卒業のシーズンだ。中学3年生の子供がいる友人や弟とやり取りをしていると、自分の卒業式と重ねて胸がキュンとしてしまう。特に中学校の卒業式。もう悲しくて悲しくて。先生やクラスメイトと明日から会えないことが信じられなかった。15年生きていて「こんなことってあるの?」と幼い胸は張り裂けそうだった。あの気持ちを思い出して胸が締め付けられるのである。
中学2,3年のクラスは仲が良くて、居心地が良かった。
私は特に目立つ子ではなかったのだが、一度だけクラスを沸かせたことがある。
社会(地理)の時間だった。
A先生が「これから学習する『北海道』について、知っていることを今から渡す紙に書いてください」と言った。
従兄弟が北海道の医大に進んだということぐらいしか北海道に関して馴染みがない自分は、ない頭をフル回転させて一生懸命に書いた。
でも普通に羅列するだけではつまらない。こんなふうに書いてみても先生は怒らないだろうか…そんな気持ちで書き進めて提出し終えた後、先生が一人一人の生徒の書いたものを読み上げた。
「北海道の春。今日はあの人とデート。ジャガイモ畑で私はあなたを待つ。
短い夏が来た。ラベンダー畑をあなたと一緒に歩く。いい香りに包まれたあなたと私。ずっとこの幸せが続きますように。
七色に染まった紅葉に雪が舞い降りる秋。あなたの手のぬくもりが手袋替わり。
冬、大雪のなか、あの人は私の元から去って行った。札幌雪祭りに行く約束をしたのに…」
途端にクラスは爆笑の渦に。
私の提出したやつだ。
みんな、北海道に関する単語を書き連ねるなかで、ストーリーを構成し、しかも思春期が興味を抱く恋愛をテーマにしたのでウケたのだと思う。普段は厳しい先生も「おもしろいし、北海道の特徴が入っているし、亮子のこれ、いいね」と笑いながら褒めてくださり、とても誇らしくて嬉しかった。我が人生において、数少ない成功体験である。
偉大な成功事例ではないかもしれないけれど、自信を失いかけたとき、いつも取り出しては眺める宝物のような思い出だ。
「あんなことをやっちゃう自分でも認めてくれる人がいる(だから大丈夫)」という自己肯定感を得られ、再び自信を取り戻せる。
思えば本当に良い友達、良い先生に恵まれた中学生活だった。
今の自分の糧になってくれている。
日の昼休みは公園で日向ぼっこをした。
花壇の花が変っていた。
きれいなものを見ていると、縮こまっていた心が解けていく。
日高屋で味噌ラーメンを食べて昇天。美味すぎる!!
煮卵の半額チケットがあったので590円で食べられた。
帰宅途中、沖縄フェアが開催されていて、思わず宮古島の雪塩ちんすこうを買ってしまった(去年の宮古島一人旅の思い出に浸る)。
図書館で文春の林真理子先生のページを読んでため息。
ロシア・ウクライナ情勢とコロナ禍で廃れていく文化を上手に絡めてまとめてらした。
思わず拍手したくなるほどの美文。
そして今日は本を借りた。角田光代先生の比較的最近出た作品を発見!読むのが楽しみ!
乙女の本も借りた。
さて、明日出勤すれば魅惑の金曜日!!
そして待ちに待った心療内科である。
少し自信を取り戻しつつある私を精神科医クマ医師に報告できたらいい。
中学2,3年のクラスは仲が良くて、居心地が良かった。
私は特に目立つ子ではなかったのだが、一度だけクラスを沸かせたことがある。
社会(地理)の時間だった。
A先生が「これから学習する『北海道』について、知っていることを今から渡す紙に書いてください」と言った。
従兄弟が北海道の医大に進んだということぐらいしか北海道に関して馴染みがない自分は、ない頭をフル回転させて一生懸命に書いた。
でも普通に羅列するだけではつまらない。こんなふうに書いてみても先生は怒らないだろうか…そんな気持ちで書き進めて提出し終えた後、先生が一人一人の生徒の書いたものを読み上げた。
「北海道の春。今日はあの人とデート。ジャガイモ畑で私はあなたを待つ。
短い夏が来た。ラベンダー畑をあなたと一緒に歩く。いい香りに包まれたあなたと私。ずっとこの幸せが続きますように。
七色に染まった紅葉に雪が舞い降りる秋。あなたの手のぬくもりが手袋替わり。
冬、大雪のなか、あの人は私の元から去って行った。札幌雪祭りに行く約束をしたのに…」
途端にクラスは爆笑の渦に。
私の提出したやつだ。
みんな、北海道に関する単語を書き連ねるなかで、ストーリーを構成し、しかも思春期が興味を抱く恋愛をテーマにしたのでウケたのだと思う。普段は厳しい先生も「おもしろいし、北海道の特徴が入っているし、亮子のこれ、いいね」と笑いながら褒めてくださり、とても誇らしくて嬉しかった。我が人生において、数少ない成功体験である。
偉大な成功事例ではないかもしれないけれど、自信を失いかけたとき、いつも取り出しては眺める宝物のような思い出だ。
「あんなことをやっちゃう自分でも認めてくれる人がいる(だから大丈夫)」という自己肯定感を得られ、再び自信を取り戻せる。
思えば本当に良い友達、良い先生に恵まれた中学生活だった。
今の自分の糧になってくれている。
日の昼休みは公園で日向ぼっこをした。
花壇の花が変っていた。
きれいなものを見ていると、縮こまっていた心が解けていく。
日高屋で味噌ラーメンを食べて昇天。美味すぎる!!
煮卵の半額チケットがあったので590円で食べられた。
帰宅途中、沖縄フェアが開催されていて、思わず宮古島の雪塩ちんすこうを買ってしまった(去年の宮古島一人旅の思い出に浸る)。
図書館で文春の林真理子先生のページを読んでため息。
ロシア・ウクライナ情勢とコロナ禍で廃れていく文化を上手に絡めてまとめてらした。
思わず拍手したくなるほどの美文。
そして今日は本を借りた。角田光代先生の比較的最近出た作品を発見!読むのが楽しみ!
乙女の本も借りた。
さて、明日出勤すれば魅惑の金曜日!!
そして待ちに待った心療内科である。
少し自信を取り戻しつつある私を精神科医クマ医師に報告できたらいい。