錆鉄人と天女の感動人生

幸福度日本一の福井で一番幸せな夫婦の登山や温泉旅行、ガーデニング・Doit等の楽しい日々の記録です。

半年たってようやく問題点を指摘する記事が出てきました!

2022-07-10 06:11:56 | 新型アトレー&ハイゼット

新型アトレー&ハイゼットカーゴ発表から半年、

発表直後はスポンサーであるメーカーのご機嫌取りに専念した記事ばかりでしたが

ようやく「まともに」問題点を指摘した記事が現れだしました。

 

それは

【ダイハツ アトレー 新型試乗】4ナンバーになったアトレーの「○と×」…渡辺陽一郎

 

以下はその一部をコピペしたものです。

 

後席スペースと乗り心地に注意したい新型アトレー

ダイハツ アトレー 新型ダイハツ アトレー 新型

ただし軽商用車の規定では、後席よりも、荷室の面積を広く確保せねばならない。そこで新型アトレーは、先代型に比べて、後席をハイゼットカーゴと同じく前側に寄せた。その結果、新型は後席が狭い。身長170cmの大人4名が乗車した時、先代型では後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ3つ半だったが、新型は1つ少々に留まる。しかも先代型を含めて床と座面の間隔も乏しいから、新型は腰が落ち込んで膝の持ち上がる着座姿勢になる。

乗り心地にも注意したい。先代アトレーはワゴンだから、乗用車用の13インチタイヤ(165/65R13)を装着したが、新型は12インチ(145/80R12)で商用車用のヨコハマJOB・YR52などを履く。指定空気圧は前輪が280kPa、後輪は荷物の積載を考慮して350kPaと高い。最大積載量もハイゼットカーゴと同じ350kgだから、プラットフォームを刷新したものの、乗り心地は硬い。

ダイハツ アトレー 新型

ダイハツ アトレー 新型

上級シリーズのアトレーには、重い荷物を積まずレジャーに使う用途も多いから、最大積載量と指定空気圧を抑えて乗用車用のタイヤを装着した快適な仕様をパッケージオプションで用意すると喜ばれるだろう。

(以下、新開発CVTによる滑らかな加速と、長距離も快適なターボ」という記事が続きますが省略 )

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★
オススメ度:★★★★

(以上、コピペ終わり)

 

CVTによる加速性能アップは間違いありませんが、

ようやく居住性をまともに評価した記事ですが、

助手席の記述がなく「インテリア/居住性」を星2つにしているのは

スポンサーへの忖度?ではないかと思われます。

 

発売1か月で月間売り上げ目標の8倍も注文があったという発表がありましたが、

メーカーのホームページやカタログには

「後席は折りたたんだまま使わないお客様のための車です。

 後席はたたんだままでご使用ください。

 (後席を使用するならタントやウエイクを買ってください。)」

とは書かれていません。

 

普通、新車を購入する時、助手席に座ってみる人はあまりいないし

(この渡辺洋一郎氏も助手席には座っていないのかも?)

ファミリーで行った場合は、子供を後席に座らせフルフラットにして遊ばせる程度でしょう。

新型アトレー&ハイゼットカーゴは(メーカーが一部の車評論家にだけ公表したように)

「後席は折りたたんだままで使わない人のための車である」という事は

ほとんどの人が知らずに注文したのはほぼ間違いないと思われ、

それゆえに錆鉄人はこのブログで「警告」しているのです。

 

それを納得した上であるなら

(運転する人以外の大人が10分以上乗れる車ではないという事)

新型アトレー&ハイゼットカーゴは新型で走行性もアップしているので悪くない選択だと思います。

 

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超独善的な「N-VAN>アトレー>エヴリィワゴン」を投稿された方へ

2022-06-05 19:07:06 | 新型アトレー&ハイゼット

コメントの「N-VAN>アトレー>エヴリィワゴン」

超独善的な高説ありがとうございます。


ばかばかしくて無視しておこうと思ったのですが、

とりあえず「正論」を述べさせてもらいます。

 

安全対策の規制の強化で軽自動車の車体寸法が拡大されたのは、

軽ワンボックスカーで畳やコンパネなど長さ180cm強のものを運べる必要があった為です。

確かにNバンは運転席の前にエンジンがあり、

クラッシャーゾーンを確保しているために安全性が高く

Nシリーズ共通の車台を利用しているために走行性もよく

(しかもホンダエンジンですから!)

Nバンはそういう面では素晴らしい「貨物車」ですが、

畳やコンパネサイズのものを運べないという欠陥があり、

そういう面が致命的な欠点となり

登録台数がエブリイやハイゼットワゴンをはるかに下回っています。

もちろん、鈴木のソリオのように

対抗のトヨタ車と比べたらはるかに素晴らしい車なのに登録台数は数分の一という例もあるので

登録数=良い車でないことは明らかですが・・・

 

もちろん、そういうものを運ぶ≒積み込む必要のない人もたくさんいますが、

Nバンには2人が車中泊するスペースがないことは明白です。

(二段ベッド等の工夫をしない限り)

 

錆鉄人がこのブログで書いていることはすべて「真実」です。

実際にシートに座り、

アトレー&ハイゼットカーゴの助手席は足かせをはめられているようなものだと実感しました。

あの発煙筒の設置位置はまともな設計者が考えたとは考えられません。

それは、スライドドアの窓ガラスの昇降機構を無くし、

数センチハッチバックドアを薄くするためにリアワイパーの取り付け位置を上にしたことも同じです。

(数字でエブリイより広い荷室を作るための悪仕様です。)

 

旧態依然の「非力でバカでかいなエンジン」を新型にそのまま搭載する為に

後席足元のスペースを無視しているのも、

どうやってもエブリイの完成度にはおよばないために、

荷室が最大のスペースだとすり替えて、後席の居住性を無視だけの苦肉の策と思われます。

 

考えてみてください!

荷室が180cmの長さ、120cm以上の幅はあれば大人二人が車中泊するスペースはあります。

それが数センチ長くなったところで、どんな恩恵があるというのでしょうか!

先ほど述べたように、アトレー&ハイゼットカーゴの助手席は足かせ状態です。

2人乗りに割り切ったということですが、2人乗って県外への旅行ができると思えません。

(もちろん、超忍耐力がある人は可能だと思いますが)

 

年に数回、あるいは数年に1回でも、4人乗せるということがあるはずですが、

それが不可能な車がアトレー&ハイゼットカーゴです。

もちろん、軽自動車いう寸法制限の中で180cm以上の荷室を確保した場合、

乗車スペースは乗用車系軽と比べれば劣るのは当たり前です。

 

1人で乗るときはアトレー&ハイゼットカーゴ、

4人乗るときはタントやウエイク、長距離を走るときはアルファード

衝突安全性が心配なら10トンダンプ(もしかしたら戦車?)に乗れる「あなた」には

アトレー&ハイゼットカーゴは最適の軽ワンボックスカーなのでしょうが、

一般人にとっては

時には4人乗れて、コンパネサイズの荷物も積めて、

夫婦で日本中にたくさんの装備を持って出かけて車中泊が出来る軽自動車は

エブリイワゴンしかないと断言できるのです。

 

安全性能は新しく出た車は最新のシステムを搭載しているので対抗車種を上回っているのは当たり前ですが、

すぐに対向車はそれと同等、あるいは上回るシステムを搭載してくるのでひと時の優位でしかありません。

アトレー&ハイゼットカーゴもマイナチェンジでさらに安全性を向上させたシステムに代わることでしょう。

 

しかしなが、アトレー&ハイゼットカーゴの「2列目シートの足元の狭さ」は絶対に改善しようがありません。

出来ないことはありませんが、軽最大の荷室というキャッチフレーズがなくなってしまうのです。

ノーマルエンジンの非力さゆえに重い荷物を積んだ時や登坂走行の悲惨さも改善しようがありません。

 

新型アトレー&ハイゼットカーゴの最大の問題点は

大きくて力のない旧々式のエンジンをそのまま搭載したことだと思います。

(電動化が控えているので、新しいエンジンを開発するのは難しいことはわかります)

 

コメントを投稿された方は自分のブログで

アトレー&ハイゼットカーゴが如何にすばらしいかをご紹介してください。

それに乗って、錆鉄人のように日本中を夫婦で車中泊した記録をアップして、リンクをお知らせください。

それが出来たなら(あなたの嫁さんは乗ることを拒否すると思われますが・・・)

あなたのコメントが正しかったとお詫びさせてもらいます。

 

なお、今後はこのような独善的なコメントを記入され場合は、削除させていただきます。

 

もう一つ「Nボックス+」をなぜ選ばなかったのかというコメントがありましたが・・・

シートを倒して凸凹を調整するクッション等を利用すれば、

たいていのハイト系ワンボックスカーは夫婦で車中泊が出来ます。

しかしながら、ベッドモードへの切り替え、撤収に時間がかかり、

急に車をうごかさなければならないような事態に対応できません。

当然、天女さんちのエブリイのように

30kgのコメ袋6個に大根や里芋など100kgを積み込んで

夫婦で車中泊しながら九州まで行けるとは思えません。(絶対にできません!)

あるいは、登山用の60リットル、50リットルザックにクールボックスや着替え等を積んで

登山に行けるとは思えません。

 

エブリイは乗用スペース、走行性、燃費など、どれも軽ナンバーワンではありません。

どちらかというと、ギリギリ納得できるレベルの所が多いかもしれませんが、

それらを上回る「多用途性」こそがエブリイ&エブリイワゴンの最大の利点だと思っています。

逆にそれが出来ないのがアトレー&ハイゼットカーゴだと思っています。(おひとり様車!)

 

ついでに書きますが、

コメントで「エブリィ」と書かれていますが、正確には「エブリイ」ですよ。

錆鉄人も誤字脱字が多いのは承知していますが、

それさえ知らない人がこんなコメントするとは呆れてしまいます。

ダイハツの関係者だとは思いますが・・・

実際にアトレー&ハイゼットカーゴの助手席や後席シートに座ったこともないのでしょうね!

アトレー&ハイゼットカーゴの設計者同様、勉強不足だと思います!

(すべては大きくて力のない旧式エンジンを搭載したためとは思いますが・・・)

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カタログを見ただけのおバカな記事!

2022-05-04 20:32:32 | 新型アトレー&ハイゼット

善良なる一般市民は、いわゆる自動車ジャーナリストという輩の評論で購入する車種決定をする事が多いようで

そこにメーカーお抱えのジャーナリストの存在価値があり、

その人たちはメーカーからお金をもらって記事を書いているのではないかと個人的には考えているのですが・・・

 

新型アトレー&ハイゼットカーゴVSエブリイワゴン&エブリイの新しい比較記事が出ていました。

軽キャンほぼエブリイ説は本当か!? サイズが一緒なのにスズキがキャンパーからウケているワケ

 

旧型になったアトレー&ハイゼットカーゴは荷室の狭さ以外にも

エンジン性能の差による登り坂の非力さや燃費の悪さなどで、軽キャンはエブリイ一択だったのですが

新型アトレー&ハイゼットカーゴはメーカーが謳っているように

「後席はあるだけで使わない」前提で居住性を無視して、荷室寸法の数字をエブリイより大きくした車です。

荷室幅を広げるためにスライドドアのウィンドーの上下機構を廃止し(コストも大幅に安くなります)

荷室長を長くするためにリアワイパーを上部に取り付け、後方視界は無視しました。

(オプションの後方カメラを付ければ安全です!)

 

エンジンは非力な旧型から変わらず、CVTを新規開発して加速と燃費を改善しましたが、

絶対的なパワーは変わらないので登り坂では相変わらず悲惨なものだと思われます。

軽キャンに改造した場合、重量が増加するのでさの差は歴然だと思います。

(中央高速の長く続く登りだけではなく、あらゆる登り坂では哀しい思いをする事と思われます。)

 

しかしながら、このライターは実際に実車で両車の比較をしたとは思えないばかりか

新型アトレー&ハイゼットカーゴの試乗もせずに、

メーカーが多いバリで起債するカタログ数字だけで記事を書いているとしか思えません。

 

もちろん、新型なので新しい安全装置が導入されていて、その点では一歩先んじていると思います。

過渡期なので新しいものほど優れているのは当たり前です。

 

助手席の足元のひどさ!

足を動かすことも出来ない「発煙筒」の取り付け位置!

10分と座れない苦痛の後席(小学生以下ならOKですが大人は我慢できると思われません。)

 

乗るのはおひとり様オンリーなら問題はありませんが、

家族で近くのコンビニまで買い物には行けても、キャンプなどに行けるとは思ってはいけません。

(個人的な考えですが・・・奥様に助手席や後席に座ってみてもらってください。

 試乗では難しいと思いますが、急な坂を走ってみてください。)

 

凄いCMで売れてはいますが・・・

軽とはいっても200万円前後する車です。

ちゃんと試乗、比較を行って「納得」して購入して下さい。

 

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新形アトレー&ハイゼットカーゴ VS ホンダNVAN

2022-02-01 09:31:18 | 新型アトレー&ハイゼット

 

新型アトレー、月間販売目標1,000台に対して8,000代の受注とか・・・

いろんな遊びに使えるシーン満載のTVCMを見て、実車も見ずに注文した人が多いのではないかと思われます。

この人たち、自分一人だけで乗って遊ぶなら何の問題もないと思いますが・・・

 

新型アトレー&ハイゼットカーゴのキャッチフレーズが「働くあなたのいちばんへ」となっているように

旧ハイゼットカーゴのユーザーの9割が後席を畳んだまま使用している運送関係だったとの事ですが

荷室の広さはエブリイと比べて圧倒的に劣っていた為に、

軽ナンバーワンの荷室の広さを実現する為に徹底的に後席の無視して

エブリイに対して5mm、10mm大きい数字を作り出している車だからです。

(正確には「働くあなたのいちばんへ」はハイゼットカーゴ用のキャッチフレーズですが、

 アトレーは高く売るために装備などを豪華にしただけなので、ハイゼットカーゴと同じなのです。)

 

一方NVANは、ホンダが荷物を運ぶための車をNボックスなどNシリーズの車台を使って開発したものです。

乗り心地が好評な軽乗用車用車台を使っているので、

乗り心地はアトレー&ハイゼットカーゴやエブリイワゴン&エブリイの軽ワンボックスカーとは比較になりません。

安全性はNVANはエンジンなど主要コンポーネントが運転席の前にあるので、

衝突時の安全性も軽ワンボックスカーとは比較になりません。

(これを理由に軽ワンボックスカーは絶対に乗らないという人が多いのは事実です。)

動力性能はNVANは〇エンジンでもかなりの評価を得ていますが、

アトレー&ハイゼットカーゴは新型になっても一番非力だった旧エンジンをそのまま使ってCVTでごまかしているだけ

発進加速などは追いついたとしても、高速や坂道走行ではその非力さを嫌というほど知らされるはずです。

発進時にはその非力さを補う為に、エンジンを相当高回転させている事を多くの人が指摘しており、

カタログの燃費は良好ですが、実燃費は低いと思われます。

 

では、新型アトレー&ハイゼットカーゴはNVANと比べ何処が優れているかというと

「軽ナンバーワンの荷室の広さ」です。

(しかしながら、荷室に隙間なく水でも積むのでなければ、5mm、10mmの差は意味をなさないと思います。)

 

一方のNVAN

エンジンが前列シートの下にある軽ワンボックスカーと違って

エンジンを運転席の前に置くので絶対的な荷室の長さが足りません

一番の問題点は「畳」や「ベニヤ板」など180cmの長さのあるものを詰めない事です。

(助手席を畳んで縦に積む事が出来ますが・・・)

N-VAN 〜 画像3

しかしながら、助手席までまっ平なスペースが出来るので、

バイクなどのトランスポーターとして利用している人も多いとの事です。

(荷室の地上からの高さも低い)

 

一方、錆鉄人が新型アトレー&ハイゼットカーゴで酷評しているパッセンジャースペースは

NVANはゆうゆうとしていて圧倒的な差です。

助手席足元は軽乗用車とそん色ない広さ、

後席はシート下にエンジンがないので、シートの下に足を延ばせるので余裕です。

N-VAN 〜 画像6

もちろん、どちらも4ナンバーなのでシートはスライドもリクライニングも出来ないのですが

足を動かすことも出来ない新型アトレー&ハイゼットカーゴ(ある人は5分が限界と言っていました)と比べれば雲泥の差です。

 

錆鉄人的に評価すると・・・

助手席:NVAN>>新型アトレー&ハイゼットカーゴ

後 席:NVAN>>新型アトレー&ハイゼットカーゴ

車中泊適性

 一人車中泊:NVAN≒新型アトレー&ハイゼットカーゴ

 二人車中泊:NVAN:✕(二段ベッドを作る必要がある)

       新型アトレー&ハイゼットカーゴ:✕(二人乗って遠出が不可能)

 

夫婦で車中泊や旅行を考えて新型アトレー&ハイゼットカーゴを発注した人は

実際に実車の助手席・後席に奥さんを座ってもらい、

数時間のドライブが我慢出来るかどうかを今のうちに確かめておく事を強くお勧めします。

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新型ハイゼットカーゴWeb記事第三弾

2022-01-12 11:23:07 | 新型アトレー&ハイゼット

第三弾は「くるまのニュース」さんです。

 

(以下の青字は記事のほぼ全部のコピーです)

気になるのは、車体サイズの上限が決まっている軽自動車でどうやって室内寸法を広げたのかということでしょう。

 まずは、車体をスクエア化したことです。

 真正面や真後ろから見ると、新型モデルは先代モデルに比べて車体の側面が垂直に近いことが分かります。

 上部の絞り込みをなくした、より“箱”に近い車体としました。

 これは上記で示した荷室の広さの基準となる数値には現れませんが、荷室空間の広さは確実に増しています。

 そのうえで、横方向は荷室幅を広げるために壁を薄くしているのがポイント。

 新型モデルでは後席サイドウインドウの上下昇降機構が上級タイプの「アトレー」でも省かれていますが、それは上下昇降のための機構を排除してまでも壁を薄くするためなのです(フリップ式の開閉機構をアトレーに標準採用しカーゴの上級モデルにオプション設定)。

 また、それは壁を薄くするだけでなくパワーウインドウスイッチや窓を上げ下げするハンドルを無くすことで、壁から突起をなくしてフラットにする意味も含めても選択。こだわりはそこまで徹底しているのです。

 長さ方向に関しては、荷室長を増やすためにおこなったのがテールゲートを薄くすることで、テールゲートの厚みを削れば、そのぶん前後空間が広がるという理屈です。

 先代モデルと新型モデルを見比べれば一目瞭然ですが、先代モデルはテールゲート左右の角を削っているのに対し、新型モデルはほぼフラットで平面的。これもテールゲートを薄くするための工夫のひとつです。

 また、新型はこれまでリアウインドウの下に組み込まれていたリアワイパーがリアウインドウ上の装着となりました。

 何を隠そう、これもテールゲートを薄くするためのアイデアで、ワイパーを動かすためのモーターはテールゲートを厚くする要素となります。

 だから、そのモーターを荷物積載の邪魔になる高さではなく、天井に近い高い位置とすることでわずかとはいえテールゲートの厚みを削っているのです。

 さらに、荷室には寸法には現れない工夫も。ドア昇降機構がなくなったことで壁の出っ張りがないといいますが、同様の工夫は床面にもあります。

 シートは倒したときに、それを倒すためのロック解除レバーなどが床面に出っ張らないように配慮。

 そのおかげで畳んだシートの床面部分からは小さな部品による張り出しがなく、先代までは存在した細かい突起を排除しました。細かい部分まで含めた完全フラット化を実現したのです。

 新型ハイゼットカーゴの商品企画は「商用軽ワンボックス」としての原点に立ち戻って、実用性を磨くことに注力。

 その結果得た広さナンバーワンは、開発者のアイデアと涙ぐましい努力の結晶といっていいでしょう。

 

荷室寸法の拡大(エブリイより数字を大きくする)の為に努力した事が良くわかりました。

1.2列目シートに座る人の快適さなどは無視してウィンドーの昇降を無くしてドアを薄くした事

  *新型ハイゼットカーゴは後席を折りたたんだまま使用しているユーザーの90%を占める運送業界の為に開発したので

   足元のスペースや座り心地などを含めて後席のパッセンジャーの事は考慮していないという事です。

2.ワイパーの取り付け位置を上にしてリアゲートを薄くした事

  錆鉄人はステップワゴンRPに乗っていて、リアワイパーがウィンドーの下端から反対側の下端まで

  ほぼ180度動き、その広大なワイパー払拭面積はステップワゴンRPの調書の一つだと思っています。

  リアワイパーはたんにあれば良いのではなく、広報視界を確保するものであるはずなのに

  リアドアの上端を中心に半円形にしか払拭しないなんて・・・

  安全性まで無視して荷室寸法の拡大を行ったという事です。

  そういう車は他にもありますが、エブリイは下にワイパーがあります。

 

新型ハイゼットカーゴ(アトレーも含む)は荷物を載せるために「徹底的にこだわった」車であり

ドライバー以外のパッセンジャーの事を「徹底的に無視した」車であることが良く分かる解説でした。

(だから、助手席の脚置き場は足を動かせないほど狭く

 2列目シートの足元は狭く、座った場合は膝を抱えて座るしかないんだ!)

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新型アトレー&ハイゼットカーゴ Web記事第2号

2022-01-12 09:49:04 | 新型アトレー&ハイゼット

「新型アトレー&ハイゼットカーゴ」の「プロ」による記事の第二段は

車関係雑誌で売り上げNO.1のベストカーのweb版です。

(今後、続出すると思われますが・・・)

新型アトレー ハイゼットカーゴ ハイゼットトラックの実車を子細チェック! 軽商用NO.1の意地と工夫を見た!

 

「一般ユーザー」の支持・購入は圧倒的にエブリイワゴン&エブリイが多いのですが

「軽商用車NO.1」は運送関係への販売が多いからであります。

(実はOEMも含めた場合、エブリイ兄弟のほうが販売台数は多いのですが・・・)

エブリイと比べ今では旧型となったアトレー・ハイゼットは、

ボディ側壁やバックドア部分の傾斜が大きく、荷室の広さ・容量でエブリイに大きく差をつけられていました。

それなのに運送関係に多売されて軽商用車NO.1になっていた理由が錆鉄人には分かりませんが、

20年以上もモデルチェンジをせず、荷室だけではなくエンジンパワー、燃費、その他あらゆる部分の品質でも劣っていたので

製造コストが安く値引きが大きかったからかもしれません。

(値引きに関しては、錆鉄人個人の考えに過ぎません。)

 

この記事で謳っていることは

ボディの側壁・バックドア部分をほぼ垂直にして荷室寸法をエブリイ以上に大きくし(5mm、10mmですが・・・)

運送関係の拡販して軽商用車NO.1の販売量を保っていたハイゼットカーゴが

実はエブリイと比べて大きく劣っていた荷物の積載スペースを拡大し

運送関係販売台数NO.1の意地と工夫をした車だという事です。

 

一般ユーザーが注目すべきは以下の文章です。

アトレーで注意したいのは後席だ。乗用車から商用車に規格が変わったことで、足元空間が狭まった。商用車とするには、後席よりも荷室の面積を広く確保する必要があり、後席の取り付け位置が前寄りになるからだ。そのために足元空間が犠牲にされている。

 身長170cmの大人4名が乗車した場合、5ナンバー車だった先代アトレーワゴンでは、後席に座る乗員の膝先空間が握りコブシ3つ半に達していた。それが新型アトレーでは、握りコブシ1つ少々に留まる。

 しかもエンジンを前席の下に搭載して後輪を駆動するから、後席は前席と違って床が高い。先代型の後席では、足元空間が広いために足を前方へ投げ出す姿勢を取れたが、新型ではそれができない。膝が持ち上がって腰は落ち込み、膝を抱える窮屈な姿勢になる。乗員の大腿部は後席の座面から離れてしまう。

なぜ後席が窮屈な4ナンバーの商用車に変更したのか。開発者に尋ねると以下のように返答された。

 「後席を使うお客様の多くは、純粋な乗用車のタントを購入される。そのために先代アトレーワゴンの使われ方を見ると、90%のお客様は、後席を格納して荷室としていた。そうなるとアトレーも、ハイゼットカーゴと同様、350kgの最大積載量をアピールしたい。そこで後席が狭まっても4ナンバーの商用車に変更した」。

 

これに関しては、錆鉄人の別のブログで写真入りで詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

 

錆鉄人が別のブログで述べているように、

ダイハツは利益の大きなタントやウエイクを拡販したいのであって

新型アトレーを5ナンバーにして2列目シートをスライド・リクライニングさせたら

タントやウエイクが売れなくなってしまう事を恐れたとしか考えられません。

’ストラーダを売らんが為に、ゴリラの機能を抑えているパナソニックと同じような「棲み分け」の考えだと思います。

(ポータブルナビはゴリラ以外に選択肢がない状況なのでそれでも売れていますが

 エブリイという競合車があるのにこの考えは理解出来ません。)

 

しかしながら、90%が運送関係に販売されていたとは!

(90%が後席を折りたたんだまま使用しているというので、錆鉄人はそう判断しました。)

そして、今回も「一般ユーザーの使用を無視して」開発されたことが明白です。

でありながら、車中泊とか様々なオプションで、

いかにも一般ユーザー向けの車のように宣伝しているのは

ほとんど詐欺みたいなものだと錆鉄人は考えます。

 

哀しいかな、このプロの評論家は助手席には座らなかったみたいで、

もし座っていたら「これは短時間しか乗っていることは出来ない」程度のことは言ったと思います。

幅・高さ・奥行きともエブリイと比べて狭いスペースしかないのに、

さらにこの位置に発煙筒が取り付けられていて、足を動かす事さえほぼ不可能です!

 

錆鉄人がこの「新型アトレー&ハイゼットカーゴ」を書いているのは

CMにつられて「家族で車中泊しよう」と考えて

実際に助手席や後席に座っても見ないで購入してい後悔する人が出ないようにと思うからです。

もちろん、1人しか乗らない一般ユーザーもいると思うので

そういう人は後席や助手席の居住性は関係なく購入すれば良いと思います。

結果、新型アトレー&ハイゼットはおそらく95%が運送関係に販売され、

ダイハツの狙い通りになると思われます。

 

【注意】

以上は錆鉄人個人の考えであり、その内容を保証するものではありません。

実車を確認し、個人責任で購入判断をしてください。

 

 

 

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やはり出て来た提灯記事

2022-01-11 14:17:36 | 新型アトレー&ハイゼット

予想通り、新型アトレー&ハイゼットをたたえる提灯記事が出てきました。

その内容はカタログを見て書いているだけで、実車に触ってもいないように思われます。

つまり、メーカーから写真を与えられて、メーカーから伝えられた内容を記事にしたように思われます。

 

 

その記事は・・・

宿命のライバル、スズキ・エブリイに新型ハイゼットはリベンジできるのか!?【ダイハツ・ハイゼット深堀り解説その1】

(引き続きその2も読んで下さい)

ちなみに、新型アトレーは4ナンバーとなったので、装備や内装が豪華な点以外はほぼハイゼットと同じです。

 

この記事を読んで1つ分かった事がありました。

今では旧型となったハイゼットカーゴはあらゆる面で劣っていたのにエブリイよりも登録台数が多かった理由です。

(以下、青字は引用した記事です。)

【過去の登録台数を見ると、ハイゼットカーゴはエブリイバンに数で勝っているが、これは物流会社との契約といったファクターがあるので、必ずしもユーザーの評価を表すものではない。一方で、一般ユーザーの需要がメインとなるワゴンモデルであるアトレーとエブリイワゴンを比べると、エブリイワゴンの数が1年を通じて勝っている。さらに市場にはホンダN-VANという強敵もおり、台数でははるかにハイゼットシリーズが上回っているが、使い勝手やギミックという点においてはユーザー評価が高いことは周知の通りだ。】

 

試乗もせず全て推測でしかないのに、

「しっかりとした乗り心地は、ダイハツのアドバンテージのひとつだ。」

ってどの口が言えるのでしょうか?

(錆鉄人は旧ハイゼットは柔らかい足回りで、スズキは堅めの足回りだと判断しましたが・・・)

乗り心地とか騒音の質など(騒音レベルの測定などしない)をほめるのは、お抱えライターの得意技ですから。

(個人の感想で済みますから・・・)

【新世代プラットフォームであるDNGAで作られていることは言うまでもない。おそらく先代との比較だけでなく、エブリイバンと比べても剛性感の高さを感じると思う。しっかりとした乗り心地は、ダイハツのアドバンテージのひとつだ。

サスペンションは前マクファーソンストラット、後3リンク+コイルリジッド式という形式に変わりはないが、現代的なハンドリングや乗り心地を追求して、かなり改善が進められたようだ。いずれ、試乗の機会もあると思うので楽しみにしたい。】

 

大きくなった荷室と極力でっぱりをなくして積み込みやすさを追求した点を強調していますが、

それは「物流会社が使用する上での利点」で、メーカーの本意はここだった事が見え見えです。

 

そして、筆者はおそらく軽ワンボックスカーで車中泊などしたこともないと思われるのに(錆鉄人の推測ですが・・・)

車中泊に関して書いているのですが、それがデタラメです。

【さらにスペースユーティリティはどうかというと、最大値で両車を比較してみると、先代ハイゼット カーゴの車内寸法が長さ1860×幅1375×高さ1235mmなのに対して、エブリイバンは長さ1910×幅1385×高さ1240mm。僅かな寸法差ではあるが、車中泊をしたりレジャーアイテムを積載するユーザーにとっては、使い勝手の差となって表れる。】

その2では以下のように書いてあります。

【ちなみに車中泊を考えた場合、キャンピングカーの構造要項における1名分の就寝スペースが長さ1800、幅500mm以上となっているので、それを優に超えるスペースが確保できるということになる。】

つまり、就寝スペースでは旧ハイゼットでも十分だったのに、

ユーザーの評価が低かった理由は、「それ以外」の使い勝手だという事が分かっていないのです。

それはメーカーの人も実際に車中泊をしたことのない人が開発したようで

エブリイとの「それ以外の使い勝手の差」を理解できなかったと思われます。

それが、これまでに延べて来たように「パッセンジャー」の居住性、座り心地が虫されている理由としか思えません。

 

【感動したのは、新型が非常に細かい部分でのデッドスペースを無くしていることである。よくクルマに荷物を積む人なら共感できると思うが、箱物を載せる場合に、車内の小さな突起物が邪魔で、ほんの数ミリで荷物が入らないことが多々ある。そこでダイハツが考えたのが、徹底的な車内のスムージング化だ。ドアハンドル、床のアンカー金具、シートベルトのELR部などの出っ張りを解消し、荷物の積みやすさを実現した。

こうした出っ張りがないことは、車中泊にも大きな意味を持つ。軽バンや軽ワゴンでは、限られた空間で生活したり寝たりするので、ちょっとした突起物が快適さを妨げる。例えば、寝返りをうったらドアハンドルに身体をぶつけて目が覚める…なんて経験をした人もいるはずだ。】

錆鉄人も天女もエブリイで100回近く車中泊していますが、

ドアハンドルに身体をぶつけて目が覚めた経験は一度もありません。

旧ハイゼットならそうだったのかもしれませんが、

錆鉄人も天女もハイゼットで車中泊したことがないので分からない「事実」だったのかもしれません。

新型ハイゼットのカタログを見ると、

メーカーはまっ平になった荷室床面にマットを敷いて車中泊する写真をアップしているのですが

どうやったらドアハンドルに身体をぶつけられるのか理解に苦しみます。

(旧車が床面から20~30cmいかにハンドルがあったならですが・・・)

 

錆鉄人も、新しい車台で剛性がアップしたのは間違いない事でしょうし、

新開発のCVTはスムーズな走りを実現してくれると思われますし、

ロック時の4WDシステムは雪道や超悪路の走行で威力を発揮してくれると思います。

しかしながら、エブリイと比べてはるかに劣っていたエンジンがそのままの新型では

CVTマジックを駆使してもエブリイに追いついたか疑問だと思われます。

価格コムのユーザーレポートを見れば、

ノーマルエンジンのCVTは4000回転ですぐに壊れてしまうのではないかと5段階の「1」表示でした。

いかにCVTとはいえ、パワーがないエンジンからパワーを生み出す事は出来ないので

中央高速の延々と続く上り坂では相変わらず追い越し車線をトロトロ走るしかないと思われます。

 

これに関しては以前のブログに引用していますが、

「何故軽キャンピングカーはエブリイ一択か(正確な見出しは忘れました)」の記事の中で

軽キャンピングカーのビルダーが

「ハイゼットはエブリイと比べて燃費が2割悪く

エブリイは中央高速の上り坂でもかなりの部分で走行車線を走行出来るが

ハイゼットは登坂車線走行を強いられる」と述べていました。

 

冒頭で紹介した提灯記事のあら捜しをしている訳ではありませんが

でたらめなことを書いてハイゼットが優れていると誘導しようとしているように思われます。

 

【ご注意】

以上は錆鉄人の個人的な感想であり、内容を保証するものではありません。

個人の責任において車種選びを行って下さい。

(ちなみにこの提灯記事を書いた人こそ

 「以上は筆者の個人的な感想であり、内容を保証するものではありません。」

 と書くべきだと思いますが・・・

 

 

 

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新型アトレー&ハイゼットカーゴVSエブリイの決定的な差

2022-01-10 08:59:45 | 新型アトレー&ハイゼット

アトレー&ハイゼットカーゴが「フル」モデルチェンジした。

錆鉄人は10年前に徹底比較して(車を買うにあたって初めて両車を試乗した位です)

使いやすさ、荷室の広さ、騒音、走行性能などほぼすべての分野で圧倒的な差でエブリイが優れていたので

エブリイを買い、この10年間で約11万km、車中泊も延べ100泊近く行っています。(日常運転は天女)

(同じ期間で比べると、ステップワゴンで車中泊したほうが多いと思われます。)

 

そして、6~7年前にエブリイはフルモデルチェンジしてさらに良くなり

ダイハツはウエイクを売る為にアトレー&ハイゼットカーゴはほったらかし・・・

それでもハイゼットカーゴの販売台数がエブリイよりも多いとは!

何たる無知な人が多いのだろうと不思議に思っていたのでした。

 

もちろん、軽の乗用車タイプの車と比べれば、いろんな面で劣っているのはしかたがありませんが、

「日常使用と夫婦二人での車中泊の旅行が出来る軽自動車はエブリイしかない」と思っていました。

 

ところが、ウエイクを売らんが為にほったらかししていたアトレー&ハイゼットカーゴが

フルモデルチェンジしたのです。

まさに「満を持して」のフルモデルチェンジ!

 

徹底的にエブリイを調査して、あらゆる面でエブリイを上回る車にしてきたに違いないと思いました。

テレビコマーシャルで流れているのをみると、いろいろな用途のオプションがあってそそられます。

 

天女さんちのエブリイも満10年、車検は1月なのですでに車検の予約してはいましたが

2年後に買い替える為に、錆鉄人と天女は期待に胸を膨らませ

ダイハツディラーに実車を見に行ったのでありました。

 

新型アトレー&ハイゼット、見た目はカッコイイです。

特に後席スライドドアとリアクォーターウィンドー部分が「面一」になって高級感さえ感じます。

ただし、このデザインの為に、

スライドドアの窓ガラスは下がらず、後端が数センチ開くだけになりました。

このヒンジ部分でわずかに開くだけです。

後席に乗る人にとっては改悪のような・・・

(ちなみに、ダイハツは2人乗車を前提で開発したとの事なので、後席に座る人のことは考えていないと思われます。)

*このような「改悪」をした理由は、スライドドアのウィンドウの上下機構を省くことで

 ドアを薄くしてエブリイより広い室内幅を謳うためでした。

*スライドドアのウィンドウが上下しないのは、ほとんどの季節で車中泊は出来ないという事です。

 

新開発のCVTによって、スズキと比べて非力なエンジンの欠点も改善されてるはずです。

(エンジンはエブリイと比べて力がなく2割も燃費が悪かった旧型のままですが、

 CVT化によって街中での使い勝手や燃費は向上したはずです。)

 

何よりも新しく開発された車台によって走行性能・乗り心地も良くなっているはずです。

(10年前にハイゼットとエブリイを比べた時、ハイゼットのほうが足回りが柔らかい分乗り心地が良く

 その分、横風に対して大きく姿勢を乱す傾向がありましたが・・・)

試乗していないので錆鉄人には分かりませんが、

価格コムの新型ハイゼット&アトレーのレビューでは、乗り心地に関しては高評価です。

 

おっ!いいなと思ったのがこれ!

後席のヘッドレストを差し込むようになっています。

(でも、走行中にカタカタとうるさいようですが、

 メーカーが言うように後席を折りたたんだままで使用する車なので、

 ふつうは押入れにでも置いておくものでしょう)

 

カタログを見ると、「軽最大」と謳われた荷室の広さ

1.荷室長

  1915mm(エブリイは1910mm)

  *ただし、どちらも全席シートを一番前まで出した状態での数値であり、

   この状態では足を下せず、運転できません。

  *ダイハツは荷室長測定に悪影響のハッチドアワイパーを上部に取り付けることで、

   後方視界確保のワイパーの存在意味を形だけにして、ハッチドアの厚みを薄くしています。

2.荷室幅

  1410mm(エブリイは1385mm)

  ただし、測定する位置で変わりますが・・・

  *スライドアウィンドウの上下装置を無くすことでドア厚みを縮小して実現しています。

   メーカーはユーザーの90%が後席は畳んだままと主張し、後席に人が座ることは想定されていません。

3.荷室高

  1250mm(エブリイは1240mm)

  *軽の最大高さは2mまで認められているので、全高を高くすればさらに高く出来ます。

その他の寸法も「軽ナンバーワン」を謳うべく、

パッセンジャーを徹底的に無視する涙ぐましい努力で5mm、10mm大きくされています。

荷室は大きければ大きいに越したことはないのですが、

5mm、10mmがどれだけ意味があるかというと・・・ないと思われます。

というか、そのために犠牲にしたもの(パッセンジャーの居住性・快適性)の惨状は、

エブリイと比べた場合の一番大きな違いです。

 

つまり、タイトルで謳った決定的な差は、

前回でも述べたように「運転席以外の乗車スペース」です!

 

1.助手席足元

 

天女さんちの旧型エブリイ

足をほぼ伸ばせます。

 

ハイゼット

幅奥行きともに劣っている上、発煙筒の位置が最悪で高さもありません。

(足を組んだり、移動したり出来ません!)

これを設計した人、頭が悪いとしか言えません!

せめてセンターの薄い色のプラスチックカバーの部分を削り、発煙筒を移動させれば・・・

そうしても奥行きが足りません。(荷室だけを考えた設計ですから!)

助手席に乗った人はほぼ足を動かすことは出来ません。(監禁状態です)

 

2.後席シート

 

エブリイ

ハイゼットと同じ靴で5cm以上の余裕があります。

エブリイの良い所は、エンジンカバー部分と後席床面との高低差が少ない事です。

したがって、エンジンカバーの部分に足先を乗せてもかかとが床面に着くので、かなりリラックスできるのです。

(助手席シートを前に出しています)

 

ハイゼット

フルモデルチェンジ前は足を真っすぐに置くことは出来ませんでしたが

(足元のスペースが超狭かったのです)

足元はわずかに広くなって一応真っすぐに靴が置けました。

(ただし、ふくらはぎが強く圧迫されていて、長時間の乗車は不可能です。)

 助手席シートを前に出した状態では、エンジンカバーの上に足を置く事は出来ますが、

 超不安定な姿勢となり長時間の着席は不可能です。)

 

天女が座った様子

天女の靴は小さいので(24cm)ふくらはぎは圧迫されませんが、

何よりも膝から上がシートから大きく持ち上がっている事に注目!(ほぼ体育会座り状態)

(ちなみに、ダイハツは2人乗車を前提で開発したとの事なので、後席に座る人のことは全く考えていないのです。)

 

比較の為にわざわざ天女にお出まししてもらい、エブリイの後席に座ってもらいました!

シート前端部分で足の下に指先が滑り込む程度です。

 

エンジンカバーに足を乗せた状態

 

天女は助手席と後席のこの大きな差を憤慨していました。

「私はこの車には乗りたくない!」

 

メーカーは利益の大きなウエイクを買わせんが為に、

ハイゼット&アトレーは敢えて2人乗車を謳っていますが、

実質的には助手席は足かせ状態を強いられているので2人乗車(でロングドライブ)は不可能です。

いえ、乗れないことはありません、「我慢」すれば・・・

(ちなみに、ダイハツは2人乗車を前提で開発したとの事なのにこのありさまで

 当然、後席に座る人のことは全く考えていないと思われます。)

 

モデルチェンジ前のハイゼットが「拷問車(30秒で足が攣った!)」であったことを考えると

我慢車」に長足の進歩を遂げたと評価出来るかもしれません。

すごいぞ!ダイハツ!!

 

ちなみにモデルチェンジ前のアトレーは5ナンバーだったので

後席はスライドしてリクライニングもするので、後席の居住性は良かったのですが

4ナンバーとしたことで、アトレーは「我慢車」に大きく退化しました。

 

エブリイワゴンは5ナンバーなので、

後席はスライド・リクライニングするので居住性は軽ナンバーワンかも?

後席重視ならエブリイワゴンをお勧めします。

 

まるで錆鉄人がスズキの回し者のようなブログを3回もアップしていますが、

それだけこの新型アトレー&ハイゼットに失望したという事です。

 

なお、前述の価格コムのレビューを見ても、この部分に着目した人はいませんし、

今後、お抱え評論家が試乗記をアップすると思われますが、この欠点には目をつぶるのではないかと思われます。

(というか、後席には座らず、まっ平な荷室のみ強調するような・・・)

*後述:

 後席の問題点はオブラートに包んで記述している例もありますが

 前席に関しては誰も指摘していません。(売れなくなるのが明白だからだと思います!)

 

前々回、前回を含め、全て錆鉄人の個人的な感想でありまして、

その内容を保証するものではありませんが、実際に車をみれば真実だと分るでしょう。

ただし、購入する場合は、自己責任において車をチェック・判断して購入して下さい。

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新型アトレー&ハイゼットカーゴ その2

2022-01-07 08:22:58 | 新型アトレー&ハイゼット

新型アトレー&ハイゼットカーゴ の「その1」は

フルモデルチェンジ アトレー&ハイゼットの車中泊適性徹軽検証 です。

20年(以上?)前のモデルをマイナーチェンジしただけで販売していた「自動車のシーラカンス」

アトレー&ハイゼットは、あらゆる面でスズキのエブリイの足元にも及ばない軽ワンボックスカーでしたが

満を持して?のフルモデルチェンジで

6年前にフルモデルチェンジしたエブリイをはるかに凌駕したに違いないと

錆鉄人はわくわくしながらはるばる片道30分以上もかけて福井市のダイハツディーラーに見に行ったのでありました。

その結果は、上記の「フルモデルチェンジ アトレー&ハイゼットの車中泊適性徹軽検証」をご覧下さい。

簡単に言えば・・・運転者以外に「我慢」を強いる今どき珍しい(他には無い)車であり

運転者と子供以外が30分以上乗り続けるには地獄の車だという事です。

従って、メーカーが宣伝しているような車中泊などの利用は片道30分以内の所をお勧めします。

もちろん、我慢強いパートナーなら1日10時間を超える同乗もすると思いますが

鷲羽水晶の日帰り(往復のコースタイム26時間以上)をした天女でさえ「私は乗らない」と言いました。

 

しかしながら、もしかしたらこれはエブリイ乗りの「ひがみ根性かもしれない」と考え

錆鉄人は沈着冷静・公平無私に貰って来たカタログをチェックしました。

 

「軽ナンバー1の広い荷室(荷室長、荷室幅、荷室高さ)」には*1と書かれていて

カタログの下に小さく*1「他車にも同数値の車があります」と書かれています。

何のことはない、エブリイ(日産やマツダ、三菱にもOEM供給している)に追いついたに過ぎません。

つまり、これ以上広くすることは安全性等を考えると「無理」という事です。

 

最も評価出来るのは「後輪駆動用のCVT」を新開発した事です。

軽自動車は社にスペースを最大限に確保するためにほとんどがFF車ですが、

唯一、軽ワンボックスカーや軽トラックは荷物搭載時の駆動力確保の為に後輪駆動になっているのです。

スズキは苦し紛れでAGS(オートマチックギヤシフト)を開発して搭載していますが

ATに乗っていてアクセルを踏み続ける事しかしらない現代のドライバーは

ギヤシフトに慣れていない為に違和感を感じるらしく(錆鉄人はAGSを運転した事がない)

さらにはATのようにクリープが出来ないので超低速走行が苦手な機構なのです。

従って、後輪駆動用のCVTを開発したダイハツには拍手を送りたいと思います。

CVTの採用によって、従来のATより力強い加速と変速ショックの少ない走行を可能にしています。

(カタログのグラフより、試乗しなくてもその点は理解出来ます。)

 

逆に最も評価できない点は(我慢車という事以外に)

エンジンが旧型車と同じままと言う事です。

以前のブログでも書いていますが(何故軽自動車の車中泊はエブリイが多いのか?) 

エブリイと比べ実走行燃費が約2割悪く、

中央高速の長く続く登りを

エブリイはほとんど走行車線を走る事が出来るのに対し、ハイゼットは登坂車線走行を強いられる

と軽キャンピングカービルダーが述べているように、スズキと比べてエンジンが劣っていたのです。

従って、エンジンが変わらなかったという事には大いに失望しました。

ただし、エンジン自体のハンディキャップは新開発のCVTでほぼ解消できているのではないかと思います。

 

アクセサリーに関して・・・

 

純正カーナビは7インチまでです。

それなら配線がごちゃごちゃするけどゴリラで良いかも・・・

小さい軽とはいえ、8インチが欲しい所でかなりガッカリです。

ただし、専門店でパナソニックにストラーダを装着してもらえば10インチが可能となるかもしれません。

(新型が発売されたばかりなので、適合性の調査はまだではないかと思います。)

 

注目は車中泊用ベッドです。

何と純正の収納式デッキボードは203,808円もします!

(この上で車中泊している写真のあるアトレー用は何故か206,712円!)

ボードの高さはほぼウィンドー下端と同じで、高さ調整も出来ず、四つん這いでしか移動できません。

カタログのはじめの方にはフルフラットにした床に寝る写真があり、

このスタイルがメーカー推奨の車中泊スタイルではないかと思われます。

しかしながら、別の写真では車中泊用の大量の装備品が紹介されていますが

寝る時にはそれらは車外に放り出しておくのでしょうか?

この車を開発した人の中には誰も本当に車中泊したことのある人はいないみたいに思われます。

この我慢車で夫婦で車中泊しようと思われる奇特な方いらっしゃいましたら

ネットで6万円程度で買える高さ調整式のベッドをお勧めします!

(参照: 市販のエブリイ用車中泊ベッドキット装着写真と考察 )

 



エブリィワゴン DA17W 専用 ベッドキットレザー両側延長タイプ/クッション材20mmエブリイワゴン ベッドエブリイ車中泊 ベットキットエブリー車中泊マット日本製



ハイゼット カーゴ デラックス専用 ベッドキットレザータイプ/クッション材20mm車中泊グッズ車中泊 ベット 車中泊マット日本製

 

アトレー・ハイゼットも荷室はエブリイとほぼ同じ広さになったので

エブリイ用がそのまま使えるかもしれませんが、

すぐにこのメーカーから対応ベッドキットが発売されると思います。

 

アトレーが5ナンバーだったら・・・

後席が前後にスライドしてリクライニングするようにも出来たのですが

後席もハイゼットと同じ我慢足元なので、4ナンバーにした意味が分かりません。

たんに高く売るためとしか考えられないような・・・

 

という事で、最終結論

これまで500泊以上車中泊をしてきた錆鉄人&天女は

新型アトレー&ハイゼットカーゴを買って車中泊しようとは思いません。

買い物する時の近所回りの使用に限定しても買おうとは思いません。

その理由は2人乗れない、乗るとしても限界的な我慢をしなければならないからです。

 

【注意)

以上は錆鉄人の個人的な考えであり、その内容を保証するものではありません。

自己責任で車種選びをして下さい!

 

 

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フルモデルチェンジ! アトレー&ハイゼットの車中泊適性徹底調査!

2022-01-05 19:03:55 | 新型アトレー&ハイゼット

12月に軽ワンボックスカーのアトレー&ハイゼットがフルモデルチェンジしました。

年末年始、盛んに車中泊など様々なシチュエーションのCMが流されていて、

多くの人が(特に退職した60代の夫婦?)興味を持っていると思われます。

 

フルモデルチェンジするまで、アトレー、ハイゼットは20年以上前のままで

マイナーチェンジをしたとはいえ、基本設計は20年以上前のままで

天女さんちで愛用しているエブリイと比べれば雲泥の差、

何故、今これを買って乗るの?というほどの「大差」があったのですが、

満を持したフルモデルチェンジで大逆転をしたかもしれません。

 

ちなみに、アトレーはこれまでは5ナンバーでしたが、

フルモデルチェンジした新型は4ナンバーになりました。

 

ダイハツによると・・・

軽ワンボックスカーに乗る人は2人で、

3人、4人乗る人はウェイクとかタントに乗るので、アトレーも4ナンバーにしたというお話です。

 

モデルチェンジの主なポイント

1.車体を真四角化して荷室容量を拡大

  (エブリイはとっくにそうなっていて、寸法の差は数ミリの範囲と思われますが・・・)

 

2.CVT化による燃費向上

  これは素晴らしいと思います。

  今まで軽ワンボックスカーは積載重量の関係からCVTはダメと言われていましたから!

  新開発のCVTは軽の非力なエンジンの欠点を補って、走行性アップと燃費向上を果たしているはずです。

  エブリイの苦し紛れの5AGSよりははるかに期待が持てそうです。

 

3.様々なシチュエーションに適合させる多様なオプション類

  CMを見ていると「これ、いいな!」と夢が広がります!

 

ちなみに錆鉄人は実質主義でデザインには拘りませんが、

トヨタ流の立派に見せるデザインと思われます。(コストを掛けられないので今一かも?)

 

いずれにしても今月丸10年で車検を控えている天女さんちのエブリイと比べれば

圧倒的に素晴らしい「はず」で、

今回はエブリイの車検を受けるつもりですが、

2年後には買い替えるとして、これは今のうちに実地検分しておかなくては!

 

という事で、片道30分以上を掛けて、

はるばると福井市まで(麻生津)実車を見に行ったのでありました。

 

ちなみに、10年前にエブリイを買う前には

エブリイはおろか、アトレー・ハイゼットカーゴの試乗までして徹底比較を行い

その時点では圧倒的な差でエブリイの勝ちと判断してエブリイを買った

という経緯があったのでした。

 

その時に致命的だと思ったのは2つ

 

1つは床に穴があいているのかと思うほどの騒音

(今回は試乗する時間がなかったので分かりませんが、良くなっているはず?)

 

もう一つは2列目足元の狭さ!

これは拷問と言って良いほどの代物で、30分我慢できる人は表彰状をあげたい位でした。

(錆鉄人は数十秒で足が攣りました!)

これに関しては、モデルチェンジしたけれどもエンジンは変わっていないという事で

危惧していたのでしたが・・・

 

2列目シートに座って足を下した状態

私、ここには座りたくないわ!

錆鉄人の脚はエンジンカバーとシートの間にはさまれて固定された状態です。

(モデルチェンジ前とは改善されていますが・・・)

が、すぐに攣るという事はありません、20~30分なら我慢していられるかも?

 

これはエブリイと比べて致命的な欠陥です。

(エブリイはこの倍くらいのスペースがあります。)

メーカーが3人、4人乗ることは想定外と言っているように

「エマジェンシーシート」と考えるべきでしょう。

 

2人乗ることを想定した作りというので期待するのが「前シート」

エブリイは助手席足元が狭いので、30分以上乗るような場合、天女は助手席の後ろに座ります。

 

錆鉄人はアトレーの運転席に乗り、天女は助手席に座りました。

「何これ?すっごく狭いわ!」

左側のホィールアーチはほとんど差がないと思いますが、

真ん中の部分が広くて足を入れるスペースの幅が狭いのです。

(奥行きもエブリイよりないような・・・)

 

しかもこれ!

発煙筒が足に当たります!

何故ここに設置したのか?

設計した人はバ〇としか思えません。

 

つまりアトレー、ハイゼットともに、「2名乗車さえ困難な車」なのでした!

(ハイゼットのほうが助手席の足元はやや広かったような・・・)

 

ありえません!

他のすべてがエブリイより圧倒的に良くても、1人でしか乗らない人以外

これを選択する理由はありえないと思います。

天女もこんな車には乗れないわ!と言っています。

 

今どき、こんな乗る人の事を考えないひどい車が作られるなんて・・・絶句です!

もちろん、メーカーお抱えの自動車評論家が雑誌やネットでほめまくると思いますが

一番重要な部分が20年前の「我慢車」のままでした!

 

 (ちなみに錆鉄人はスズキとはなんの関係もありませんが、

  これを見て、スズキからエブリイをプレゼントしてもらえたらうれしいですが・・・あり得ません!)

 

もう一つ、

2列目シートを折りたたんだ場合、段差がなくてまっ平で良いのですが

車中泊するなら自作か市販のベッドを買って下に荷物を積めるようにする必要があるのですが

(1泊だけなら必要ないかもしれませんが・・・)

エンジンカバーとの間に隙間がない為に、

ベッドの脚は折りたたんだシートの上に設置するしかなく、ベッド設置の自由度が劣ると思いました。

つまり、エンジンが変わらなかった為に

エンジンカバーの出っ張りが変わらず大きいままである事が致命的な欠点であると思います。

 

という事で、錆鉄人は買おうとは思いません!

 

【注意】

以上はあくまでも錆鉄人の個人的な感想であり、その内容を保証する訳ではありません。

もしかしたら「致命的」とかの過激な表現は変えるかもしれませんが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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