中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

京都大原三千院と言えば。

2010-07-02 09:29:21 | 身辺雑記
 大原三千院と言えば、私のような年代のものは男性コーラスグループのデューク・エイセスが歌った『女ひとり』(永六輔作詞 いずみたく作曲)を思い出すのではないだろうか。昭和40年のレコード大賞企画賞、特別賞受賞曲。私が30歳そこそこの頃に大いに流行った。

http://video.aol.ca/video-detail/by-/3417382951

  京都 大原 三千院
  恋に疲れた女がひとり
  結城(ゆうき)に塩瀬(しおぜ)の素描(すがき)の帯が
  池の水面(みなも)にゆれていた
  京都 大原 三千院
  恋に疲れた女がひとり


 もう40年以上たつが、最近の騒がしく、テンポが速く、歌詞も時には何を言っているのか分からないような歌に比べると古めかしい感じでも、私などは何かホッとするような気分にさせられる。歌詞の中の「恋に疲れた女がひとりは」をなぜか「恋に破れた女がひとり」と覚えていた。歌の雰囲気からすると「恋に破れた」よりも「恋に疲れた」のほうがいいと思う。

 訪れた日は平日だったが、バスツアーの観光客らしい団体も含めて人出はあり、ほとんどは女性だった。三千院は女性に人気があるらしいのも、この歌のせいかも知れない。しかし、境内には「恋に疲れた女」が似合いそうな場所は見当たらなかった。門前には食事をしたり土産物を売る店も多いから、歌が創られた40年前頃とは周辺の雰囲気も変わったのか、作詞者の想像の産物か。いずれにしても、この歌が三千院を有名にし、本当に恋に疲れたと思った女が独りで訪れたこともあったのかも知れない。