初めて旧釜トンネルを車で通ったときは焦ったものでした。
信号待ちをしていて、青になったのでトンネルに入ると
電気の点いていない真っ暗闇のトンネルにすぐには目が順応せず
何がなんだかわからないまま、タコメーターの針が下がってきて
慌ててシフトダウンした頃に、やっとトンネルの中が急な坂道だと分かったものでした。
という事で、
天女と結婚前に小梨平でキャンプした時は、
醜態を見せずに済んだのでしたが、
間もなく一般車は通行止めになりました。
初めて旧釜トンネルを歩いた時は怖かったです。
頼りないヘッデンの灯りの先は真っ暗闇
幽霊が出るという噂までありましたから・・・
小心者の錆鉄人なのに、よくぞ一人で釜トンネルを歩いていったものでした。
つま先上がりの急坂は分かっていたはずですが、
旧トンネルは漏水がひどくツララが出来ていて、路面は凍っていたので、歩くのも大変でした。
そして、トンネルを抜けると寒風が吹き付け、
神の領域にはいったのだと気付かされたものでした。
今回は初めての新トンネル
トンネルの中の照明は非常駐車帯のみですが、非常電話の表示が頻繫にあり
何よりもトンネル壁面が明るいコンクリート色なので
ヘッデンの光度アップもあって、不安感は少なくなりました。
トンネルを抜ければ神々の領域・・・
と思いきや
そこには、少し前に抜いていった車が排気ガスを吐きながら止まっていて
運転手が車外に出てタバコを吸っているので、ぶち壊しです。
「お早うございます」と声をかけると、
「今日はいい天気でよかったですね。寒くないし」
いい人のようです。
「早いんですね」と言うと
トンネルを掘っていて、6時半ごろには現場が始まるとの事でした。
その現場は釜トンネルの100mほど先、トンネルの口はまだ塞がれていました。
しかしながら、そこを超えると人間の誰もいない神々の領域
薄明るなった視界に焼岳が神々しく佇んでいます。
夜明けの時間を確認していなかったのが失敗でした。
もう時間がない、と錆鉄人は焦りますが、
天女の歩みは遅く、追いつくのを待っては進みました。
ようやく大正池
道路は大正池ホテルの所まで除雪してありました。
その先、帝国ホテルからはまた除雪されていましたが
その上に積もった雪が圧雪されて凍っている所があり、
樹林を通しながら黄金色にに輝く穂高を見ながら歩いていた錆鉄人は1度コケてしまいました。
やがて、バスターミナルに到着。
もう天女を待つのはやめて河童橋まで急ぎました。
そこは、神々の領域
と思いきや、重機が何台も鎮座していていました。
それを意思の力で無視して、河童橋から神々しい穂高の峰峰を見入っていました。
やがて天女も到着。
天女に見せたかった黄金色の冠は、もう銀色に変わっていましたが、
雲ひとつない青空を背に、河童橋からの絶景を二人占め!
「お父さん、ありがとう!」また天女が言いました。
すぐに記念撮影。
そして、山よりだんごの天女の為に、
すぐにザックからコンビニで買ったパンとおにぎりを出しました。
刻一刻と峰峰は白さを拡大し、夢中で見入りながらパンをかじっていました?
雪国の我々は、河童橋から先のスノートレッキングには興味はありません。
という事で、スノーシューは持ってきませんでした。
(雪が締まっているので無しでも歩けますが、気温が高くなると必要と思われます)
河童橋からの景色に大満足して、戻りました。
バスターミナルからの穂高を見納めに、天女を先に歩かせて戻りました。
下りは天女も快調だなと思っていると、急に天女がしゃがみこみました。
「貧血でもう駄目・・・」
愛妻家の錆鉄人は優しく天女の回復を待ち、
天女はゆっくりと歩き出しましたが、調子は悪そう・・・
大正池を過ぎてからも釜トンネルまでは遠く、
天女は指が冷たいわと言いながらもゆっくり歩いていました。
本当に錆鉄人の嫁さんは大変です。
という事で、
愛妻家の錆鉄人は
「先に行って迎えにくるから、ゆっくり歩いていてね」
と言って足を早め、
(釜トンネルの手前にトイレが開放されていました)
釜トンネルからは走って車に戻り、
釜トンネルから数百メートル戻って来た所で、無事に天女を回収。
「お母さん、ありがとう」
信号待ちをしていて、青になったのでトンネルに入ると
電気の点いていない真っ暗闇のトンネルにすぐには目が順応せず
何がなんだかわからないまま、タコメーターの針が下がってきて
慌ててシフトダウンした頃に、やっとトンネルの中が急な坂道だと分かったものでした。
という事で、
天女と結婚前に小梨平でキャンプした時は、
醜態を見せずに済んだのでしたが、
間もなく一般車は通行止めになりました。
初めて旧釜トンネルを歩いた時は怖かったです。
頼りないヘッデンの灯りの先は真っ暗闇
幽霊が出るという噂までありましたから・・・
小心者の錆鉄人なのに、よくぞ一人で釜トンネルを歩いていったものでした。
つま先上がりの急坂は分かっていたはずですが、
旧トンネルは漏水がひどくツララが出来ていて、路面は凍っていたので、歩くのも大変でした。
そして、トンネルを抜けると寒風が吹き付け、
神の領域にはいったのだと気付かされたものでした。
今回は初めての新トンネル
トンネルの中の照明は非常駐車帯のみですが、非常電話の表示が頻繫にあり
何よりもトンネル壁面が明るいコンクリート色なので
ヘッデンの光度アップもあって、不安感は少なくなりました。
トンネルを抜ければ神々の領域・・・
と思いきや
そこには、少し前に抜いていった車が排気ガスを吐きながら止まっていて
運転手が車外に出てタバコを吸っているので、ぶち壊しです。
「お早うございます」と声をかけると、
「今日はいい天気でよかったですね。寒くないし」
いい人のようです。
「早いんですね」と言うと
トンネルを掘っていて、6時半ごろには現場が始まるとの事でした。
その現場は釜トンネルの100mほど先、トンネルの口はまだ塞がれていました。
しかしながら、そこを超えると人間の誰もいない神々の領域
薄明るなった視界に焼岳が神々しく佇んでいます。
夜明けの時間を確認していなかったのが失敗でした。
もう時間がない、と錆鉄人は焦りますが、
天女の歩みは遅く、追いつくのを待っては進みました。
ようやく大正池
道路は大正池ホテルの所まで除雪してありました。
その先、帝国ホテルからはまた除雪されていましたが
その上に積もった雪が圧雪されて凍っている所があり、
樹林を通しながら黄金色にに輝く穂高を見ながら歩いていた錆鉄人は1度コケてしまいました。
やがて、バスターミナルに到着。
もう天女を待つのはやめて河童橋まで急ぎました。
そこは、神々の領域
と思いきや、重機が何台も鎮座していていました。
それを意思の力で無視して、河童橋から神々しい穂高の峰峰を見入っていました。
やがて天女も到着。
天女に見せたかった黄金色の冠は、もう銀色に変わっていましたが、
雲ひとつない青空を背に、河童橋からの絶景を二人占め!
「お父さん、ありがとう!」また天女が言いました。
すぐに記念撮影。
そして、山よりだんごの天女の為に、
すぐにザックからコンビニで買ったパンとおにぎりを出しました。
刻一刻と峰峰は白さを拡大し、夢中で見入りながらパンをかじっていました?
雪国の我々は、河童橋から先のスノートレッキングには興味はありません。
という事で、スノーシューは持ってきませんでした。
(雪が締まっているので無しでも歩けますが、気温が高くなると必要と思われます)
河童橋からの景色に大満足して、戻りました。
バスターミナルからの穂高を見納めに、天女を先に歩かせて戻りました。
下りは天女も快調だなと思っていると、急に天女がしゃがみこみました。
「貧血でもう駄目・・・」
愛妻家の錆鉄人は優しく天女の回復を待ち、
天女はゆっくりと歩き出しましたが、調子は悪そう・・・
大正池を過ぎてからも釜トンネルまでは遠く、
天女は指が冷たいわと言いながらもゆっくり歩いていました。
本当に錆鉄人の嫁さんは大変です。
という事で、
愛妻家の錆鉄人は
「先に行って迎えにくるから、ゆっくり歩いていてね」
と言って足を早め、
(釜トンネルの手前にトイレが開放されていました)
釜トンネルからは走って車に戻り、
釜トンネルから数百メートル戻って来た所で、無事に天女を回収。
「お母さん、ありがとう」