今回の旅は急に決めた。
夏の休暇をお盆以外の時期に取得できる=安く行ける、という前提の賜物。
「だったら夏の旅行以外に、国内旅行でも行こうかな」
と思って、最初は伊勢神宮に行こうかなと思っていた。
だがしかし、
「尾道中毒も尋常ではないぞ」
ということに気付く。
そう、7回も尾道に行っていながら、最後に尾道に行ったのは2009年。
毎年夏の旅行には必ず盛り込んでいた尾道観光。
「もっと他にもいいところがあるよ」
という母ヨーコたんのアドヴァイスに従い、近年ではNY,香港、北海道、台湾、東北、ホーチミン、ハノイを夏旅に選んでいた。
しかし、8年も尾道に行っていないので、私の尾道に対する中毒症状は最近、本当にひどかった。
Googleのストリートビューを操作し、せめて尾道に行った気になるということをしていた。
だが、味や空気や喧騒を味わうこと、人との交流はストリートビューではできぬ。
行きたい・・・行きたい・・・尾道に行きたい!!!
気づいたら2月の末に尾道のホテルをポチっていた。
駅前のグリーンヒルホテルは、残り1室だった。セーフ。
続いて新幹線の手配などをし、待ちに待った3/18を迎えたんである。
ここずっと節約をしていたので、たまにはいいよね、という「自分にご褒美」的な旅行でもある。
3/18(土)
朝4時50分に目覚める。
カーテンを開けて外を見てみると朝日がまだ出ていなくて薄暗い。
でも晴天っぽい感じで安堵。
スマホの充電器などをトランクに詰めて、いざ出発。
東京駅の新幹線ホームは三連休初日なので大混雑。
7時10分東京発ののぞみで福山へ向かう。
久々の東海道新幹線。
昔は年に一度、尾道に行くために使用していたのだが最近ではさっぱりである。
のぞみの喫煙ルームがヲサレすぎて、感激!ずっと入り浸っていた。
ヤニLOVE。
富士山も見えて、ヒデキカンゲキ。
いつも通勤時に小さく見える富士山がこんなに大きく見えるだなんて!!
迫力あるなあ~。
10時40分すぎに福山に到着し、ドトール横のコインロッカーにトランクを収納。
バスの時刻まで時間かあるので福山城を徘徊。白亜の可愛らしいお城である。
11時20分発のバスで鞆の浦を目指す。
尾道のガイド本で鞆の浦の名前をよく見たが、来るのは初めてだ。
ガチャガチャを発見。
船着き場まで歩き、ハロン湾で乗ったかのような船で仙酔島へ。
弁天島を横目に、仙酔島を目指す。
仙酔島の船着き場から浜辺へと歩く。
国民宿舎がある島である。
浜辺に座り込み、「♪サウダージ」をジャイアンの如く歌っていた。
♪寂しい 大丈夫 寂しい
すると
「大丈夫デスカ?」
とフィリピン人男性四人に声をかけられた。
どんぐり@仙酔島
すっかり彼らと仲良くなり、一緒にしばらく歩いた。どうやら、日本の会社に研修に来ている若人らしい。
今日は福山から鞆の浦までチャリで来たんだそうだ。(「チャリで来た」に反応してしまう)
片言の英語、日本語で互いの文化や身の上話をする。
私が「39歳独身の自分がここで一人旅をしている」というと、彼らはすんごい勢いで吃驚していた。
彼らの数人は結婚していて、家族を現地に残している。
「寂しくない?」
と聞くと、きっぱりとした声で
「寂しくないです」
と言われた。
そのきっぱりとした口調に、今度は私の方が吃驚した。
小一時間ほど5人で島を回った。
展望台まで目指す彼らと別れた。
すっごく楽しかった。
別れ際、寂しくて少し泣きそうになった。
寂しい 大丈夫 寂しい…。
互いの姿が見えなくなるまで、ずっとずっと手を振っていた。
山道に迷い込む・・・。
どんぐり発見。どんぐり、どんぐり!!!!
再度、船に乗り、鞆の浦へ。
歩くと潮待ちの町らしい風情のある景色が広がる。
物産センターみたいなところで、タコのコロッケを食した。
対潮楼
座敷からの海の眺めが最高。
絵を見てるような錯覚を覚える。
坂本龍馬 が「いろは丸事件」の際に立ち寄った場所らしい。
太田家。
元は福山藩の御用名酒屋を務めた保命酒の蔵元「中村家」の屋敷で、明治時代に太田家の所有となった歴史的建造物。
ちょうどお雛様のイベントが開催されていた。
江戸時代から鞆の浦では男児が生まれると、最初の八朔の日に白馬の模型を作り、女児には人形などを贈っていたらしい。
鞆の浦のシンボルである常夜燈。
梟(?)を散歩させている人がいた。かわいかった~。
医王寺まで登ってみた。
尾道級の坂道に音を上げそうになったが、なんとか登りきる。
そこには絶景が広がっていた。
遠くで、とんびが「ひゅ~ひょろろ~」と鳴いていて、なんとも風雅だ。
帰りに、ゾウと遭遇。
地元のお酒「保命酒」。
バスの時間になるまで、お店の喫煙所で一服。そして徘徊。
時が止まったかのような静けさ。
車に乗ったおじさんに
「ポニョじゃろ?」
と声を掛けられるが、私はまだあの映画を観たことがない。
そう、鞆の浦は「崖の上のポニョ」の舞台になった町だ。
福山駅まで30分のバスの旅。
段々と薄暗くなってきた。
空腹MAXだったので福山駅前で福山ラーメンを食した。
醤油味のさっぱりとした味。
ドトールで一服しながら時間を潰す。
19時40分、山陽本線で尾道へ。
福山駅にて、くまなく&たびにゃん撮影用パネルを激写。
車窓の進行方向左手を凝視。
暗闇に港のともしびが見えてくる。
海が見える 海が見えた 五年振りに見る尾道の海は懐かしい
って書いたのは林芙美子だが、
海が見える 海が見えた 八年振りに見る尾道の海は懐かしい
って思わず叫びたくなるほどであった。
鳥肌が立つ!!
嗚呼、夢にまで見た尾道がこの先にあるのだ~!!
っつーことで、尾道なう。
駅に降り立つと、海と船の匂いがした。
ホテルはグリーンヒルホテル尾道。
禁煙室しか空いていなかったので、6階の部屋から、都度、2階の喫煙所まで行かなければならなかった。
スマホの万歩計を見たら20,000歩ほど歩いていたらしい。
因島のはっさくゼリーをコンビニで求めて食した。
ジューシーで美味。
疲れている筈なのにまったく寝付けず。
尾道にいるという興奮が私を寝させない。
マイスリーを増量させて寝た。
夏の休暇をお盆以外の時期に取得できる=安く行ける、という前提の賜物。
「だったら夏の旅行以外に、国内旅行でも行こうかな」
と思って、最初は伊勢神宮に行こうかなと思っていた。
だがしかし、
「尾道中毒も尋常ではないぞ」
ということに気付く。
そう、7回も尾道に行っていながら、最後に尾道に行ったのは2009年。
毎年夏の旅行には必ず盛り込んでいた尾道観光。
「もっと他にもいいところがあるよ」
という母ヨーコたんのアドヴァイスに従い、近年ではNY,香港、北海道、台湾、東北、ホーチミン、ハノイを夏旅に選んでいた。
しかし、8年も尾道に行っていないので、私の尾道に対する中毒症状は最近、本当にひどかった。
Googleのストリートビューを操作し、せめて尾道に行った気になるということをしていた。
だが、味や空気や喧騒を味わうこと、人との交流はストリートビューではできぬ。
行きたい・・・行きたい・・・尾道に行きたい!!!
気づいたら2月の末に尾道のホテルをポチっていた。
駅前のグリーンヒルホテルは、残り1室だった。セーフ。
続いて新幹線の手配などをし、待ちに待った3/18を迎えたんである。
ここずっと節約をしていたので、たまにはいいよね、という「自分にご褒美」的な旅行でもある。
3/18(土)
朝4時50分に目覚める。
カーテンを開けて外を見てみると朝日がまだ出ていなくて薄暗い。
でも晴天っぽい感じで安堵。
スマホの充電器などをトランクに詰めて、いざ出発。
東京駅の新幹線ホームは三連休初日なので大混雑。
7時10分東京発ののぞみで福山へ向かう。
久々の東海道新幹線。
昔は年に一度、尾道に行くために使用していたのだが最近ではさっぱりである。
のぞみの喫煙ルームがヲサレすぎて、感激!ずっと入り浸っていた。
ヤニLOVE。
富士山も見えて、ヒデキカンゲキ。
いつも通勤時に小さく見える富士山がこんなに大きく見えるだなんて!!
迫力あるなあ~。
10時40分すぎに福山に到着し、ドトール横のコインロッカーにトランクを収納。
バスの時刻まで時間かあるので福山城を徘徊。白亜の可愛らしいお城である。
11時20分発のバスで鞆の浦を目指す。
尾道のガイド本で鞆の浦の名前をよく見たが、来るのは初めてだ。
ガチャガチャを発見。
船着き場まで歩き、ハロン湾で乗ったかのような船で仙酔島へ。
弁天島を横目に、仙酔島を目指す。
仙酔島の船着き場から浜辺へと歩く。
国民宿舎がある島である。
浜辺に座り込み、「♪サウダージ」をジャイアンの如く歌っていた。
♪寂しい 大丈夫 寂しい
すると
「大丈夫デスカ?」
とフィリピン人男性四人に声をかけられた。
どんぐり@仙酔島
すっかり彼らと仲良くなり、一緒にしばらく歩いた。どうやら、日本の会社に研修に来ている若人らしい。
今日は福山から鞆の浦までチャリで来たんだそうだ。(「チャリで来た」に反応してしまう)
片言の英語、日本語で互いの文化や身の上話をする。
私が「39歳独身の自分がここで一人旅をしている」というと、彼らはすんごい勢いで吃驚していた。
彼らの数人は結婚していて、家族を現地に残している。
「寂しくない?」
と聞くと、きっぱりとした声で
「寂しくないです」
と言われた。
そのきっぱりとした口調に、今度は私の方が吃驚した。
小一時間ほど5人で島を回った。
展望台まで目指す彼らと別れた。
すっごく楽しかった。
別れ際、寂しくて少し泣きそうになった。
寂しい 大丈夫 寂しい…。
互いの姿が見えなくなるまで、ずっとずっと手を振っていた。
山道に迷い込む・・・。
どんぐり発見。どんぐり、どんぐり!!!!
再度、船に乗り、鞆の浦へ。
歩くと潮待ちの町らしい風情のある景色が広がる。
物産センターみたいなところで、タコのコロッケを食した。
対潮楼
座敷からの海の眺めが最高。
絵を見てるような錯覚を覚える。
坂本龍馬 が「いろは丸事件」の際に立ち寄った場所らしい。
太田家。
元は福山藩の御用名酒屋を務めた保命酒の蔵元「中村家」の屋敷で、明治時代に太田家の所有となった歴史的建造物。
ちょうどお雛様のイベントが開催されていた。
江戸時代から鞆の浦では男児が生まれると、最初の八朔の日に白馬の模型を作り、女児には人形などを贈っていたらしい。
鞆の浦のシンボルである常夜燈。
梟(?)を散歩させている人がいた。かわいかった~。
医王寺まで登ってみた。
尾道級の坂道に音を上げそうになったが、なんとか登りきる。
そこには絶景が広がっていた。
遠くで、とんびが「ひゅ~ひょろろ~」と鳴いていて、なんとも風雅だ。
帰りに、ゾウと遭遇。
地元のお酒「保命酒」。
バスの時間になるまで、お店の喫煙所で一服。そして徘徊。
時が止まったかのような静けさ。
車に乗ったおじさんに
「ポニョじゃろ?」
と声を掛けられるが、私はまだあの映画を観たことがない。
そう、鞆の浦は「崖の上のポニョ」の舞台になった町だ。
福山駅まで30分のバスの旅。
段々と薄暗くなってきた。
空腹MAXだったので福山駅前で福山ラーメンを食した。
醤油味のさっぱりとした味。
ドトールで一服しながら時間を潰す。
19時40分、山陽本線で尾道へ。
福山駅にて、くまなく&たびにゃん撮影用パネルを激写。
車窓の進行方向左手を凝視。
暗闇に港のともしびが見えてくる。
海が見える 海が見えた 五年振りに見る尾道の海は懐かしい
って書いたのは林芙美子だが、
海が見える 海が見えた 八年振りに見る尾道の海は懐かしい
って思わず叫びたくなるほどであった。
鳥肌が立つ!!
嗚呼、夢にまで見た尾道がこの先にあるのだ~!!
っつーことで、尾道なう。
駅に降り立つと、海と船の匂いがした。
ホテルはグリーンヒルホテル尾道。
禁煙室しか空いていなかったので、6階の部屋から、都度、2階の喫煙所まで行かなければならなかった。
スマホの万歩計を見たら20,000歩ほど歩いていたらしい。
因島のはっさくゼリーをコンビニで求めて食した。
ジューシーで美味。
疲れている筈なのにまったく寝付けず。
尾道にいるという興奮が私を寝させない。
マイスリーを増量させて寝た。