大量の中国産ウナギを日本産と偽って、産地偽装して販売していた水産会社が摘発された。飛騨牛などの偽装事件が後を絶たない時に、まったく懲りない連中だと思っていると、今度はエビの養殖事業に絡む悪質な出資金詐欺事件が発覚した。
この投資会社の会長らは、フィリピンのある市に東京ドーム450個分の養殖場を借りてエビを養殖し、その販売で得た利益を配当するという触れ込みで勧誘し、約4万人から約650億円を不正に集めて騙し取ったと言う。エビ養殖の実態はなく、最初から出資金を詐取することを企んでいたようだ。極めて悪質な詐欺事件で、今後の警察の調べによって全貌が解明されるだろうが厳しく処断するべきだと思う。
この会長と言う男は話術が巧みで、エビ養殖事業に投資すれば1年で元金が2倍になるなどと言って投資させていたらしい。出資金は1口10万円で、出資会員が新たな投資家を紹介すれば手数料が受け取れるといういわゆるマルチ商法で会員を大幅に増やしたと言う。
ある59歳の男性会社員は、20年来の知人女性に紹介されて出資したらしいが、最初のうちは出資するたびに配当金が口座に振り込まれ、さらに家族や親族、取引先など9人を勧誘して190万円の紹介手数料を受け取り、のめり込んでいった。しかし当然のことながらやがて破綻し、投資額は家族の分を含めて2600万円で、自宅ローンも支払い不能となり、自宅を売却して転居したと言う。惨めな結末である。
それにしても、なぜこれほど多くの人たちが、まんまと話に乗せられて巨額の出資をしたのだろうか。これまでにもさまざまな詐欺事件があったことは話題になってきたのに、なぜ眉に唾をつけることをしなかったのだろう。1年で元金が2倍になることなど、この世知辛い世の中にあろうはずもない。東京ドーム450個分の養殖場などと聞けば誇大な話だと分かりそうなものだ。人間欲に取り付かれると分別をなくしてしまうのだろう。冷たい言い方かも知れないが、被害者にはあまり同情の気持ちがわかない。この世の中には、隙あらば人の懐に食らいつこうと狙って悪知恵を巡らす輩は跡を絶たない。人を見れば泥棒と思えとは言わないが、君子でなくても危うきには近づかないことだ。欲を出さないことだ。
この投資会社の会長らは、フィリピンのある市に東京ドーム450個分の養殖場を借りてエビを養殖し、その販売で得た利益を配当するという触れ込みで勧誘し、約4万人から約650億円を不正に集めて騙し取ったと言う。エビ養殖の実態はなく、最初から出資金を詐取することを企んでいたようだ。極めて悪質な詐欺事件で、今後の警察の調べによって全貌が解明されるだろうが厳しく処断するべきだと思う。
この会長と言う男は話術が巧みで、エビ養殖事業に投資すれば1年で元金が2倍になるなどと言って投資させていたらしい。出資金は1口10万円で、出資会員が新たな投資家を紹介すれば手数料が受け取れるといういわゆるマルチ商法で会員を大幅に増やしたと言う。
ある59歳の男性会社員は、20年来の知人女性に紹介されて出資したらしいが、最初のうちは出資するたびに配当金が口座に振り込まれ、さらに家族や親族、取引先など9人を勧誘して190万円の紹介手数料を受け取り、のめり込んでいった。しかし当然のことながらやがて破綻し、投資額は家族の分を含めて2600万円で、自宅ローンも支払い不能となり、自宅を売却して転居したと言う。惨めな結末である。
それにしても、なぜこれほど多くの人たちが、まんまと話に乗せられて巨額の出資をしたのだろうか。これまでにもさまざまな詐欺事件があったことは話題になってきたのに、なぜ眉に唾をつけることをしなかったのだろう。1年で元金が2倍になることなど、この世知辛い世の中にあろうはずもない。東京ドーム450個分の養殖場などと聞けば誇大な話だと分かりそうなものだ。人間欲に取り付かれると分別をなくしてしまうのだろう。冷たい言い方かも知れないが、被害者にはあまり同情の気持ちがわかない。この世の中には、隙あらば人の懐に食らいつこうと狙って悪知恵を巡らす輩は跡を絶たない。人を見れば泥棒と思えとは言わないが、君子でなくても危うきには近づかないことだ。欲を出さないことだ。