入笠湿原を越えると、入笠山の登山口があります。富士見町から来ると、この登山口の向こうは高遠町(今は伊那市)です。そちらには牧場が広がっています。
牧場脇の岩場コースを登りました。コースタイム30分くらいですが、急登です。
山頂はあいにく雲や霧が出ていました。本来ならば中央アルプス、八ヶ岳、南アルプス、富士山まで見えるのですが…
伊那方面がわずかに見えました。木曽駒ケ岳も雲の合間から見えました。
南アルプス方面は霧の中でした。
山頂付近のカラ松に露がついてきれいでした。
下山は岩場コースでなく迂回路で…途中で目に付いたのは「サルオガセ」です。たくさん木についてい驚きの光景でした。
「サルオガセ」は、樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣類の総称だそうです。その姿は何やら怪しげですが、よく見るとその露を含んだ姿がきれいでした。
登山口の富士見町側には、かつて小さなスキー場がありました。そのゲレンデが今はお花畑になっています。スキー場があった頃の夏のゲレンデは「ヤナギラン」の群生地でしたが、今も「ヤナギラン」が咲いています。(咲き初めでした)
その他に咲いていた花たち…「キバナノヤマオダマキ」と「クガイソウ」と「ニッコウキスゲ」です。
「ハクサンフウロ」もたくさん咲いていました。
「キリンソウ」と「ノハラアザミ」と「ウツボグサ」です。
このお花畑から入笠湿原に向かう場所は「カゴメの森」となっています。富士見町にはカゴメの大きな工場があります。
そこに咲いていた花…「クリンソウ」の群生地があって、名残の花が咲いていました。
「サワギク」と「アキノタムラソウ」です。
この後、ゴンドラ山頂駅近くの山野草公園も散策しました。次に続きます…