中高生の多くが携帯電話依存のような状態になっていることが、文部科学省の総合的な全国調査で分かったという。小学校6年生、中学校2年生、高校2年生の約1万500人から回答があり、回答率は62%だった。それによると携帯電話の所有率は小6で25%、中2で46%、高2に至っては96%となっている。
使い方は、どの学年でも通話に使うことは少ないようで、メールに頻繁に使われている。1日の送受信は、小6で「10件未満」が43%、「ほとんど使わない」が32%だが、7.2%は30件以上で、中2では10件以上が61%、そのうち50件以上は20%、100件以上は7%あった。高2では30件以上が27・6%となっていた。1件当たり平均してどれくらいの時間を使っているのだろう。
平日の午後11時以降の深夜使用は中2の22%が「よく使う」、25%が「時々使う」とし、高2になると「よく使う」が39%、「時々使う」が32%となっている。メールの件数が多いほど寝る時間が遅くなる傾向は顕著のようで、中2では1日に30件以上メールする生徒の4人に1人は午前0時以降に寝ると答えた。
携帯電話をよく使うのは「自分の部屋で1人でいるとき」が最も多く、小6は51%、中2で86%、高2では89%。親は声が聞こえないから勉強していると思っているのかも知れない。利用はあらゆる場面でやっているようで、「食事中」というのもあって、小6で12%、中2で25%、高2は22%。親は注意しないのだろうか。「入浴中」というのが小6で3%、中2で10%、高2で17%あったようで、これにはいささ呆れた。まさに中毒だ。生徒達にとっては携帯使用のTPOなどは存在しないのだろう。
学校へ持ち込むことを禁止しようという動きが、最近文科省や一部の教育委員会で出ているが、調査段階では学校で使うという回答は、高2では「授業中」が18%、「授業以外の学校にいる時間」が59%あったようだ。学校としてはたとえ禁止しても、おそらくはあまり有効な手は打てないだろう。女の子がいくら規制しても化粧品のセットを持つ手通学するようなものだ。
最近は生徒達の通学時間に電車に乗ることがないので、小・中・高生が車内でも使っているかどうかは分からないが、おそらくいるのではないだろうか。夕方の駅で私学の小学1年生くらいの子どもが通話している姿も見るが、これはどうやら家と連絡を取り合っているようだ。電話を受けたら母親が最寄りの駅まで車で迎えに来るのかもしれない。こういう家庭では必需品なのだろう。しかし持っているとやがては友人とメールで連絡し合うようになって、そのうちにのめりこんでいくことはあるだろう。
彼らがメールに熱中するのはなぜなのか。聞くところによれば、友人からメールが入ったら、それに返信しないと気まずいことになったりすることを恐れるようで、気の張ることだと思う。おそらくは他愛ない内容なのだろうが、本来は意思の疎通を図ったり、親しさを深めたりするはずのものが、場合によっては逆の結果になることもあるというのは不条理なことだ。そのような状況にある子どもが哀れにも思えてくる。
今更言うことでもないが、近頃は携帯電話依存者と思われる姿は増える一方で、特に女性が多いように思える。物に憑かれたように携帯のディスプレイに見入っている姿は好きではなく、電車などで周りに多くいると、時には気味悪く感じることさえあるが、その予備軍の中高生が後に控えているようだから、これからますます多くなっていくのだろう。鬱陶しいことだ。
使い方は、どの学年でも通話に使うことは少ないようで、メールに頻繁に使われている。1日の送受信は、小6で「10件未満」が43%、「ほとんど使わない」が32%だが、7.2%は30件以上で、中2では10件以上が61%、そのうち50件以上は20%、100件以上は7%あった。高2では30件以上が27・6%となっていた。1件当たり平均してどれくらいの時間を使っているのだろう。
平日の午後11時以降の深夜使用は中2の22%が「よく使う」、25%が「時々使う」とし、高2になると「よく使う」が39%、「時々使う」が32%となっている。メールの件数が多いほど寝る時間が遅くなる傾向は顕著のようで、中2では1日に30件以上メールする生徒の4人に1人は午前0時以降に寝ると答えた。
携帯電話をよく使うのは「自分の部屋で1人でいるとき」が最も多く、小6は51%、中2で86%、高2では89%。親は声が聞こえないから勉強していると思っているのかも知れない。利用はあらゆる場面でやっているようで、「食事中」というのもあって、小6で12%、中2で25%、高2は22%。親は注意しないのだろうか。「入浴中」というのが小6で3%、中2で10%、高2で17%あったようで、これにはいささ呆れた。まさに中毒だ。生徒達にとっては携帯使用のTPOなどは存在しないのだろう。
学校へ持ち込むことを禁止しようという動きが、最近文科省や一部の教育委員会で出ているが、調査段階では学校で使うという回答は、高2では「授業中」が18%、「授業以外の学校にいる時間」が59%あったようだ。学校としてはたとえ禁止しても、おそらくはあまり有効な手は打てないだろう。女の子がいくら規制しても化粧品のセットを持つ手通学するようなものだ。
最近は生徒達の通学時間に電車に乗ることがないので、小・中・高生が車内でも使っているかどうかは分からないが、おそらくいるのではないだろうか。夕方の駅で私学の小学1年生くらいの子どもが通話している姿も見るが、これはどうやら家と連絡を取り合っているようだ。電話を受けたら母親が最寄りの駅まで車で迎えに来るのかもしれない。こういう家庭では必需品なのだろう。しかし持っているとやがては友人とメールで連絡し合うようになって、そのうちにのめりこんでいくことはあるだろう。
彼らがメールに熱中するのはなぜなのか。聞くところによれば、友人からメールが入ったら、それに返信しないと気まずいことになったりすることを恐れるようで、気の張ることだと思う。おそらくは他愛ない内容なのだろうが、本来は意思の疎通を図ったり、親しさを深めたりするはずのものが、場合によっては逆の結果になることもあるというのは不条理なことだ。そのような状況にある子どもが哀れにも思えてくる。
今更言うことでもないが、近頃は携帯電話依存者と思われる姿は増える一方で、特に女性が多いように思える。物に憑かれたように携帯のディスプレイに見入っている姿は好きではなく、電車などで周りに多くいると、時には気味悪く感じることさえあるが、その予備軍の中高生が後に控えているようだから、これからますます多くなっていくのだろう。鬱陶しいことだ。