香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

初めての利尻島

2019-06-09 18:08:00 | 旅に出たい
先週の日曜日に行われた利尻島一周悠々覧人G(ランニング)に参加するため
土曜日の朝はやくから、FランのGさんの車に便乗させて頂き
Kさんと3人で利尻に向かった
北海道に住んで半世紀以上、離島に行くのは初めて
家を3:50に出て、10:30の稚内からのフェリーに乗り
13時半に、憧れの利尻島に到着
稚内で、紋別から参加のAさんと合流して
受付を済ませた後に、お昼を食べて、早速利尻観光



港近くのペシ岬に登ることになった
フェリーでしたたか飲んだKさんは、
のんびり海を見ながら休んでいる間
すごい風の中、かなり怖い思いをして3人で登った甲斐があり
わ〜っと声に出してしまう景色を見ることができた







前夜祭が行われる会場に行くと
たくさんのランニング仲間の方々とお会いすることができた



お目当のウニもいただけて
利尻の方々の暖かいおもてなしに心温まる
いいねぇ、利尻

日曜日は、旅館を5時に出発するため、4時起床



気温は高くないが、良いお天気
5:40に全員で記念撮影をして、6時にスタート
のんびり、慌てずと黙々と走っていると
AさんやGさん、他たくさんの方々が声をかけてくれる
海の向こうに礼文島が見える。利尻山も綺麗に見えていた。

12km過ぎくらいから、疲れてきて(早っ
上りは歩くことにした。なんせ、10km以上の練習をしていないし..
18kmくらいで、海岸側に行って写真を撮っているランナーの真似をして
わたしも海岸側に行ってパチリ



この海の向こうはロシアかな、中国かな
コースは利尻島1周で、結構な上り下りと曲がりくねった海岸線で
前にも後ろにも誰もないことが何回かあった
体というか、足はぐったり疲れているけれど
綺麗な景色にずっと力をもらっていた





満開の八重桜が咲いている庭があり
カナダに住む友人のいる場所が、今、八重桜が満開と聞いていたので
なんだか近くにいるような気持ちになり、嬉しくなる



途中、雲に隠れていた利尻山も、後半はずっと綺麗な姿だった
利尻富士というが、あまりに雄々しい富士だよね
「白い恋人」の山が利尻山だというのを初めて知った
今回のゼッケンは、布製の利尻富士が印刷されているもの
これは、宝物だな

残り4kmくらいで、ほぼ全て歩きになってしまったけど
後1kmくらいから、必死に走り出して(見た目は早歩き?)
ゴール間際で、待っていてくれた小学生と手を繋ぎ
約54kmを8時間35分46秒、398位でゴール
嬉しかったぁ
決して誇れるタイムではないけれど
忘れられない時間を過ごすことが出来て、とっても幸せ

後夜祭ではもうヘロヘロで
旅館に戻り、超豪華な夕食を頂き、バタンキューの手前で
Kさんが、「明日は4時半スタートで姫沼に行くぞ!」と号令
長距離を走った後の体のためには、体を動かさないとね

ということで、次の日は3時半に起きて
Kさん、Gさん、東京から参戦のIさんと姫沼に向かう



前日のコースから姫沼に向かう道がすごい坂道なのは見ていたけど
もう、キツイキツイ 自然と無口になってしまう



約4km歩いて見えた姫沼は、逆さ利尻山は見えなかったけれど
美しく、歩いてきた甲斐があった
帰りは下りで、楽かと思ったら、足が痛くてまたもやキツイ
最後は、もう吐き気がするほど疲れて、旅館に着いてから朝食までぐっすり
帰りのフェリーの中でもほとんど寝ていた

帰りは、Kさんが宗谷本線の秘境駅に寄るというので便乗





下沼、上幌延、安牛、雄信内、糠南駅に寄ってきた
秘境駅って初めてだったけど、本当に周りに何もなくて
でも、駅舎はちゃんと管理されていて、なんか感動した

時間があったら、深川のFランの方がやっている喫茶店に寄る予定だったけど
時間も気力もなくなり、まっすぐ札幌に帰ってきた
Gさんのお家に置かせていただいた車に乗り
帰ってきたのは19時半過ぎ

たくさんの仲間の方々のおかげで
経験したことのない3日間を過ごすことが出来た
思い出すたびに、幸せだなとしみじみしてしまういい日だった