世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

紫陽花の花の色  ぼんやりと翳む雨

2005年06月19日 00時25分01秒 | Weblog
紫陽花を見に王子の飛鳥山公園へ。
久々のお出掛けで吉熊は大ハシャギ。

紫陽花を観賞する時は、雨が降っていると雰囲気が出るのだけれど、今日は生憎の晴れ。
飛鳥山公園は、こんもりとした山になっており、線路側一面に紫陽花が咲いている。
青、白、紫、ピンク…顔の大きさ程の花々は見事に満開であった。

小室哲哉氏の曲で「Kimono Beat」という曲がある。
自身の「HIT FACTORY」というアルバムの9曲目。
このアルバムは、当時色々なアイドルに提供した曲を小室氏が自ら歌った珠玉の名曲集(どの曲も若干歌詞を変えている)。
「Kimono Beat」は松田聖子に提供した曲で、アルバム「Strawberry Time」に収録されている。
前述のとおり歌詞が変えられており、小室バージョンと聖子バージョンの二通りがある。
気の進まないお見合いをしている彼女。その現場に彼氏が姿を現し、彼女を連れ去るシチュエーション。(ちょっとホフマンの「卒業」ちっく。)
小室バージョンは殿方の心情、聖子バージョンは女の心情を歌っている。
両方聴き比べてみると面白い。

紫陽花を見るときは、必ずこの歌を口ずさむ。

「♪紫陽花の花の色 ぼんやりと翳む雨
水溜り映るのは 晴れ着着たあの子の影~♪」

今まで出会った人の中で、この曲について語ったのは教習所の女性の教官だけ。
路上実習の時はずっと小室氏(彼女は「てっちゃん」と呼んでいた)について熱く語っていた。
彼女と喋りたいが故、教習所に通ったと言っても過言ではない。

自分が好きなモノ、美しいと思うモノが
少しばかり他の人と違っていて、例え裏道にあるモノだとしても
「別にいいじゃん。好きなものは好きなんだし。」
と思えるようになった瞬間だった。

紫陽花の色の様に移ろいやすい私の心。
でも小室氏への想いは変わらない…気がする。
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