昨日から雨で、今夜は台風が真上を通過して・・・
見頃は儚く過ぎていまいそうです。
という事で、一首
葉の色は うつりにけりな いたづらに わが身家(や)にいて ながめせぬまに
錆 小町
数文字変えただけで、結構うまく出来たぜよ!
本歌はご存知 小野小町
花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
農家民宿天女さんちでは、衛生向上の為に自分で台所の蛇口を交換して
通常の蛇口と手洗い専用蛇口を取り付けました。
続いて、内風呂のシャワー水栓の温度調整が狂って温度設定が信用出来なくなってきていたので交換
勢いで(衛生向上の一環です)洗面所の蛇口をセンサー式にする事にしてネットで購入。
製品の形状から穴を開けなければいけない事は分かっていましたが、やればいいだけです。
これが改造前のトイレの横の洗面所
娘が中学生の頃、朝シャンが流行っていた頃にリフォームして設置したので20年以上経っています。
中にあった大型の電気温水器は故障してしまったので、自分で小さなものを買って交換しました。
まずは既存の水栓を外します。
洗面台のボックスの中に頭を突っ込んで、凄く狭い空間の中でモンキーレンチでナットを緩めるのは至難の業です。
しかしながら、そこはゴッドハンドで取り外し完了!
汚れを綺麗に落とし、センサー水栓のベースを置いてケガキします。
工具をホームセンターに買いに行ったのですが、ダイヤモンドホールソーがなかったので
陶器・タイル用の砥石を買って電気ドリルの先に取り付けて穴を開けようとしました。
が、全然削れません!
電気ドリルが焼けてしまわないように時々休憩をしながら2時間ほどやって、ヘトヘトになってたったこれだけ!
これじゃやっぱり無理という事で、ネットでダイヤモンドホールソーを購入。
今までの水栓を外したのが9月23日
ダイヤモンドホールソーが届いたのが27日
この間(正確に言えば今日取り付けが終わるまで)はトイレの後はお風呂で手洗いをしていました。
これが購入したダイヤモンドホールソー一式(使うのは3本だけで、あとは死ぬまで使わない可能性が高い)
国産なら数万円はすると思われるので、もちろん某国製
クチコミでは全然ダメと言う評価もありましたが、使い方を知らない人でしょう。
あんなに時間が掛かっても僅かしか凹まなかったのに、それよりも短い時間で穴が開きました。
この作業は実際はノウハウがあるのですが・・・やる人はいないと思うので省略。
中央の水栓の穴とセンサーの穴の間は、ホールソーを斜めにして貫通させます。
さらに水栓用の穴がほんのちょっと小さかったので、ホールソーで周囲を削って穴径を拡げました。
ベースを置いて、センサーのコード(コネキターが大きいので2つの穴を貫通させる必要があるのです)を先に入れ
続いて水栓のネジ部を挿入し、洗面台の中に裏返しになって頭を突っ込んでネジを締めます。
工具があれば簡単なのでしょうが、モンキーレンチだけの超しんどい作業です。
続いて、配管作業
まずは全部配管する前に、ちゃんとセンサーが作動するかを確認
すると、ちゃんと作動はしたのでうが、配管から水が漏れて止まりません。
配管のパッキンがないから明日買いに行く事にして、昨日の作業は終了して燃料補給体制に入ったのでした。
ところが、燃料補給後でもとどまる事を知らない錆鉄人のMPUは
いろいろと外した水栓にパッキンが付いていた事を思い出し・・・
そのパッキンを取り外して本日の作業を開始
後ろの壁に取り付ける形で配管をして、水漏れテストをすると・・・
水漏れはしなかったのですが、何と!蛇口から水が出て止まりません。
センサーの実験をした時はちゃんと作動したのに・・・
どうやら上下をさかさまにしないと電磁弁が作動しないみたいですが、
水平でも動いたので、宙吊り状態ですが方向を変えてとりあえず作業終了。
さっそく
「おかあさーん!」
天女が飛んできて蛇口の下に手を差し出しました。
「おとうさん、凄~い、すごいわ!」
「エッヘン!」
今までいろんな物を作ったり工事をしたりして来ましたが
露天風呂や石窯など趣味と言うか道楽の世界のものが多かったのに対し
センサー水栓は「実用的」なものなので天女の評価も高かったようです。
ちゃんと水から温水まで水温調整も出来る事も確認しました。
掛かった費用はダイヤモンドホールソーや効果がなかった砥石を含めても1万円以下で済みました。
まさに、某国製だから安かろう悪かろうと言う時代は「終わっている」事をさらに実感しました。
日本は付加価値、付加価値と言って不必要な機能を満載して高く売る事だけを考えていますが
大多数の人間は、必要な機能に絞って安く買えるほうがいいと思っているはずだと思うのですが・・・
この製品の電圧は200vまたは電池なので、単3電池4本で動かしています。
一応、説明書には1日200回作動で2年間電池が持つと書いてあるので(のじゃないかと・・・)
どれくらい電池が持つか様子をみて、場合によっては変圧器を買おうと思います。
(天女が「おとうさんがいない時に電池が切れたらどうするの」と心配して言うので、電池交換の説明をしました。)