世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ミスターモーニング

2005年06月18日 01時56分02秒 | Weblog
ルルルルルールラー
ルルルルルールラー
ミスターモーニング
会いたかったよ
夜の道は朝に続くのに
ミスターミスターモーニング
不安だったよ
会って君と歩きたかった

今 生まれたばかりの太陽
地球は空に光を返す
なんて すてきな朝
モーニング モーニング
ミスターモーニング

ミスターモーニング
教えてほしい
どうして君はそんなにやさしいの
ミスターモーニング
会いたかったよ
そして君と歌いたかった

ほら 歌いはじめた大地
地球をたたく命のリズム
なんて すてきな朝
モーニング モーニング
ミスターモーニング


先日、このブログ(香水のこと)を書くために、
山田詠美の「放課後の音符」を本棚から取り出した。
高校1年生の時に読んで以来開いていなかった。
懐かしさのあまり、最近読み返している。
この小説を読んだのは高校1年生の梅雨の時期。
そこまで覚えているのは、
物語の最後が梅雨の中で締めくくられており、
「この季節に読めて良かった」と心の底から思ったから。

高校時代に読んだ本を読み返したからであろうか。
ここ数日は高校時代のことばかり思い出している。

梅雨の頃、うちの高校は創立記念式典&合唱コンクールがあった。
隣街の市民会館を借り切っての本格的なものだった。
入梅すると各教室からは朝や放課後、練習する歌声が響いていた。

初めての合唱コンクールで、私のクラスは「ミスターモーニング」を歌った。
練習中、「男子が真面目に練習してくれないッ!」と、必ず喚き出す女子がいて、その子のキレるポイントを陰で分析するのも一興であった。
(私が真面目に練習に参加していなかったことが伺える一文…。合唱の練習ばかりか、掃除もよくサボりました。生物室の掃除には半年行かずに、前述のような女子に本気で怒られました…。)

「ミスターモーニング」のスケールの大きいピアノ伴奏の旋律が好きだった。
練習中、伴奏していた女子の指の運びばかりが気になっていた。
あんなに上手く弾けたらどんなに気持ち良いだろう、って。

合唱コンクールには欠かせない、生真面目さテンコ盛りの歌詞も好き。

前日までの雨でしっとり濡れた若葉に
太陽の光が挿す
嗚呼、大地、そして地球
今朝も「朝」をありがとうッ~~~!

そんなイメージが私の中に膨らんでいた。勝手に。
(っていうか、ミスターモーニングって…誰?朝さん???)

寝ぼすけの今の私には、到底見ることのできない朝の素晴らしさを歌った曲。
休日、ちょっと早起きしてそんな素敵な風景に出会ったら、
擦れた私もこの曲のように地球規模で朝を愛せるのだろうか。


高校時代の私は、私の胸に居座り続けるようだ。
この梅雨が明けるぐらいまで…。

合唱コンクールで歌った曲の中では
「遠い日の歌」「夢の世界へ」「時の旅人」
が好きな亮子です。
先日、上司(10歳上)に「合唱コンクールで何を歌いましたか?」
とインタビューしたら、高校時代に「想い出がいっぱい」を歌ったそうだ。
私も中学1年生の時に、歌いました~♪
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