長いこと休館していた「長野県信濃美術館」がこの4月に「長野県立美術館」としてリニューアルオープンします。中谷芙二子の「霧の彫刻」がシンボル的作品になるそうで、新しい美術館には期待が大きいです。県立美術館のオープンと前後して松本市では松本市美術館と松本市立博物館と旧開智学校が休館となります。その前にと、松本市立博物館を訪ねました。行く道からの北アルプスがきれいでした。
松本では中町を散策しながら松本城を目指しました。松本らしい蔵の街並みや古い旅館やモダンな市営住宅などを目に留めながら歩きました。
お城には市役所側の太鼓門から入りました外堀の桜はまだ蕾でした。(3/18です)
太鼓門の石垣にも注目しながら城内へ…城の重要な門には威厳を添えるために巨石を据えることが多かったそうで、ここには「玄蕃石」があります。(上田城には「真田石」がありました。)
内堀は穏やかに青空を映していました。
良い天気の日で、お城とその向こうの北アルプス常念岳がきれいでした。
この日の目的は新築移転のため令和5年秋まで休館する「松本市立博物館」です。新たな博物館は大名町通り沿いにできるそうです。
「収蔵資料の大公開」…「年中行事」の企画展に惹かれての訪問です。まずは初市の宝船です。
七夕飾りも松本独特のものです。
年中行事の中でも、この時期のお雛様が気になりました。松本ではやはり「押絵雛」です。たくさんの押絵雛が展示されていました。
押絵雛はすだれに飾る風習もあるそうです。
松本の伝統工芸品も注目でした。取り上げられていたのは「松本てまり」と竹細工の「みすゞ細工」、「お神酒の口」です。
二の丸御殿跡から眺める常念岳です。ここには紅白の梅が花盛りでした。
帰り道の「辰巳のお庭」では日当たりが良いのか桜の蕾がピンクに色付き始めていました。
こんな本棟造りの家を見ながら「松本市美術館」まで散策…この美術館も改築のため1年間の休館だそうです。しばらくお目にかかれないので、草間彌生さんの作品を見てきました。
お休みでしばらく出会えないミュージアムを巡ったこの日、松本の街中を良く歩きました。(12367歩でした…)その後サラダ街道まで出て産直市場を巡りながら帰宅しました。北アルプスがきれいでした。