8月8日は絵本画家(作家?)いわさきちひろさんの命日です
最初見た彼女の絵は 興味をひかず 甘い絵だなぁ などと思っていました
こちらの環境が変わるにつれて
なんでこんな表情が描けるのか と思ったものです
赤ちゃんの表情、仕草などには特に感動しました
でいろいろ彼女の絵本やまつわる書籍などを読みましたが
特に印象に残っているのは彼女と彼女の夫(松本善明さん) 夫々書いた本をセットにした「二さつの小さな”愛の絵本”」です
彼女の本「わたしのえほん」では
夫に買ってもらった 年々色が変わる「ジルコンの指輪」の話とかありますが
他のエピソードを紹介すると
その日、焼け残った神田のブリキ屋さんの二階の私の部屋は、花でいっぱいでした。
北向きで壁のおちかけている古い六畳間は、見ちがえるようにはなやかに明るくなりました。
私は千円の大金をぜんぶ花にしてしまったのです。
今日は私の結婚式の日なのです。
あとはぶどう酒一本ときれいなワイングラス二つ、これが四面楚歌のなかでの二人だけの結婚式でした。
私の夫は二十三歳の若いコミュニストでした。
(結婚式は1950年)
彼女の絵で気に入っている一つが
彼女の夫が「ちひろとわたし」で書いているのと同じで
「戦火のなかの子供たち」の「あの子は風のようにかけていったきり」と書かれた頁の
きっと睨んだ子供の絵で 力を感じます
絵本に書かれた戦争は終わりましたが
ちひろさんは いまこの日本の子供の置かれた状況をどう絵で表現したことでしょうか
by しゃらく
最初見た彼女の絵は 興味をひかず 甘い絵だなぁ などと思っていました
こちらの環境が変わるにつれて
なんでこんな表情が描けるのか と思ったものです
赤ちゃんの表情、仕草などには特に感動しました
でいろいろ彼女の絵本やまつわる書籍などを読みましたが
特に印象に残っているのは彼女と彼女の夫(松本善明さん) 夫々書いた本をセットにした「二さつの小さな”愛の絵本”」です
彼女の本「わたしのえほん」では
夫に買ってもらった 年々色が変わる「ジルコンの指輪」の話とかありますが
他のエピソードを紹介すると
その日、焼け残った神田のブリキ屋さんの二階の私の部屋は、花でいっぱいでした。
北向きで壁のおちかけている古い六畳間は、見ちがえるようにはなやかに明るくなりました。
私は千円の大金をぜんぶ花にしてしまったのです。
今日は私の結婚式の日なのです。
あとはぶどう酒一本ときれいなワイングラス二つ、これが四面楚歌のなかでの二人だけの結婚式でした。
私の夫は二十三歳の若いコミュニストでした。
(結婚式は1950年)
彼女の絵で気に入っている一つが
彼女の夫が「ちひろとわたし」で書いているのと同じで
「戦火のなかの子供たち」の「あの子は風のようにかけていったきり」と書かれた頁の
きっと睨んだ子供の絵で 力を感じます
絵本に書かれた戦争は終わりましたが
ちひろさんは いまこの日本の子供の置かれた状況をどう絵で表現したことでしょうか
by しゃらく