世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

師走に突入

2018年12月01日 23時27分39秒 | Weblog
そんなこんなで11時に起床。
寝汗&怖い夢で魘されて起きたのが8時。
またうとうととして宅急便&工事の音で起こされたのが11時。
室内が少し寒くて、くしゃみを連発。
朝食は冷凍のお好み焼き。



今日は、年賀状の作成を依頼しに写真屋に行った。
機械相手に格闘。
お店の人に半分手伝ってもらいながら自分大好き年賀状作成を申し込んだ。

それから薬局へ。
昨日処方箋をポストに入れておいたので待たずに済んだ。
薬剤師さん曰く、今日の心療内科は激混みらしい。
年末はもっと混むので覚悟しておいた方がいいとも言われた。
ええ、存じ上げております。通院歴12年ですからね。

一週間前はちょうど青森を旅していた。
あの日に戻りたい。

新青森駅で棟方志功の版画を見た。




棟方志功の版画は実家にもある。
お宝探偵団みたいな番組にいつか出したい、と母が言っていたがどうなんだろう。

そうそう、以前行った秋田。
なまはげさんがユネスコ無形文化遺産に登録されたというニュースを見た。

ナマハゲなどの「来訪神」無形文化遺産に決定 8県の10行事を登録

4年前の画像。


なまはげさん「泣く子はいねが~」
吉熊「ひゃ~。こわいよ~」


なまはげコスプレ。


国内外問わず、積極的にコスプレをしているけれど、これが一番反響が大きかった。


男鹿真山伝承館でなまはげさんライブを見てゲラゲラ笑ったのを覚えている。
[HD]なまはげ体験ノーカット〜男鹿真山伝承館〜


嫁のミツコ、なまはげ台帳・・・懐かしい。

地元の方たちのなまはげさんの文化を大切に守っていくという意気込みが感じられる旅だった。


はあ。
またどこかに行きたい。

それを実現するべく、またお金を貯めなくては。
今日はお給料を下して月初の予算の振り分けをした。
12月はすでに遊ぶ予定がパツンパツンに入っていて大変。

頑張ろうと思った師走一日目であった。



津軽路

2018年12月01日 12時11分21秒 | Weblog
昨晩は心療内科デー。
待ち時間は4時間半。
成田ー香港のフライト時間で済んだ。
女性セブンの最新号がなかったので手持ちの「木橋」(永山則夫)を読み返す。
永山則夫が子供のころ、母親に連れられて弘大医学部病院で脳波の検査を受けていたくだりを再確認。
あと、飼っていた鳩を殺されるくだりは何度読んでも泣いてしまう。


そうこうしているうちにうとうと。
意識が遠のくのを感じながら、死ぬときってこんな感じなのだろうかと思う。
死んだら世界はそのまま流れていくのだろうけど、自分が感じる「世界」はもう終了なのだな、と思って怖くなる。
感じること、見ること、食べること、笑うこと、悲しむこと、悔しがること、すべて強制終了されるだなんて。
いったいどんな感じなのだろう。
でも自分がまだ生まれる前の平安時代、とくに痛くもかゆくもなかったことを考えると、死っていうのは何も感じない場所に「還る」ことなのかなと思ってみたり。

落ち着いた照明。フカフカのソファ。無限ループの癒し系BGM。
薄暗い心療内科の待合室はリラックスさせるためにこういう設備にしているんだろうけど、どうも私の場合、いろいろと考え込んでしまう。

そうそう、クマ医師にお土産を買った。
津軽路のおせんべい。


手焼きせんべいの小山せんべい店


8年前に弘前の桜まつりに行った際、母が出店で買ったのをみんなで食べた。
その味が忘れられなくて、以来、弘前に行くたびに買い求めてしまう。
弘前といったらアップル関係のものが全面的に推されて売られているんだけど。

そんなこんなで診察。

前回の診察前は、パキシルきぼんぬっていうぐらいぐったりしていたのだが、この2週間はとっても安定していた。
それは前回の診察でクマ医師に言われたとおり、物事を事実のみで受け止めるということを改めて実践していたからだと思う。
自分がされたことのみを受け止める。
どうせ一日8時間会社に居なくてはならないので、自分の居心地をよくするために自分ができることといったら感じ方を変えるよりほかない。
他人の考えを変えることはできないのだから。
そのようなことを述べたら、クマ医師はちょっと嬉しそうだった。
「PMSで辛い時期でしょうに、どうしてそんなに前向きになれたのですか?」
と訊かれたが、自分でもわからぬ。
三連休に大好きな弘前に行ってリフレッシュできたからというのも一因かも。
でも何より、クマ医師の一言があったからこそ。
精神科医の一言はメスより鋭いって誰かが言っていたが、まさしくそうだと思う。


んで、先日会社で受けた健康診断の結果を見せた。
こういうデータを見せると、彼は食らいつくように見るので、嗚呼、やはりお医者さんなんだなと思う。

貧血は鉄剤を飲むほどではなく、普段の食生活で数値UPを図れると思うのでガンガレ、とのこと。
LDL(悪玉コレステロール)はすぐに数値が上下するのでそんなに気にすることじゃないと言われた。
安心した。
たぶんストレスで前日にポテトチップスを大量に食べたのと、喫煙量が多かったのが原因だと思う。言わなかったけど。

処方変更なし。
ゾルピデム酒石酸塩、カームダン、当帰芍薬散、パリエット、補中益気湯

ゾルピデム酒石酸塩(マイスリー)はやはり5ミリ×2でないと不安で眠れない。


弘前のお土産を渡すと、クマ医師はとても喜んでくれた。
「前回の弘前旅行の時に『どうして弘前に行って斜陽館に行かないんですか?』と言われたので、今回は行きましたよ。」と報告。
クマ医師、爆笑していた。

で、待合室でコートを着ていたら、いきなり降臨。
「こ、これ。どうぞ。お返しです」
と野菜ジュースをくださった。

なんという深夜の物々交換。
こんなことを深夜にやっている人々は日本中で我々ぐらいだろう。

はにかみながら去っていくクマ医師の後頭部がかわいかった。

処方箋を薬局のポストに入れて歩く。
金曜日の繁華街は酔っ払いがたくさんでイラつく。

「あ、水が切れていたんだっけ」
と24時間スーパーに向かっていたところ、警察官を発見。
よく見たら、昨日私に職質してきた警察官のお兄さんだった。
お互い「あ!」となった。
「ごきげんよう。お疲れさまです」と挨拶したら「どうも」と言われた。
この辺、そんなに治安が悪いのだろうか。
重いミネラルウォーターを持ちながら用心して帰宅。


今週の会社の花は薔薇。



嗚呼、一週間前はみちのく一人旅の真っ最中だったんだな。
ちょうど賽の河原地蔵尊を見学中。




雪を被りながらも凛と前を向くお地蔵様。
着せてもらった着物があるから大丈夫、といった健気さが心に響く。

あそこに行って、だいぶ死生観が変ったのかもしれない。