心療内科デー。
退社後、今日もダッシュで心療内科に行く。
途中、道端で他部署のパートさんとすれ違ったが、歩調を緩めることもできず、話ができなかった。
何しろ、1分1秒を争っているのだから。
ホームへの階段を駆け下り、今来たばかりであろう電車に飛び乗る。
私のすぐ背後でドアの閉まる音が聞こえた。
セーフ!
2週間に一度のアドベンチャー的退社時間。
「スーパーマリオ」ならぬ「スーパー亮子」というゲームが発売になってもいいような気がする。
ピーチ姫の代わりには…クマ医師が鎮座?
運動音痴で汗をかくことが大嫌いな私が、パキシル欲しさにここまで躍動的になるんである。
自分でも驚いてしまう。
私の通う心療内科は雑居ビル内にある小さなところだ。
受付時間外になると、どういうわけか、エレベーターの動きを止めてしまう。
心療内科のある階までの上昇ルートは、エレベーター1基のみ。
たまに非常階段を駆使し、心療内科内に入場する人がいるらしい。
エレベーター内には
「非常階段は危険ですので絶対に使用しないでください!」
としたためられている。
使用するのが危険な非常階段…どんなんだべ?
それこそアドベンチャーだっつーの。
今日の待ち時間は1時間。
嶽本野ばら先生の作品を持ってきた。
「カルプス・アルピス」
だいぶ前に読んだんだが、細部を忘れてしまったため、再び読もうと思った。
だが。
隣に座っている母と娘とおぼしき人々の話し声が凄まじく、発狂寸前になり中断。
どうやら友達と喧嘩したらしい娘(高校生)。
そのことについて娘にアドバイスをしている母親。
アドバイスというか、喧嘩をしたのはお母さんか?っつーぐらい興奮していた。
そしてうるさい…。
家で展開して欲しい。
「今すぐ●●ちゃんに電話しなさい!」
と娘に指示する母親。
チラ見したところによると、矢沢あいの漫画「ご近所物語」の中須茉莉子風。
娘と●●ちゃんの通話中に、
「次は、~って言いな」
と娘に小声で指示していた。
その通りの言葉を受話器に向かって話す娘。
娘、頑張れー…。
てか、待合室内で通話するってどうよ?
うるさくて、野ばらワールドに集中できなかったじゃんか。
キィーっ!
さて、診察。
私が座るべき椅子と先生の机の間が非常に狭くて動揺してしまった。
これでは、私が座れない。
「あの、狭くて座れないんです。椅子を少々移動しても良いでしょうか?」
と言いながら、椅子を動かそうとしたんだが、重くて動かない。
そしたらクマ医師が机の向こうからすっとんできた。
「あは!ごめんなさいね~」
と言いながら両手で椅子の位置を背後に移動させるクマ医師。
森のクマさんが、両手で蜂の巣を移動させる様子を彷彿とさせるご様子。
クマさ爆発。
クマさMAX。
まずは、
「不安はないですか~?」
と尋問された。
あることはあるが、彼に言っても解決しない。
彼は医者だ。
医学部を卒業し、医師免を持った医者なのである。
いのちの電話の相談員、もしくは午後は○○のみのもんたではない。
(余談だが、私の母親の友人はあの番組でみのもんたに相談したことがある)
クマ医師は医師であるゆえ、根本的な解決策は提示しない代わりに、それに至る考え方を与える人なのである。
「別に」
と、沢尻エリカ節を唱える私。
その後、2、3の質問に答えた。
私が前向きな答えを発言するようになったことを絶賛するクマ医師。
「だいぶ考え方が変わりましたねー」
と、スマイリングクマ炸裂。
処方変更なし。
パキシル、マイスリー、ソラナックス、パリエット。
そして効いているのか定かではない整腸剤の漢方薬。
帰りに喫茶店でお茶をした。
嶽本先生の作品は、やはり、このような落ち着いた場所で読むべき書物だと実感。
アドベンチャーの先にあるのは、安らぎのヒトトキだった。
ダバダ~♪
退社後、今日もダッシュで心療内科に行く。
途中、道端で他部署のパートさんとすれ違ったが、歩調を緩めることもできず、話ができなかった。
何しろ、1分1秒を争っているのだから。
ホームへの階段を駆け下り、今来たばかりであろう電車に飛び乗る。
私のすぐ背後でドアの閉まる音が聞こえた。
セーフ!
2週間に一度のアドベンチャー的退社時間。
「スーパーマリオ」ならぬ「スーパー亮子」というゲームが発売になってもいいような気がする。
ピーチ姫の代わりには…クマ医師が鎮座?
運動音痴で汗をかくことが大嫌いな私が、パキシル欲しさにここまで躍動的になるんである。
自分でも驚いてしまう。
私の通う心療内科は雑居ビル内にある小さなところだ。
受付時間外になると、どういうわけか、エレベーターの動きを止めてしまう。
心療内科のある階までの上昇ルートは、エレベーター1基のみ。
たまに非常階段を駆使し、心療内科内に入場する人がいるらしい。
エレベーター内には
「非常階段は危険ですので絶対に使用しないでください!」
としたためられている。
使用するのが危険な非常階段…どんなんだべ?
それこそアドベンチャーだっつーの。
今日の待ち時間は1時間。
嶽本野ばら先生の作品を持ってきた。
「カルプス・アルピス」
だいぶ前に読んだんだが、細部を忘れてしまったため、再び読もうと思った。
だが。
隣に座っている母と娘とおぼしき人々の話し声が凄まじく、発狂寸前になり中断。
どうやら友達と喧嘩したらしい娘(高校生)。
そのことについて娘にアドバイスをしている母親。
アドバイスというか、喧嘩をしたのはお母さんか?っつーぐらい興奮していた。
そしてうるさい…。
家で展開して欲しい。
「今すぐ●●ちゃんに電話しなさい!」
と娘に指示する母親。
チラ見したところによると、矢沢あいの漫画「ご近所物語」の中須茉莉子風。
娘と●●ちゃんの通話中に、
「次は、~って言いな」
と娘に小声で指示していた。
その通りの言葉を受話器に向かって話す娘。
娘、頑張れー…。
てか、待合室内で通話するってどうよ?
うるさくて、野ばらワールドに集中できなかったじゃんか。
キィーっ!
さて、診察。
私が座るべき椅子と先生の机の間が非常に狭くて動揺してしまった。
これでは、私が座れない。
「あの、狭くて座れないんです。椅子を少々移動しても良いでしょうか?」
と言いながら、椅子を動かそうとしたんだが、重くて動かない。
そしたらクマ医師が机の向こうからすっとんできた。
「あは!ごめんなさいね~」
と言いながら両手で椅子の位置を背後に移動させるクマ医師。
森のクマさんが、両手で蜂の巣を移動させる様子を彷彿とさせるご様子。
クマさ爆発。
クマさMAX。
まずは、
「不安はないですか~?」
と尋問された。
あることはあるが、彼に言っても解決しない。
彼は医者だ。
医学部を卒業し、医師免を持った医者なのである。
いのちの電話の相談員、もしくは午後は○○のみのもんたではない。
(余談だが、私の母親の友人はあの番組でみのもんたに相談したことがある)
クマ医師は医師であるゆえ、根本的な解決策は提示しない代わりに、それに至る考え方を与える人なのである。
「別に」
と、沢尻エリカ節を唱える私。
その後、2、3の質問に答えた。
私が前向きな答えを発言するようになったことを絶賛するクマ医師。
「だいぶ考え方が変わりましたねー」
と、スマイリングクマ炸裂。
処方変更なし。
パキシル、マイスリー、ソラナックス、パリエット。
そして効いているのか定かではない整腸剤の漢方薬。
帰りに喫茶店でお茶をした。
嶽本先生の作品は、やはり、このような落ち着いた場所で読むべき書物だと実感。
アドベンチャーの先にあるのは、安らぎのヒトトキだった。
ダバダ~♪