世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

快楽

2022年01月25日 23時45分20秒 | Weblog
一度縮こまった心はそう簡単に元通りにはならない。
今日も日中、ソラナックス2錠でキメてしまう。
会社に行くのが苦痛で。
行っても年末の大掃除の恐怖が蘇り、恐怖心でいっぱいになってしまう。


朝、化粧をしている時、僅かでも行きたくない気持ちが勝ってしまうと、そのまま手を止めてしまいそうになる。
毎朝毎朝、自分を説き伏せてなんとか出勤している状態なのである。
ドアを開ける瞬間に「今日も無視されたりするのかな」「早く帰りたい」と思っている。
その気持ちを振り切るようにしてドアを開ける。

でも今日は仕事ではいい結果を残せたのでよかった。
私の駄文が社長の赤ペン先生の魔法でブラッシュアップされたのが嬉しくて感激した。
スピーチもそうだが、社長が綴る文章の美しさが私はたまらなく好きだ。無駄な装飾がない。そして理路整然としている。
もし社長が作家で、できれば文芸書なんて出版したら、ぜひ読んでみたい(ハウツー本はあまり好きじゃない)。
美しいものは正義であると確信した。

昼休みは公園で吉熊と遊んだ。


「寒くはないの?」と尋ねると、「子熊は風の子。元気な子!」と返答された。


クマさんフードがよく似合う。


ソラナックス2錠を飲んだので午後は眠くて眠くて…冬眠しそうになった。
クマだったら堂々と冬眠できるのにな。


夕食はなか卯のチーズカレーうどん。クーポンを使って鶏天2個も。


チーズとカレーをかき混ぜて、でろでろになったうどんを一気に啜り上げるとき、悦びで脳が真っ白になる。
生きていて良かったとすら感じるのである。


この瞬間だけは嫌なことを忘れることができる。

さて明日はどこのお店のどんな快楽に溺れようか。


今日は自分にご褒美、フランフラン湯に浸かる。
薔薇の香りが心地いい。


そしてこの前買った林真理子先生の親書「李王家の縁談」を読み進める。
読み終えたら可及的速やかに実家の両親に送りたい。
笑われるかもしれないが、私は1つの作品を家族で読んであれこれたくさん話すのが好き。
…なんだか大学のゼミみたいじゃないか。
去年、家族で「小説8050」(林真理子)を読みまわして、読了後、色々と話し合った楽しさがとても印象深い。

今日は比較的穏便に終えることができた。
できれば明日もお手柔らかに。