ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

小宮の御柱祭

2022-10-15 | 日常のあれこれ

春には諏訪大社4社(上社の本宮と前宮、下社の秋宮と春宮)の御柱祭が執り行われました。そして秋には小宮と呼ばれる各地の神社で御柱祭が行われます。今年は夫が役に付いていて、私もお手伝いに駆り出されました。地元出身ではないので今までの御柱祭は他人事で見学する感じでしたし、小宮の御柱もじっくりかかわるのは初めてのことでした。それでは「小井川加茂神社」の御柱祭の様子を見て下さい。里曳きの一日目の難所は国道を渡ること…お巡りさんが出動して車を停めて横切りました。

  

 

   

 

御柱祭とは7年に一度(6年目ごと)山から大木を曳き出し、諏訪大社の社殿の四隅に新しい柱を立てる祭です。それに倣って各地区の神社でも御柱を神社まで曳いて建てます。地元ならでは…各小路にも御柱が通ります。

   

 

我が地区の御柱は「小井川加茂神社二之御柱」…かなり太い立派な御柱でした。

  

 

この御柱の曳行には「木遣り」が欠かせません。木遣りは木遣り歌のことで、おんべを掲げて良く通る声で鳴き(唄い)ます。これで皆の気持ちが一つになり、御柱が動くので す。子ども木遣りも声高らかに鳴いていました。

  

 

加茂神社の境内まで曳きつけて、建て御柱の準備をします。穴をかなりの深さに掘って、根元がちょうど良い角度で入るよう調整します。

  

 

先端もきれいに整えます。社殿に向かって左が二之御柱です。

  

 

社殿の向かって右は一之御柱です。この二つの御柱を同時進行で建てました。

  

 

いよいよ建御柱が始まります。御柱の上に氏子が乗った状態で建てていきます。御柱にワイヤーを巻き付け、そのワイヤーを人力で巻き上げて建てます。

   

 

 

  

 

   

 

   

 

無事に二本の御柱が建てられました。この社殿の後方に三之御柱と四之御柱も建てられました。この日の為に何度も(近づくにしたがって毎晩!)会合を重ね準備をしてきた役員は本当に大変の様でした。この前後も含め何日間かは御柱祭にかかりきりの夫でした。私は2日間のお接待など…大変でしたが、勇壮なお祭りに触れさせてもらって感動でした…

 

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アサギマダラの訪問

2022-10-11 | 自然観察

山の家では9月にフジバカマが咲いたのにアサギマダラに出会うことが無く諦めていたのですが、10月になって出会えました!10/4のことです。フジバカマの花がもうお終いで、ブッドレアの花に来ていました。

   

 

少しお疲れ気味の個体でしたが、自宅庭でアサギマダラが見られたのが嬉しくてたくさん写真を撮りました。あさぎ色もどうにか撮れました…

   

 

   

 

    

 

他のチョウとのコラボ場面もありました。 

  

 

      

 

この日はずっとこの庭にいてその姿を見せてくれました。

   

 

  

 

このブッドレアは長いこと咲いています。メスグロヒョウモンやミドリヒョウモンが訪れていました。

  

 

  

 

おまけはこの日の風景…諏訪湖畔の桜が少し色付いてきていました。

  

 

田んぼはすっかり稲刈りも終わっています。稲わらをこうして乾燥させている風景も見られました。

   

 

原村でも田んぼや畑がお終いになって、秋の深まりを感じる風景になってきています。遠景は八ヶ岳と蓼科山です。

     

 

 

   

 

諦めていたアサギマダラに出会えて嬉しい日でした…

 

 

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甲府市へ~美術館で縄文展~

2022-10-09 | ミュージアム

甲府市内の「shumiya art window」で素敵な作品を鑑賞した後、山梨県立美術館に向かいました。何と「美術館で縄文展」が開催されているのです!「縄文展」と言えば大抵博物館での開催…今回、美術館での開催は何故?と思いましたが、縄文時代の土器や土偶とそれらを撮った写真家の作品とのコラボ展だったのです。

   

 

  

 

山梨県は「縄文王国」と言われるように縄文遺跡がたくさんあって、出土品も沢山です。その中の選りすぐりの土器や土偶が集められて展示されていました。写真撮影可でした。まず土器たち…これは釈迦堂博物館の水煙文土器で重要文化財のものです。

   

 

南アルプス市のふるさと文化伝承館で見た宇宙人がような人が描かれた土器や釈迦堂遺跡博物館の深鉢型土器等々、たくさんの素晴らしい土器が展示されていました。

  

 

土偶もたくさん展示されていました。これはふるさと文化伝承館で出会った円錐型土偶「子宝の女神ラヴィ」です。

   

 

北杜市の北杜市考古資料館でであった「中空土偶」や釈迦堂遺跡博物館の土偶にも会えました。韮崎市民俗資料館の仮面土偶も久しぶりの再会でした。

  

 

   

 

写真家「小川忠博」さんの写真「縄文像」…たくさんの土器や土偶たちを素敵な角度からカメラに収められていました。

   

 

  

 

井戸尻考古館の土偶の写真もありました。

    

 

全国各地を巡られて撮られた沢山の写真…縄文時代の姿が生き生きと甦っているかのような写真たちでした。

  

 

   

 

圧巻だったのは「展開写真」…土器の模様を平面に展開して大きく展示してありました。改めて縄文時代の土器の造形美に感動しました。

   

 

  

 

   

 

展示された縄文時代の出土品は山梨県内の6つの博物館からやってきていました。

   

 

この美術館から富士山の見えるスポット…額縁のように窓が設定されていて、ここへ来るといつも眺めます。

  

 

この美術館は「ミレー」の作品の収蔵でも知られています。せっかくなので「ミレー」の作品も鑑賞しました。

   

 

外に出ると庭の向こうに富士山が眺められました。向かいにある「山梨県立文学館」の庭も素敵です。

   

 

この池に噴水が上がっていて、良いお天気のこの日、何と素敵な虹が見られました!

   

 

  

 

   

 

二つのアートに出会え、最後に小さな虹にも出会えた一日でした…  

 

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甲府市へ~窓枠の中のアート~

2022-10-07 | ドライブと散策

久しぶりの県外…甲府市まで行ってきました。目的は2つあって一つは「小林努」さんの作品を見ること、もう一つは「縄文展」を見ることでした。まずは甲府の街中の「朱宮神仏具店」を目指しました。このお店の「shumiya art window」は店舗のショーウインドーを利用して作家さんの作品展示を行っています。昨秋に松本パルコで出会った「小林努」さんの作品にまた出逢うことができました。

   

 

お店の方にお話ししたところ、道の向こうから見るといいですよと外まで出て案内してくださいました。写真撮影も許可いただいて素敵な作品をじっくり見せていただきました。テーマは「舟を紡ぐ」…窓の中にいくつもの舟が浮かんでいました。この青い山々を描いた舟…その色彩と山の力強さに感動でした。北アルプスの山を思い浮かべながら見せていただきました。

  

 

  

 

小さな船たちにもそれぞれのたくさんの思いが込められているような…カメラをズームにしてその思いを感じさせてもらいました…

   

 

「舟を紡ぐ」…その意味合いに思いを馳せながら、素敵なアートに向き合うことができました。こうしたアートを発信されるお店のコンセプトにも感激でした。

お店を出て街中を走ると正面に「甲斐駒ヶ岳」が見えました!ちょうどいい位置の山姿でした。

      

 

ここでこの日の行程を振り返って見ます。甲府までは高速道で…まずは長野道の岡谷ICから入り、すぐにジャンクションで中央道です。この日は夫と一緒でしたので写真を撮りつつ行きました。諏訪湖を眺め、田園風景も見て進むと八ヶ岳が見えてきます

  

 

  

 

  

 

良い天気の日で、高速道脇のススキが光り輝いていました。

  

 

山梨県に入ると正面に富士山が見えてきます。美しい富士山の姿です。甲斐駒ヶ岳も見えます。

   

 

  

 

山梨県に入ると八ヶ岳の姿も長野県側からの見慣れた姿と違ってきます。帰り道で見た姿も…

  

 

帰りは下道で…寄り道して道の駅で買い物したりしながら帰宅しました。甲斐駒ヶ岳とススキの原です。稲刈り風景も見られました。

  

 

   

 

秋のさ中…アートと秋風景に出会ったいい一日でした。この日の「縄文展」は次に続きます…

 

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9月の山の家

2022-10-05 | 自然観察

まだ9月の記録です…原村の秋の風景は黄金色の田んぼの風景でもあります。遠くに諏訪湖が見えるこの風景は素敵です。晴れていれば北アルプスも見えます。

   

 

黄金色の田んぼと青い空、白い雲の風景に秋を感じます。

  

 

山の家で9月に咲いた花たち…花が少なくなっていますが、夏の花のなごりの「フロックス」と初秋の「マツムシソウ」がまだまだ咲いてくれていました。

  

 

秋になると咲き出す「コルチカム」は2種類あります。

  

 

いつも楽しみにしている赤い「ダイモンジソウ」…今年は株が一回り小さくなってしまいました。

   

 

「シュウメイギク」と「クジャクアスター」も庭に彩りを添えてくれました。

  

 

9月には「フジバカマ」が咲いたのですが、たまに行く機会にはアサギマダラに出会えませんでした。

   

 

  

 

「ブッドレア」は長いこと咲いて「ミドリヒョウモン」と「イチモンジチョウ」⇒「メスグロヒョウモン♀」(と教えていただきました)が来て盛んに吸蜜していました。

   

 

  

 

  

 

「アキアカネ」もたくさん来ていました。

   

 

ブッドレアの茎にいたのは何クワガタか判別がつきませんが「クワガタムシ」です。→「コクワガタ」と教えていただきました。よく見たらカップルの様でした。

  

 

この時期は声は聴いても姿を見かけない野鳥ですが、「ジョウビタキ」を見かけました

  

 

こんな画像ですが「コゲラ」?も来ました。

   

 

最後に諏訪湖の流れ込む上川の河川敷…「アレチウリ」に覆い尽くされていました。樹木さえ覆ってしまう勢いです。

  

 

おまけはいつも通る道にある石仏…いつ頃のものか、国道沿いに静かに佇んでいます。

   

 

時々しか行けませんが、山の家の9月の記録でした…

 

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