』(クララ)



北斎の娘にして「江戸のレンブラント」
天才女絵師・葛飾応為の知られざる生涯。


あたしはただ、絵を描いていたいだけ。
愚かな夫への軽蔑、兄弟子への叶わぬ恋、
北斎の名を利用し悪事を重ねる甥――
人生にまつわる面倒も、
ひとたび絵筆を握ればすべて消え去る。
北斎に「美人画では敵わない」と言わせ、
西洋の陰影表現を体得し、
全身全霊を絵に投じた絵師の生涯を
圧倒的リアリティで描き出す、
朝井まかて堂々の代表作!



杉浦日向子さんの『百日紅を読んでいたので
背景や、関係性などは、すぐに理解でき
想像もできたのだけど
小説の世界に引き込む力は半端ない
絵を描くことに対してのひたむきさや
人間臭さとあきらめと恋と
生きていく上での葛藤する気持ちが
心の中に押し寄せてくるような感じ
朝井まかてさんの歴史小説は
本当に面白いと思います

益田ミリさんの
『夜空の下で』



見上げてみよう、夜空の星を
かなしいとき、つらいとき、
その存在が自分の悩みは
ちっぽけなものだと思わせてくれる。
ほんわかコミックエッセイ


ふと夜空の星を見上げると、色々なことを思い出す。
木星は太陽に成り損なったのだと教えてくれた父、
同級生と恋の話をした部活の帰り道、
田舎から遊びにきた母と見た流星群。
思い起こせばいつも空には星が瞬いていた──。
夜空の下に生きる人々の、
ちっぽけで愛おしい姿を描き出したコミックエッセイ24編。
ロケット打ち上げ見学記と
2117年までに起こる天体現象を記した宇宙カレンダーも収録。


宇宙のことって、改めてあまり考えなかったけど
何億年か後には、太陽が膨張して地球はなくなるんだ
いまの時代に、宇宙のことを調べているのは
何億年か後のその時に備えてでもあるんだ。とか
ずっと満天の星を見ていないなぁと夜空を見上げたり
そう、札幌の空にもあまり星を見なくなったよ。とか
ふわ~と色々と考えて、感じて、思い出して。

  
      

この前、知り合いの方に誘われて
知り合いの方の、知り合い、またその方の知り合いなど
ほとんど初対面の方々との飲み会に参加してきました
若いころだったら、「人見知りだから」とか言って
絶対にそういう場所にひとりで出かけたりしなかったけど
走るようになって、誰も知らない場所に仲間を見つけに出かけたり
そうやって出かけると、得るものも感じるものも大切で
好意で誘われるものには、なるべく出かけるようになりました

新琴似の侑膳という中華レストラン
出てくるもの全部、すっごく美味しかった
ちょっと遠いし、行きにくい場所にあるけど
また行きたいな~ 楽しかったし~