中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

世界一の体重を目指す。

2010-07-09 10:29:11 | 身辺雑記
 多くの女性が自分の体重を気にして 少しでもスリムになることを願ってダイエットを心がけているようだが、こんな女性もいる。

 米国ニュージャーシーに住む42歳のある女性は、現在の体重は600ポンド(272キロ)を超えているが、1000ポンド(455キロ)を突破するのが目標だと言う。過去には死亡時の体重が1800ポンド(816キロ)や1200ポンド(545キロ)だったという女性の記録も残っているらしいが、生存者で1000ポンドというのは世界一の体重らしい。これまでの体重世界一は、ギネスにも認定されたメキシコの40代の男性で、ベッドの上でずっと生活していたが、最も重いときで590キロあり、ダイエットの結果、230キロの減量に成功していた。

 この女性の洋服のサイズはXXXXXLということだ。高カロリーの食事が大好きだが、それと同じぐらい世間の注目を集めることも好きだと言う。テレビ番組にも出演したし、本の出版依頼も舞い込んでいるそうだ。世にダイエット本は多いが、肥満の記録などは読まれるのだろうか。彼女は「お尻が大きくなってお腹に肉が付くほどセクシーになれる」と言っているそうだが、何事も程ほどだとは思うのだが。それでもそのような彼女をセクシーと思う男性はいるもので、その体形が好みだというパートナーがいて、年内に結婚式も挙げるそうだ。

 彼女の1週間の食費は750ドル(約6万8000円)、料理やシャワーなどの日常生活にも苦労しているようだ。トイレなどは大変だろうと思う。肥満によくある2型糖尿病を抱えているようだが、本人は「自分はとても健康。3カ月ごとに医者に診てもらっている」と苦にしていないらしい。体重を気にして恋ができないという女性からメールをもらうこともあるそうだが、彼女は「それは違う。私が見本になれば、サイズの大きい女性が普通の家族を持てることが分かる」とも言っているようで、まことに楽天的な信条だ。

 人生の目標は人によってさまざまだが、ただ体重が増えることだけを目指すのは、アフリカかかどこかのある種族のように肥満した女性は美しいとされていて、太ることに励むことなどは別にして、滅多にないことだろう。世の中にはいろいろな人がいるものだ。この女性に比べると、今の私には「人生の目標」と言えるようなものは見当らないから、平凡な日常なのかも知れないと思ったりもする。