中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

心温まる詩

2010-07-22 07:40:43 | 身辺雑記
 「NHKニュース7」というサイトがあって、そこにこの番組の出演者(キャスター、気象予報士、ニュースリーダー)のブログがある。その中で、私のお気に入りの気象予報士の半井小絵(なからい・さえ)さんが、最近「『NHKハート展』をご存じですか?』と題した一文を書いている。

 「NHKハート展」というのは、NHKが毎年開催しているもので、障害のある人たちが綴った一編の詩に対して、各界で活躍する著名人やアーティストが「ハート」をモチーフにした様々なアートを添えた展覧会ということで、半井さんも3年前に絵を描いたそうだ。そのときのパートナーは、新保いずみさんという群馬県にある障害福祉サービス事業所でビーズアクセサリー作りなどの仕事をしている女性で、ブログにはその折のいずみさんの入選作品の写真が添えられている。このような詩だ。

 
      スープ
 あたし
 おひめさまのように
 食べてるの。
 こうやって
 こぼさないで食べるんだ
 ゆっくり食べるんだよね。 
 お母さんじゃましないでね。

     
         半井さんの絵 。これもいい。



 ほのぼのとするような心温まる詩だ。「おひめさまのように 食べてるの」という表現が何とも可愛い。最後の「お母さんじゃましないでね」もいい。思わず微笑んでしまった。いずみさんが何歳かは知らないが、純真な心の持ち主なのだろう。半井さんによると彼女は3年連続でハート展に入選し、それを記念して『いずみの詩(うた)』という詩集を自費出版でまとめたそうだ。この詩集の表紙にはこんな詩があるそうだ。

 ふわりふわりと
 空をとぶと
 いい気分です。
 でもちょっとひとやすみ

 読んでみたいと思う。

 このハート展、大阪では今年は8月18日から24日までの間、NHK大阪放送局で開かれるようだから、ぜひ行ってみよう。