世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

赤い電車に乗っかって 免許更新に行ってきた

2014年02月16日 | Weblog
夢の中で夢を見るという体験を久々にした。
夢の中の夢は仕事のことだった。
「ああ嫌な夢だった」と起きたのは立て直す前の古い実家の茶の間で、柱時計は出勤日なのに11時を過指している。
あ、やべ!「どうして起こしてくれないの?」と母に言っている夢で、本当に目覚めたとき、汗をびっしょりかいていた。
なんとも変な夢だった。

洗濯と掃除をして、ばっちり化粧をする。
運転免許証の更新のため、5年ぶりに鮫洲へ。
品川で乗り換えて、赤い電車の京浜急行電鉄に乗る。

前回の更新から5年。



くるりの「赤い電車」を心の中で歌いながら鮫洲到着。



降り立つと商店街が続いている。
証明写真屋さんが多い。


前回はノスタルジックな古い建物で更新したのだが今回は隣にできた新しい建物で更新をすることに。
近代的で無機質な建物である。
今日は混んでいた。手続きに1時間弱ほどかかっただろうか。
並んでいる間、読書をしていた。


次の講習まで時間があるので、食堂でカレーを食した。
名物らしい。
味は、甘辛い感じ。コクがあって美味しかった。


講習は、30分。
みんな超真剣に聞いていた。
話す人が上手だったからか、私もけっこうマジで聞いていた。


売店でピーポくんの人形が売っていた。



新しい免許証ゲット。
ICなんちゃらがどうのこうので、とのことらしい(詳しくはよく分からない←興味がない)。
身分証明にしか使っていないので、勿論ゴールド。

免許を取得したのは大学時代。
「就職活動の履歴書の特技欄に何か書きたいから」という理由でゲットした。
一人どうしても嫌な教官がいて、んもう、本当鬱だった。
眼鏡かけたカマキリみたいなおっさんである。
高いお金を払ってどうしてこんなに嫌な目に遭わなくてはならないのだろうかと思った。



帰りの電車内。
顔写真の出来をLINEで吉熊上司と後輩女子に送付。
「優しそうじゃん」
と吉熊上司に言われた。
真顔で撮るより、少し微笑みを湛えたのがよかったのか。

地味に疲れ、どこにも寄る気力がないのでそのまま帰宅。
高校時代からの友達で仙台に住むKatzちゃんからバレンタインということで届いた「黄金 かもめの玉子」を食べた。
大好物のお菓子である。玉子に金箔が施されていた。
ありがとう!!



明日からまた仕事。
冒頭のように変な夢を見るぐらいだから、やはり疲れているのだろう。
あまり無理せずストレスをためないようにして、一週間を乗り切ろう。
水曜日あたり、また雪が降るらしい…。

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雪と遊ぶクマ

2014年02月15日 | Weblog
「雪の朝(あした)は裸で洗濯」と亡き祖母が言っていたことを、最近、母ヨーコたんより聞いた。
雪が降った翌日は裸で洗濯ができるぐらい晴れるということらしい。
裸で他人の目が触れるところで洗濯していたら捕まっちゃうよ~!

先人の知恵の通り、今日は晴れた。
吉熊が私のパジャマの裾を引っ張り
「ねー、雪で遊ぼうよ」
と駄々をこねるものだから、…ああ、行ったさ、公園。公園デビューさ。

いや~。今回も降ったな、雪。
雪が降るといつもの光景も違って見える。

猫、発見。


白と赤のコントラストが美しい、椿と雪のコラボ。
雪が降らなければここで咲いていたことも気付かなかった。






公園到着。
さあ、遊べ、吉熊。
ゲレンデが溶けるほど遊んじゃえ。
「うっひょ~!東京じゃないみたい」
はしゃぐ吉熊。


吉熊とクマだるまを一緒に作った。
「こんにちは、僕、吉熊っていうんだ」



雪で遊ぶってけっこう体力を消耗する。
たとえ遊ぶ相手がクマであっても。


夕御飯は王将の餃子と氷結。




やっべー、マジ美味い。


そしてglobeの「DEPARTURES」が身に沁みる。

globe - Departures


こうして、三十路独身の神秘のヴェールに包まれた土曜日は過ぎていくのじゃった。


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妹からの贈り物

2014年02月14日 | Weblog
昨日、妹からバレンタインの贈答品が届いた。




芸術的で、「ああ、さすがデザイナーだな」と思わせるものだった。
手作りのチョコクッキーである。しかもキュートでポップ!!!!!!
女子力高すぎ。ここ13年、調理という行為をしていない私とは雲泥の差である。同じ両親から生まれてきたのに。



クマたん!!




「吉熊と一緒に食べて」
とのこと。
二人で仲良く食した(やや共食い)。
美味しかった。


メッセージカードも素敵!


最近疲れていてクサクサしていたが、彼女のおかげで心が滑らかになった。
甘い味が心に沁みた。

いつまでも二人で楽しい思い出を作っていけたらいい。

芋子さん、ありがとう。

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別れのバレンタイン

2014年02月14日 | Weblog
雪のバレンタインというと、私なんかは1993年放送のドラマ「高校教師」を思い出してしまう。
第6回「別れのバレンタイン」である。

鎌倉で生物教師の羽村先生(真田広之)と無断外泊した繭(桜井幸子)。
繭の父(峰岸徹)が学校へ密告したため、繭は停学になってしまう。
停学中、部屋で父の雇ったバイトに監視され、電話も外出もできない繭は、訪れてきた友人直子(持田真樹←かわいい)に羽村先生への手紙を託す。
それはバレンタインの日の待ち合わせの場所と時間を書き示したものだった。

バレンタイン当日。
繭は監視バイトの手を机の引き出しに挟めるというややバイオレンスな手法を取り、部屋を華麗に脱出。もうここらへん奇跡の脱出劇。ハラハラドキドキ。
待ち合わせの時間の20時を少し過ぎた20時10分に繭は待ち合わせの場所に着くが、羽村先生はいない。
その時、羽村先生は教育実習生の歓迎会に参加しており、またその場で繭に手を出したということで羽村先生を信じ、友情を確立していた体育教師(赤井英和)にボコられる。

ボロボロになり、部屋に到着した羽村先生。
待ち受けていたのは繭からの度重なる留守電のメッセージだった。
繭のメッセージの後、繭の父親からの電話「繭はどこだ?そこにいるんだろ?」
…繭はまだ待ち合わせの場所にいる!
急いで待ち合わせの場所に向かう羽村先生。
いつの間にか雪が降ってきた。

0時少し前。
待ち合わせの場所付近の電話ボックス内で待機していた繭は羽村先生の姿を見つけると満面の笑みで駆け寄る。
そして雪で滑った繭は転んでしまう。
「これ、バレンタインの」
と言いながら小さな包みを羽村先生に渡す。
羽村先生は、自らのコートを繭に掛けながら
「馬鹿だな、風邪引くじゃないか」
と言う。
そして
「もう二人で会うのは辞めよう」
「面倒なのは嫌だよ。教師クビになったら困るしね」
と…心にもないことを言ってしまう。

その時の繭役の桜井幸子が秀逸。
透明感のある絶望と悲しみをほんの数秒間で見事に表情に浮かべるのである。

羽村先生のコートを脱いで駆けていってしまう繭。
雪の中、その背中を見つめる羽村先生。

エンディングテーマ「僕たちの失敗」(森田童子)


高校教師:OP&ED集 1/3



もうあのドラマがやっていたのって21年前なんだな。
しかも当時は受験を控えていて、これを観たのは高校一年生のとき、夕方の再放送だった。


今日もあのドラマの日のように雪が降っている。
この寒空の中で4時間もひたすら羽村先生を待つ繭って何なんだろうな。
しかも奇跡の脱出劇を果たした彼女はコートも着用せず、たしか短いズボンを履いていた。
苦行も厭わず、この寒い中を待ち続ける自信が私にはない。
ちょっとした修行ではないか。

ドラマ「高校教師」は生徒と教師の禁断の愛を描いたものだ。
例に漏れず、「禁断」には秘密と共に甘美が隠されている。
でもこのドラマはそれだけじゃない。
羽村先生、繭を取り巻く他の演出も丁寧に行われている。
音楽やロケも美しく、21年前なのに古さを感じない。

今日のバレンタイン。
それぞれのカポーのドラマに雪は舞い降りるのだろうか。

そんなことを思いながらコンビニに寄って帰宅した。
静寂の雪道。
どこからともなく「僕たちの失敗」が流れてきたような気がした。

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雪で爆笑

2014年02月14日 | Weblog
雪がうっすらと積もり始めた夕方。
私と後輩女子Cちゃんは他の建物へ用事があったので向かった。
「寒い!!」
「寒すぎます!!!」

用事を済ませて本社に戻るとき、先程よりアスファルトの雪が厚みを帯びていて二人で驚いた。

トコトコとブーツで歩き、二人で振り返ると、白く滑らかな道に二人の軌跡がちょこちょこと残っていた。
それを見て二人で爆笑。

「じゃあ、歩きながら二人、交差してみましょう」
と言うCちゃん。

歩きながら、互いの歩く道を左右に移動させ、そして振り返る。
白い道に面白い線がくっきりと浮かぶのを見て再び爆笑。

雪の日ってテンションが上がる。
笑いすぎて寒さが一気に吹き飛んだ。
こういうことで笑いを共有できる後輩で良かった。


帰り路。
すっかり雪化粧。






人間関係

2014年02月13日 | Weblog
予算作成も佳境に入った。あと苦手な運賃搬送費と修繕費を残すのみ。
最近よく眠れない。寝付けないのである。睡眠導入剤マイスリーと抗不安薬ソラナックスをもってしても寝付くのに1時間ほどかかる。原因は分からぬ。自覚としてあるのは気分の高揚が地味に継続していて入眠を阻害しているということだ。0時を過ぎてもテンションが高い。このまま運賃搬送費と修繕費やったらすぐ終わっちゃうんじゃね?という感じだ。


母ヨーコたんが最近読書をしている。彼女は本が好きではない。対照的に父は読書家だ。父が溜めこむ書籍を母は忌々しく思っている。そんな彼女が読書をするもんだから…ほら、また今週末、雪が降るかもしれないらしい…。


他部署で半分いじめにあっている人がいる。
その部長が一人の部下を嫌悪し、他の部下たちを自分の傘下に取み、仕事を奪うなどのパワハラまがいのことをしている。
そういう雰囲気を背中で察知する度に軽く吐き気がする。
また、違う部署でも似たようなことが起こっており、仕事に集中しにくい。

「仲良しクラブ」化すべきというのではない。
一人一人が会社のためにできることを考えて企業成長を目指すべきなのに、自分の居場所確保のために長いものに捲かれる雰囲気が、反吐が出るほど嫌。おべっか、わざとらしい笑い声、猫撫で声。最悪だ。



小学校時代、たしか6年生の時である。
仲が良かったひさえちゃんという子がある日突然、私を無視しはじめた。
みんなに嫌われているゆうこちゃんと私が仲良くしたのが許せなかったらしい。
昼休みに、ひさえちゃんがいるブランコに私が行くと、スーッといなくなる。
ジャングルジムに行くのでついていくと、露骨に私を避け、今度は鉄棒の方へ。
あの怜悧な横顔はいまだに忘れられない。
そのひさえちゃん一味のメンバーの中にゆうこちゃんがいることを知ったときは愕然とした。
嬌声をあげながら離れていく数人の女子の背中を見つめる私には、校庭でざわめく男子の声やボールがバウンドする音も届かなかった。
夏休みが終わるころ、河原子海岸へ海水浴に行った際、ひさえちゃんに貝でできたお土産を渡した。
すっかり上機嫌になったひさえちゃんは、それから私と普通に接した。

300円程度のお金で解決できるのだもの。小学生のころはまだマシだった。

社会人のいじめは、関係者以外の人間にもモチベーションの低下ばかりか「もしも私があの人の立場だったら」とか無意識のうちに考えさせられ、お腹が痛くなる。

「男の世界は厳しい」
と、事あるごとに母が言っていた。組織人の父の話をしていたときである。
小さい頃からそういうものだと思っていたが、いざ現場でその光景を目の当たりにすると、メンタルが豆腐な私にはけっこう辛い。数年前、自分がいじめられていたこととか思い出してしまう。
そうは言いつつも、私には何もできない。非力で出る幕がない。そして私も巻き込まれるのが怖いのである…。

仕事って何だろう…人間関係って何だろう…。
無意識のうちに考え込んでしまう。


こんなとき、映画「かぐや姫の物語」でのあのシーンが蘇る。
「こんな世界いやだ~」と言わんばかりに、かぐや姫が宴会の会場から逃げ出す名シーン。
かぐや姫が発信した喜びも悲しみもない月の世界へのSOS。
私も発しそうになる。たまに。そのうち月からのお迎えが来ちゃったりして。記憶が無くなる羽衣なら、たまに着る。昨日食べた物とか思い出せないもの。



「かぐや姫の物語」の月からのお迎えのシーンで、私の魂を奪い去っていきそうになった曲を発見。
これ、聴きたかった!

かぐや姫の物語より「天人の音楽Ⅰ」耳コピ ピアノ


耳コピでここまで再現って凄い!!!神!!



明日は雪が降るらしい。
今夜は眠れますように。



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2000年の夏の日のように

2014年02月12日 | Weblog
同期のナオエと私は顔が似ているとよく言われる。
私たちは会社案内で同じページに載っていて、見比べてみると…まるで双子みたいである。
ナオエは店長としてバリバリ働いていて、新卒研修の講師もやる。
そんな彼女が近々会社を辞めるらしい。
何も聞かされていなかった私は我が耳を疑った。
どうして?って。退職と彼女が結びつかない。



2000年の春…新卒研修。
私たちは出逢った。
ナオエは明るくていつも周囲を笑わせていた。
ナオエは同期で一番背が低く、「ナオエリーナ」という奇妙なあだ名を付けられてみんなに可愛がられていた。
私の同期は前期の新卒の4分の1程しかおらず、非常に結束力があった。
月1の研修の後はリクルートスーツ姿で居酒屋でどんちゃん騒ぎ。
あの時ばかりは大学の延長のような錯覚を覚えた。

みんなで公休日を合せ、新宿で合コンをしたこともあった。
「お母さんが『合コンに行くんなら』と言って髪を結ってくれたの」
と自慢げにポニーテールの髪を揺らして笑うナオエ。
眩しい2000年の夏の日。
彼女の揺れる髪の向こうには、青空の下で新宿の高層ビル郡が光を放っていた。


二次会のカラオケでプッチモニの「ちょこっとLOVE」をマジモードで歌うナオエ。
しかも気付いたら私まであの振付で踊っていたという…。
どん引きする殿方たち(たしか商社マンだった)と別れるとき、体裁だけのメルアド交換。
23歳の夏はソーダ水のように弾けていた。


月日は過ぎ、ナオエは地方店舗の店長になっていた。
天性の明るさと真面目な仕事ぶりで有名店長になった。
8年ぶりに関東に戻ってきたナオエは、近所の住人に出戻り疑惑を掛けられたそうだ。


同期は一人辞め、二人辞め…、入社14年後の今、片手とちょっとで数えるほどしか残っていない。
私以外の全員が店舗での販売スタッフなので休みが合わないので会う機会も少なくなっていった。

寂しい。
でもこれからは「元同期」として新たな関係の中で付き合っていけたらなとも思う。
また会ったら、2000年のあの夏の日みたいに笑い転げたい。「ちょこっとLOVE」、マスターしておくね。








ヴィトンの接客が凄い件

2014年02月11日 | Weblog
昨日、仕事帰りに愛用している鞄ヴィトンのルコの持ち手が壊れた。
これは、妹が大学時代にニューヨークに行った際に二回目の夏のボーナスで買ったもの。
以来、十年以上、私の通勤用鞄として苦楽を共にしてきた。

気付けば、バレッタ、スカーフ、ペンケース、名刺入れ、手帳、財布、化粧ポーチ、定期入れは全てモノグラムである。
ファーストヴィトンは大学2年生のときに青山本店で買ったペンケース。あのときの興奮はいまだに忘れられない。

その中で一番活躍しているのがルコである。
そのルコがまさかのギブアップ。


まぁねぇ。使い始めて十年以上。仕方がないよなーと思うと同時に、もっと丁寧に使っていれば…と後悔の念がないわけではない。検定のテキストやら何やら、ルコには重力的な負担を掛けていた。この心情、突然、妻を失った寡の気分に似ているのかもしれない。昨日は通夜ばりに落ち込んでいた。

今日、仕事帰りに直営店に持ち込んだ。
店員さんは、
「突然壊れてしまって驚かれたでしょう?」
と、まずこちらを労った。
物を修理に出す際、こんなことを言われたことがないのでひどく感動してしまった。

見積もりを出してもらったのだが、やはり新しいヴィトンの小物が買えそうなほど高い。ちょっと悩む価格である。しかし背に腹はかえられぬ。これがないと仕事に行くテンションが上がらない。仕事にしか待っていけない特異なデザインのこのルコを買った十数年前、永く仕事を続けるんだという覚悟に似たようなものを決めた。走馬灯のようにルコとの思い出がよみがえる。

「こちらは廃盤のお品ものです。今はどこにも売っておりません貴重なデザインです。今直していただきますとまた長く使っていただけます」
店員さんのその一言で、決めた。

「お願いします」


入店したときは、沈んだ気持ちだったのだが、彼女の接客で、罪悪感や悲しい気持ちが払拭された。
正直、修理代は高いが、すんなりと納得させる接客態度だった。
すげーよ、ヴィトンの接客。
品物ばかりか客の心を再生できるだなんて。
心療内科みたいだ。

海外で直してもらい、桜が咲く頃、ルコはまた私の手元に戻ってくるらしい。
それまで、バケツに頑張ってもらおう。


元気になったルコと、また手を繋ぎたい。




雪の日のノスタルジー

2014年02月10日 | Weblog
出勤途中で多くの雪だるまを見た。昨日の暖かさでだいぶ溶けてはいたが、それでも雪だるまは健気に微笑みかけてくる。
昨日上野で見た雪だるま。


一昨日、吉熊上司がLINEで送ってくれた息子さん(小学2年生)の画像。
かまくらの前で得意顔の息子さん、雪の上で大の字で横になっている息子さん…今朝はその写真の話題で始まった。
ほっぺたが真っ赤で、おぼこい。


子供って、雪、好きだよな。
今回の雪でも多くの遊ぶ子たちを見た。
私も子供のころは、雪が降ると近所の子たちと遊んだっけ。
親が庭に作ってくれた、かまくら、雪だるま。
懐かしい。母が編んでくれたセーターを着用し、雪だるまと一緒に家族写真を撮ったっけ。
雪で遊んで汗をいっぱいかいたのを覚えている。



他部署の先輩殿方まーすけ先輩は、幼少期より父親が不在がちで母親が必死になって働いていた。5歳年上の兄はまーすけ先輩に事あるごとに暴力を振るい、一度たりとも遊んではくれなかった。友達が少なかった小学生時代のまーすけ少年は、雪遊びを一人でしたんだそうな。
「半袖短パンで狂ったように雪で遊んでいました。一人雪合戦とか…」という彼の思い出を聞いたときから、私の胸に、雪の中で悲しく、そして一心不乱に遊ぶ少年が宿った。それは悲しいような切ないような。でも陽だまりのように話す彼の様子が悲観的にさせないのがせめてもの救いだ。



そして、なんつってもNHK「みんなのうた」で放送されていた「雪祭り」。
雪ったら、これだべ。
もう28年も前に放送されていた歌なので覚えている人は少ないかもしれない。
東北地方における子供たちの、春を待ちわびながらも雪をエンジョイしている様子を歌った曲。
間奏がシンセなサウンドで、しかも和太鼓と絡み合い、なかなかの名曲なのである。
みんなのうたの中でベスト3に入るかもしれない。自分的に。
歌詞に出てくる「雪うさぎ」という造語にシビれる(画面では雪がうさぎに変身しながら舞い降りる)。
そして「風花にキラキラと 春がほら覗ている」という締めくくりの歌詞がこの上なく神がかっている。

後半部分に差しかかる頃、郵便屋さんが出てくる。

これが超怖い。
郵便屋さんが、なんちゅーか、ニヒルというか不敵というか、見ていると心が不安になるような顔なのである。
幼少時代これを見てトラウマになった人は多いらしく「雪祭り」を検索すると「郵便屋さん」と続いて出る。


素晴らしい動画を発見。
「雪祭り」をピアノで弾いていらっしゃる。素晴らしい演奏。





昼休みのトイレにて。

「雪凄かったですよね」
「そうそう。ブリザードみたいなやつ、吹いてなかった?」
「ここどこだよ?みたいな」
という会話をし、非日常的世界の興奮を分かち合った。

そして今日も残業。
日中は電話などに出て、予算作成に着手できるのは夕方の定時少し前から。
毎年の事ながら、過酷である。
でもエクセルに吸い込まれそうなぐらい集中していると時間があっという間に過ぎるし、爽快感がたまらない。

雑多な毎日に追われている。
でも、幼い頃の雪の日の、雪遊びをして流した汗と仕事で流した汗に違いを感じたくないと思うのは、三十路過ぎの女の過剰なノスタルジーだろうか。



クリーブランド美術館展

2014年02月09日 | Weblog
上野の国立美術館に行ってきた。

クリーブランド美術館展
名画でたどる日本の美

全米屈指の規模と質を誇るクリーブランド美術館の日本美術コレクションより、平安から明治に至る、選りすぐりの日本絵画40件余に、中国や西洋絵画の優品を加えた総数約50件を紹介します。
本展は、仏画に描かれた神仏や肖像画の人物などの人体表現、咲き誇る花々や鳥などの花鳥画、名所や胸中の理想の情景を描いた山水画、そして人と自然が融けあうように表わされる物語絵画の4つのテーマで構成します。日本の絵画のなかで、人や自然の姿が時代ごとにどのように描かれてきたかを、平安から鎌倉、室町、江戸、明治時代までの名品と、雪村周継( 生没年不詳)、渡辺始興(1683~1755)、深江蘆舟(1699~1757)、曽我蕭白(1730~1781)、河鍋暁斎(1831~1889)など人気絵師の作品から概観し、日本美術の流れとその魅力に迫ります。(博物館HPより)


父から去年の秋にチケットをいただいていた。「人間国宝展」と二展一緒に見られるチケットだったのだが、今日は時間がなくてクリーブランド美術館展のみの観賞。「人間国宝展」は来週以降に。





「蔦の細道図屏風」(深江廬舟)

伊勢物語九段
都落ちして宇津山にまで行って、自分が入ろうとする山道は、ひどく暗く、細い上に、蔦や楓がうっそうと茂って、何となく心細く、思いがけずひどい目に合いそうだと思っていると、修行者がやってくるのに出会った。
「あなたほどの方が、どうしてこのような寂しい道をおいでになるのですか」という言葉を聞いて、よく見ると、かつて都で会ったことのある人であった。
そこで、都にいる愛しいお方のもとにというわけで、手紙を書いて託した。
そのシーン。

修行者の後ろ姿を見つめる殿方の深い孤独と寂寥感に、全俺が泣いた。
♪あの人に伝えて…寂しい…大丈夫 寂しい
って、サウダージを思い浮かべてしまった。


南瓜図(伝没倫紹等賛)

蟻が南瓜を引きながら祭事をしている図なんだが、これ、どう見てもブラック企業に勤める社畜にしか見えない!




釈迦如来像(元あるいは高麗時代)

映画「かぐや姫の物語」のラストシーン(天人の音楽)を彷彿とさせる←けっこうトラウマ。




地獄太夫図(河鍋暁斎筆)

山賊に騙されて遊女にさせられた女性。今の不遇は前世がいけなかったからと悟り、地獄絵図の模様入りの着物を着ている。なんてロックな!
地獄絵図って、去年台湾で見たアレ?



龍虎図屏風(雪村周継筆)

龍の前足のいきいきとした様子に胸がスカッとする!おどろおどろしいのだが、なぜか憎めない。
虎のふわふわした質感が見事。表情が愛くるしい。にゃんこみたい。
虎舞竜?ロード?なんでもないようなことが幸せだったと思う?


二河白道図(鎌倉時代)

愛欲や嫉妬の気持ちを持たなければ死後に救われるという仏教説法を元に描かれた。なるほど。分かりやすい。


こんなに素晴らしい作品が、アメリカに渡っていたとは!
里帰りしてきた英雄たちに会えた気がする。
誇らしき日本文化。
チケットをくれたクマパパに感謝である。

ミュージアムショップを徘徊。
素敵なハンカチがあったのでお買い上げ。


チラシを見てビックリ!
特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」
2014年6月24日(火) ~ 2014年9月15日(月)

去年、台湾の故宮博物館で中国人にもみくちゃにされながら見た白菜が、今年の夏に来日するらしい!門外不出の白菜が!アジア初とのこと。
台湾に行く前、みんなに「白菜、見てくるんでしょ?」と言われた。台湾=白菜みたいな。
「翠玉白菜」展示期間[6月24日(火)~7月7日(月)は無休、毎日20:00まで特別開館。




クマと人が踊っているアレも来るらしい!
玉人與熊


精神的に一番つらい六月だが、これを楽しみに乗り越えよう。

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雪遊び

2014年02月09日 | Weblog
都知事選へ。
近所の小学校へ行く。

無事投票し、校庭へ。


拙い歩みで雪の中を行く吉熊。トコトコトコ…。



「ぜんぶ雪のせいだ。」



うわぁぁ!転倒したった。



雪、楽しいな。僕、雪大好き。



東京国立博物館へ。
雪の上野って来るの初めてかもしれない。



巨大な雪だるま(?)がいた。
乗っかる吉熊。後ろにいたカップルに「可愛いですね」と言われ、気を良くした私は雪だるまを背景にした彼らの2ショットを撮影して差し上げた。


夕御飯を食べて帰宅。
天津飯と餃子でがっつり。


明日からまた仕事か~。
大変だけど頑張ろう。


降り積もる思い出

2014年02月08日 | Weblog
休日の雪はけっこう好き。
特に今回の雪は凄い。
窓を眺めていると、「ここはどこだ?」と思うほどのブリザードが吹雪いていて、圧巻。
すげー!マジすげー!!

なにしろ16年ぶりの大雪。

16年前…1998年1月15日の大雪。私はその日、成人式を迎えた。
明け方、髪のセットと着付けを終え、雪が積もった美容室の外階段を降りる際に転びそうになった。
父の車で親戚回りをするとき、スリップした。
雪でできた着物のシミ抜き代金6,000円。
成人式の後の同窓会のあと、みんなで歩いた西田川沿いの雪道。

忘れられないあの雪の日。
あれから16年である。信じられない。少し前のことだと思っていたら16年も月日が降り積もっていただなんて。

そんなこんなに想いを馳せつつ、また雪を観賞。
うん。降ってる。

さらさらしている!粉雪だ。


吉熊に雪だるまを作ってあげた。
「僕の新しいお友達!!」



昨日、インスタント食品を買ったにもかかわらず、コンビニまでお出かけ。
誰かが歩いた場所ではなく、誰にも踏まれていない箇所を選択して歩く。
踏みしめる度に足裏でする、キュッ…キュッ…の音が心地よい。



道端で遊ぶ幼児、それを見守るお母さん。
「人が通るから、ほらどきなさい。…すいません」
「いえいえ。本当、凄い雪ですよねー」
なんて、話す。

また、少し先では中学生と思しき男子達が上半身裸で雪合戦をしていた。
「元気そうでいいですね」
「あざーすっ」
青春だな。

コンビニで食品を購入し、振り込みをする。
そしてまた雪道を歩き、帰宅。

雪の日はやはりテンションが上がる。
非日常的な雰囲気がテレビから漂う。
そして白を纏った風景のいつもとは違う顔。

16年前。ただでさえ非日常的な降雪と人生の記念日・成人式が重なったのだから、忘れられないのも無理はない。


雪のおかげでゆっくりできた。
明日はお出かけしよう。

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これはこれで

2014年02月08日 | Weblog
で、世間をにぎわせている佐村河内守氏にゴーストライターがいた件。
去年、この人の特集番組を観て、ブログに記した。

2013年04月13日「気ままな土曜日」


あの日の私はあの番組に感動を覚えた。
しかし、あの放送内容はウソだった。
なんだかガッカリである。

でもよくよく考えてみると、私はあの音楽に感動したのではなく、全聾というハンディキャップを背負った(とされる)彼が作った曲という「背景」に感動していたのだなと今になって気付いた。

全てが明るみになった今、純粋に「交響曲1番」という「曲」を、新垣隆氏が作った「曲」だと認識しながら聴くと、なぜだろう、ゴーストライターとしてもきちんと作曲という仕事に真摯に向き合った新垣氏の人柄や音楽に対する愛を感じる。
これはこれでいいんじゃね?と思う。
作品には罪がない。出生が複雑なだけ。

佐村河内 守さん 作曲 HIROSIMA 第3楽章 後半


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如月、4分の1終了

2014年02月07日 | Weblog
東証へ。短信の投げ込みに行く。
今日もとても寒かった。日差しはあるが、風が冷たい。印刷した短信を携えて、地下鉄に乗って東証へ。

時間があったのでアローズへ。
今日もあのシリンダーの上で銘柄はぐるぐると回転していた。
吉熊も社会科見学。


数日前にはレオナルド・ディカプリオが映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の会見で東証に来たようだ。

レオナルド・ディカプリオ、“東証”で会見!米俳優では初めての快挙
(2014年1月29日 19:00 映画.com)



時間近くになったので、地下にある兜倶楽部の廊下に並ぶ。
時間きっかりに吉熊上司に「投げ込みます」とLINEで伝えた。「よろしく!」という返信のあと、さっそく投げ込む。
投げ込みとは、各会社がリリースする書類を報道機関に提出すること。
業績予想の修正などは兜倶楽部のなかの報道機関用の棚に入れるのだが、短信は兜倶楽部の廊下にずらっと並べられたプラスティック製の箱に入れる。
箱には
日経新聞○部
ロイター○部
と書かれてあるので、その部数を箱に入れ、最後、自分の会社の名前にチェックを入れて終了。

書くと簡単なのだが、いざやるとなると緊張する。
終了後、吉熊上司に電話で報告。
「気を付けて帰っておいで」
と言われ、まるでお母さんみたいだなと思う。

吉熊上司の下に配属されて13年。
あの時0歳だった子が中学生になる年月を思うと、私の伸長率ってどうなんだろうと思う。
たしかに13年前よりはだいぶマシだと思うが、でも反省することは尽きない。
今回の短信の「定性的情報等」の文章作成は手古摺った。手がかかる子ほどかわいいと言うが、しみじみとそう思う。
吉熊上司にとって私は手がかかる子だったはずだ。あり得ないミスをした私をいっぱいフォローしてくださった。
いつまでも部下として「かわいい」と思ってもらいたい。そのためにはどうしたら良いか、考える。

前を見ると電車がホームに滑り込んでくるところだった。
「ラッキー」
とホクホク顔で条件反射的に乗りこむと、電車は私が行きたい方向とは逆の駅を目指すではないか。
んだ~!もうっ!
別ルートで地下鉄を乗り継ぎ、帰社した。
ちょっとした満身創痍である。

帰社したらやることいっぱいでビビった。というか決算発表の日はやることが多い。
定時少し前より予算作成を進め、がっつり残業をして後輩女子Cちゃんと帰る。
話題は明日の大雪のこと。
「今日は食料を買い溜めしないとですねー」
「明日はすっぴんで一日過ごします」
まるで大雪はイベントのようである。
出勤日の大雪は心が重くなるが休みなので、窓から雪化粧を楽しみたい。
雪で反射した光に目を細め、♪ダバダ~とコーヒーなんか啜っちゃったりして。ちょっと楽しみである。


今週は残業が多かったが、過ぎるのが早かった。
如月、4分の1終了。

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美しく愛おしいもの

2014年02月06日 | Weblog
今日はとても疲れている。
さっきまで書いていた日記がまとまらないので保留にしてしまった。


嶽本野ばら先生が、雪が降った2月4日のブログに「世界は美しく愛おしいもの」と書かれていた。

「ねぇ、君は雪の降るこの世界の景色をどう思うだろう。
 きっと美しいと思うんじゃないだろうか。
 たまにこうして世界はとても美しく愛おしいものへと変貌する。」

なるほど。
しかも私の誕生日に、私が好きなフレーズ「ねぇ、君」である。
ちょっこし嬉しかった。
嶽本先生の言葉には何度救われたか。私が持つマイノリティを「孤高」という言葉に昇華させてくれた。
私が日々弱々しくも視点を失わずに自分を信じて生きていけるのは、本のなかに散りばめられた嶽本先生の言葉に含まれている精神のおかげだと思う。
「人間は一人なの。一人で生まれて一人で考えて、一人で死んでいくの。人は一人でいきられないなんて・・。だったら私は人じゃなくていい。ミジンコでいい。寄り添わなければいけない人間よりもずっと自立してるもの」
という下妻物語の主人公・桃子のセリフは私のモットーである。
世間に流されなくてもいい、自身を貫いてもいいんだよ、と嶽本先生の作品に教えられた。






冒頭の「美しく愛おしいもの」であるが、これは忙しかったり疲れていたりすると見えなくなる。
今の私はその状態にある。
心が鈍くなるんである。

だけど「美しく愛おしいもの」への執着はあるらしく、昼休み、会社の階段に生けられている花をパシャリ☆


帰宅後、紅茶を飲みながらこれを書いている。



世界はきっと「美しく愛おしいもの」に溢れているのだと思う。
それを感じるか否かは心次第というべきか。

明日、世界に散りばめられている「美しく愛おしいもの」が、すんなりと私の心に溶け込みますように。

じゃないと吉熊が叫べない…!!!