世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

クリーブランド美術館展

2014年02月09日 | Weblog
上野の国立美術館に行ってきた。

クリーブランド美術館展
名画でたどる日本の美

全米屈指の規模と質を誇るクリーブランド美術館の日本美術コレクションより、平安から明治に至る、選りすぐりの日本絵画40件余に、中国や西洋絵画の優品を加えた総数約50件を紹介します。
本展は、仏画に描かれた神仏や肖像画の人物などの人体表現、咲き誇る花々や鳥などの花鳥画、名所や胸中の理想の情景を描いた山水画、そして人と自然が融けあうように表わされる物語絵画の4つのテーマで構成します。日本の絵画のなかで、人や自然の姿が時代ごとにどのように描かれてきたかを、平安から鎌倉、室町、江戸、明治時代までの名品と、雪村周継( 生没年不詳)、渡辺始興(1683~1755)、深江蘆舟(1699~1757)、曽我蕭白(1730~1781)、河鍋暁斎(1831~1889)など人気絵師の作品から概観し、日本美術の流れとその魅力に迫ります。(博物館HPより)


父から去年の秋にチケットをいただいていた。「人間国宝展」と二展一緒に見られるチケットだったのだが、今日は時間がなくてクリーブランド美術館展のみの観賞。「人間国宝展」は来週以降に。





「蔦の細道図屏風」(深江廬舟)

伊勢物語九段
都落ちして宇津山にまで行って、自分が入ろうとする山道は、ひどく暗く、細い上に、蔦や楓がうっそうと茂って、何となく心細く、思いがけずひどい目に合いそうだと思っていると、修行者がやってくるのに出会った。
「あなたほどの方が、どうしてこのような寂しい道をおいでになるのですか」という言葉を聞いて、よく見ると、かつて都で会ったことのある人であった。
そこで、都にいる愛しいお方のもとにというわけで、手紙を書いて託した。
そのシーン。

修行者の後ろ姿を見つめる殿方の深い孤独と寂寥感に、全俺が泣いた。
♪あの人に伝えて…寂しい…大丈夫 寂しい
って、サウダージを思い浮かべてしまった。


南瓜図(伝没倫紹等賛)

蟻が南瓜を引きながら祭事をしている図なんだが、これ、どう見てもブラック企業に勤める社畜にしか見えない!




釈迦如来像(元あるいは高麗時代)

映画「かぐや姫の物語」のラストシーン(天人の音楽)を彷彿とさせる←けっこうトラウマ。




地獄太夫図(河鍋暁斎筆)

山賊に騙されて遊女にさせられた女性。今の不遇は前世がいけなかったからと悟り、地獄絵図の模様入りの着物を着ている。なんてロックな!
地獄絵図って、去年台湾で見たアレ?



龍虎図屏風(雪村周継筆)

龍の前足のいきいきとした様子に胸がスカッとする!おどろおどろしいのだが、なぜか憎めない。
虎のふわふわした質感が見事。表情が愛くるしい。にゃんこみたい。
虎舞竜?ロード?なんでもないようなことが幸せだったと思う?


二河白道図(鎌倉時代)

愛欲や嫉妬の気持ちを持たなければ死後に救われるという仏教説法を元に描かれた。なるほど。分かりやすい。


こんなに素晴らしい作品が、アメリカに渡っていたとは!
里帰りしてきた英雄たちに会えた気がする。
誇らしき日本文化。
チケットをくれたクマパパに感謝である。

ミュージアムショップを徘徊。
素敵なハンカチがあったのでお買い上げ。


チラシを見てビックリ!
特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」
2014年6月24日(火) ~ 2014年9月15日(月)

去年、台湾の故宮博物館で中国人にもみくちゃにされながら見た白菜が、今年の夏に来日するらしい!門外不出の白菜が!アジア初とのこと。
台湾に行く前、みんなに「白菜、見てくるんでしょ?」と言われた。台湾=白菜みたいな。
「翠玉白菜」展示期間[6月24日(火)~7月7日(月)は無休、毎日20:00まで特別開館。




クマと人が踊っているアレも来るらしい!
玉人與熊


精神的に一番つらい六月だが、これを楽しみに乗り越えよう。

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雪遊び

2014年02月09日 | Weblog
都知事選へ。
近所の小学校へ行く。

無事投票し、校庭へ。


拙い歩みで雪の中を行く吉熊。トコトコトコ…。



「ぜんぶ雪のせいだ。」



うわぁぁ!転倒したった。



雪、楽しいな。僕、雪大好き。



東京国立博物館へ。
雪の上野って来るの初めてかもしれない。



巨大な雪だるま(?)がいた。
乗っかる吉熊。後ろにいたカップルに「可愛いですね」と言われ、気を良くした私は雪だるまを背景にした彼らの2ショットを撮影して差し上げた。


夕御飯を食べて帰宅。
天津飯と餃子でがっつり。


明日からまた仕事か~。
大変だけど頑張ろう。