香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

重くないミステリー

2018-05-26 22:31:09 | 本のこと
殺人事件とか泥沼劇みたいなものがない
日常のミステリー作品を続けて読んだのは偶然

芹沢央さんの
『今だけのあの子』



新婦とは一番の親友だと思っていたのに。
大学の同じグループの女子で、
どうして私だけ結婚式に招かれないの……(「届かない招待状」)。
環境が変わると友人関係も変化する。
「あの子は私の友達?」心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり、
友情は不信感へと変わった。
「女の友情」に潜む秘密が明かされたとき、
驚くべき真相と人間の素顔が浮かぶ、
傑作ミステリ短篇集全五篇。


当事者の心が痛くて、結果もちょっと辛いのかな?
なんて思いながら読んでいたけれど
人は捨てたもんじゃない、信じて良かったねと
ほっとするお話ばかりだった
短編なのもあり、毎日1編ずつ読むことができて
楽しめたな

坂木司さんの
『僕と先生』



こわがりだけど推理小説研究会所属の大学生・二葉と、
ミステリが大好きな中学生・隼人が、
日々の生活での様々な「?」を鮮やかに解決するシリーズの第二弾は、
謎めいた人物も見え隠れして、ますます目が離せません。
さらに今作には、著者の作家生活15周年を記念し、
別紙にて、4出版社合同企画のリレー掌編、
『坂木司特別便・ホリデーが肉だと先生が困る』が、初版限定で入ってます。


覆面作家・坂木司さんのミステリーは
大好きなお煎餅のように
時間が経つと読みたくなる
それぞれのシリーズの人たちがが愛すべきキャラなんだよ
文庫本で見つけると、必ず買っちゃうな
今回も楽しませてもらった

今週は、前半はバタバタしていたのだけど
後半は、ドカンと嫌な言葉に攻撃されたりはしたけど
そんなに忙しいわけではなく
そうなると、なんとなく時間の使い方が下手になっている気がする
自分の時間、上手に充実して、淡々と過ごしていきたいな