街に出るたびに思うのは、若い女性達の背が高くなったということだ。背が高いだけでなく均整が取れている姿が多い。最近はジーンズやスラックスを着用している女性が多いから、特に目立つ。もちろん男性も身長が高く、脚が長いのが多いのだが、やはり女性のほうに目が行ってしまう。アラフォー世代の女性にも美しいスタイルは少なくないようだ。
身長が高くなったのは何と言っても、脚が長くなったからだろうが、背丈が高い女性だけでなく、小柄でも脚が長いようだ。近頃は長い脚に見えるようにデザインしたジーンズがあるらしいが、それにしても実際に脚は長くなっているのだろう。ある卒業生の女性は、娘とそれほど背丈は変わらないが、自分のジーンズは脚の長さが娘には合わないと言っていた。
背が高い上にヒールの高い靴を履くものだから、見上げるようで堂々としているのも少なくない。このような姿を見ていると、いつも犬種ならグレイハウンドというところだろうなと考えてしまう。この犬はドッグレースに出るだけあって、脚が長く腰がくびれ、頭は小さく、まことに格好がいい。
このように女性のスタイルが良くなったのはいつ頃からなのだろう。50年、60年前はこうではなかった。若い女性には大根足などと悪口を言われるほど、太くて不恰好な脚が少なくなかった。それが半世紀ほどの間に大きく変化したのは、食生活と住生活の変化だろうか。特に畳の上で座ることが普通だった頃と違い、今では椅子の生活が多くなって、成長期に脚を圧迫することがほとんどなくなり、そこへ遺伝的な淘汰も働き、脚は長く、格好良くなっていったのだろう。
私は脚が短く小柄で、まことにクラシックなスタイルだ。犬で言えば、さしずめダックスフントというところか。こう言ってはダックスフントが気を悪くするかも知れない。この犬はアナグマ(ダックス)を狩るために巣穴に潜り込めるように長胴短足に選択された犬(フント)で、今は本来の役目を終えて、その姿態の愛らしさからペットとしての人気上位にあり、姿かたちに何の取り柄もない私とは大違いだ。
こんな体型は誰から受け継いだものかと考えると、どうやらは母方の祖母かららしい。祖母は小柄で手足の短い、昔風の女性だった。それに比べると父方の祖母はすらりとしていた。そういうDNAを持っているところに、戦中戦後の少年期にひもじい思いの生活をしたから、このような不細工な体型になったのだろうが、この年になれば今さら誰を恨むこともない。
身長が高くなったのは何と言っても、脚が長くなったからだろうが、背丈が高い女性だけでなく、小柄でも脚が長いようだ。近頃は長い脚に見えるようにデザインしたジーンズがあるらしいが、それにしても実際に脚は長くなっているのだろう。ある卒業生の女性は、娘とそれほど背丈は変わらないが、自分のジーンズは脚の長さが娘には合わないと言っていた。
背が高い上にヒールの高い靴を履くものだから、見上げるようで堂々としているのも少なくない。このような姿を見ていると、いつも犬種ならグレイハウンドというところだろうなと考えてしまう。この犬はドッグレースに出るだけあって、脚が長く腰がくびれ、頭は小さく、まことに格好がいい。
このように女性のスタイルが良くなったのはいつ頃からなのだろう。50年、60年前はこうではなかった。若い女性には大根足などと悪口を言われるほど、太くて不恰好な脚が少なくなかった。それが半世紀ほどの間に大きく変化したのは、食生活と住生活の変化だろうか。特に畳の上で座ることが普通だった頃と違い、今では椅子の生活が多くなって、成長期に脚を圧迫することがほとんどなくなり、そこへ遺伝的な淘汰も働き、脚は長く、格好良くなっていったのだろう。
私は脚が短く小柄で、まことにクラシックなスタイルだ。犬で言えば、さしずめダックスフントというところか。こう言ってはダックスフントが気を悪くするかも知れない。この犬はアナグマ(ダックス)を狩るために巣穴に潜り込めるように長胴短足に選択された犬(フント)で、今は本来の役目を終えて、その姿態の愛らしさからペットとしての人気上位にあり、姿かたちに何の取り柄もない私とは大違いだ。
こんな体型は誰から受け継いだものかと考えると、どうやらは母方の祖母かららしい。祖母は小柄で手足の短い、昔風の女性だった。それに比べると父方の祖母はすらりとしていた。そういうDNAを持っているところに、戦中戦後の少年期にひもじい思いの生活をしたから、このような不細工な体型になったのだろうが、この年になれば今さら誰を恨むこともない。