世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

うさぎ追いし かの山

2017年03月07日 22時00分48秒 | Weblog
昨日、今日と天気がイマイチ。そして寒い。
退社後、自宅近くの喫茶店でお茶をした。
喫煙席はガラスの仕切りで隔たれている。
私のほかにスーツ姿の男性三人組だけが喫煙席にいた。

彼らの会話が栃木県の高校の話なのを、私の耳は逃さなかった。
「宇東高って今、共学なんだよな」
「マジで?俺らんとき、男子校だったべよ」
「な。で、中学からあるんだろ」
などなど。

去り際、彼らに向かって
「私も栃木なんです。石高卒です」
と言い放ったら、三人とも口をあんぐりさせていた。

彼らは地元の会社員で、東京に出張に来た帰りらしい。

いつもは脳の奥底にある郷土愛が、今日はやけに芽生えた。



今日の夕食は、ぺヤングの納豆味。







においが超強烈なのだが(職場で食べたらテロ扱いされるほど)、味は納豆をあまり感じさせなかった。
ひき割り納豆が砕かれたピーナッツの如く入っていて、僅かに「これ、納豆だよな・・・」と思う程度だ。
ねばねば感も薄い。
でもクセになる美味しさだ。リピ買いするかも。



NHKの歌番組から、「ふるさと」が流れてきた。

母は、雀宮が然程好きではないらしい。
足尾の大自然に囲まれて育ったので、住宅街しかない雀宮を窮屈に感じるのだろう。

でも、私にとってはやはり故郷は雀宮なのだ。
住宅地ばかりのあの土地が。

安塚街道の道沿いにある赤い前掛けをしたお地蔵様、
縄張り争いをした西田団地の公園、
オータニーの鉄の階段、
駅前の鉄塔、
他の人から見たら何の変哲がない土地だけれども、私はもしも認知症になっても、自分が生まれ育った故郷を忘れないだろう。


あの男性三人組は、ちゃんと家に帰れただろうか。

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