錆鉄人と天女の感動人生

幸福度日本一の福井で一番幸せな夫婦の登山や温泉旅行、ガーデニング・Doit等の楽しい日々の記録です。

紅葉の涸沢でのテント泊(幕営)案内

2016-09-29 11:49:29 | 登山
誰もが憧れる日本一の涸沢の紅葉

特に登山をやっていない人でも
それなりの装備を整えて
上高地から6時間歩けば到達できるのですから、週末の涸沢は大混雑。
小屋に予約をしていても、布団1枚に3人は当たり前の世界、
本当かどうか確認できませんが、
布団1枚に5人という阿鼻叫喚の世界が待っているかもしれません。
(話の物種に体験したい気もしますが・・・)

それは有り余る有給がありながら上司の顔色を窺い、
保身ばかりを考える日本人の哀しい性。
なぜかリタイヤした中高年でさえも、土日や3連休に押しかけるのは
「赤信号、みんなで渡ればみんな死ぬ」の世界でしょうか?

しかしながら、
一部の賢明な日本人は敢然と有給を取って、空いているウィークデーに涸沢に出掛けます。
(エッヘン!錆鉄人もその仲間ぜよ!)

涸沢ヒュッテの宿泊予約は
ウィークデーと言えども「布団1枚に2人の定員」に1か月以上も前に達しているので
とっくに予約を停止しているのですが、
予約せずに押しかける登山者の収容で、結局布団1枚3人は日常茶飯事。
但し、予約はしていてもキャンセル料は取られないので、
悪天候の時はガラガラの可能性はありますが
誰もが青空の下の紅葉が見たいものです。


地獄の涸沢ヒュッテ泊まりを回避する方法としては、
上高地と涸沢の中間地点で、最後の小屋のある横尾で小屋に泊まり、
涸沢の紅葉を見に行くという方法があります。
この場合、地獄の布団蒸しはないと思われます。

事実、28日下山する時にも、横尾から登ってくる2つの団体さんに出会いました。
その時間帯に登って来る人は、個人客を含め多くが横尾(又は徳沢)からの登山者だったと思われます。
一般的には横尾に連泊するので、体力に自信のない人にもお勧めです。


幕営案内と言いながら順番が最後になりましたが、
これらを回避する方法はテント泊(幕営)です。

幕営装備を持っている人には無用な装備のお話しがしばらく続きますが、
金無し錆鉄人ならではの代用品も紹介しているのでご覧ください。

テントは2人用で重さは2kg程度、値段は4万円程度
(あらゆる登山用品の例に洩れず「馬鹿高」です。)
涸沢はデコボコの岩の上にテントを張るので一発で破れる可能性があるので、
テントの下に敷くテントシートが別途必要です。
錆鉄人は安いブルーシートをテントの大きさに切って使っています。
それでも破れないか不安があるので、
保温を兼ねてホームセンターで売っている薄手の銀マット(厚さ2~3mm)を持って行きます。
これは結構かさばるので、
体力がない天女のザックを膨らませて、カッコよく見せるのに役立つので一石二鳥です。

夜間は0度近くまで冷え込む可能性がある涸沢では、寝袋もハイグレードのものが必要です。
寝袋と言うとモンベルが指標になりますが、グレードでは♯3程度が必要
ザックに詰め込むので高性能でコンパクトなウルトラライトが理想かもしれませんが、
年に1~2回しか使用しない事を考えると、
値段とのバランスを考えてダウンハガー800 ♯3 が最適かも?

しかしながら、これでも3万円!
2人分で6万円+テントで10万円!!
何度も言いますが、登山用品は高すぎます。
ユニクロでダウンシュラフや登山用品を売り出して革命を起こして欲しいものです。
ちなみに、♯4にグレードを落として、重ね着とホッカイロで対応するというのも可能でしょう。

続いて、寝袋の下に敷くマットですが、
ホームセンターで売っている8mm厚の銀マットで十分。
ただし90cm幅では大きすぎるので50cm程度に切断します。
長さも基本的にはお尻まであれば良いので、収納性を考えて短縮することも可能です。

錆鉄人は高価なエアーマット類を使っていましたが
今はキャプテンスタッグの EVAフォームマット(アマゾンで2000円程度)を使っています。
エアーマットは携帯性に優れますが、
使用時にエアーを吹き込むのも、テント撤収時に収納するのも時間が掛かる上、600g以上と重いのです。
しかも、こういうものの宿命、1万円もしてもやがてエアー漏れで駄目になります。
ある程度は自分で膨らむものが一般的で、
このタイプはエアー漏れしても最低限の厚みは確保されるかもしれませんが
(錆鉄人の場合はいくつかのセクションに分かれている仕切りの部分が剥がれて浮き上がってしまうようになり、
 まだエアー漏れはなかったのですが、他の部分も同じように限界に来ていると考え使用を断念しました。)

EVAフォームマットのメリットは「早い、安い、軽い」の三拍子がそろった上、
厚みがあるので「寝心地が抜群」な事です。
但し、材料の特性上何十回もの使用に耐えるほどのものではないので、ヘビーユーザーには向きません。
弱点は、かさばる事。
収納サイズは13✖13.5✖56cmとエアーマットタイプの数倍、いや10倍以上かも?
ザックの中に収納するのではなく、上ぶたの上やザックの下、はたまた背面などに露出したまま取り付けます。
でも、重さはたったの270g、エアーマットの半分以下です。
構造的に折り畳んだ時にデコボコがうまくかみ合うようになっているので
マットの厚みは素材の厚さの約3倍、3cm位にもなるので下に小石があっても全く気にならず快適です。

天女のエアーマットが壊れてからは天女はこれを使っていたのですが、
去年、錆鉄人のエアーマットが壊れてから購入したので、
今回初めて使用しましたが、エアーマットとは比較にならない寝心地・使い勝手でした。

いつまでたっても涸沢での幕営の開設に入れないので
その他の装備に関しては何れ・・・


いよいよ涸沢での幕営のポイントです。(フーッ)

まずは涸沢ヒュッテ(ちょっとした高台にある)から見たキャンプ場の全景です。


   (9月28日朝5時半頃撮影)

向こう側の灯りは涸沢小屋で、涸沢ヒュッテよりはかなり高い所にあります。
涸沢ヒュッテと涸沢小屋を結んで一直線に通路があり、その左右(上下)の広大な場所がテント場です。

ただし、涸沢は氷河が岩を削って運んだ石が堆積している場所なので、
平な土の上にテントを張るのではなく
(そういう場所も全くない訳ではありませんが、間違いなく先に占有されています)
比較的平らな石を表面にして、テントが張れる広さ分に敷き詰めた場所が普通です。



ここは比較的「地面」がある所で、最初はここにテントを張りましたが、
もっとデコボコのひどい所がほとんどです。
従って、テント受付では下に敷くコンパネを1日1000円で貸してくれます。
(ホームセンターで1280円で買えるようなものですが、担いでいく訳にはいかないので妥当な金額でしょう。)
コンパネは真っ平らですから快適な寝心地は間違いありません。

テントの受付は3時からで、場所の指定はなく1人1000円です。(2016年)
従って、涸沢に到着したらまずは適当な場所を探してテントを張ってしまい、
生ビールを飲んでおでんを食べて・・・受付をします。

ついでに、受付では寝袋や様々な幕営用品を借りる事が出来ます。
寝袋は2000円でした。
テントは予約制で、夏前には予約が終了してしまいます。
錆鉄人の前で受付していた人は16000円もの支払いだったのですが、
何を何人分借りたのか(テントを予約していて、さらに寝袋を数人分借りたのでしょうか?)
でも小屋に泊まるよりは安くて快適だったはずです。

横尾から歩いてくると
涸沢小屋と涸沢ヒュッテへの分岐があるので、
幕営するなら涸沢小屋方面に進めば、キャンプサイトの中央付近に到着します。
涸沢ヒュッテのほうに回っても行けますが、
一旦ヒュッテのある高台まで上ってから天場に下る事になるので、標高分を損をします。
(もちろん、涸沢に到着したのですから、生ビールを飲んでから一仕事というのも有りですが、
 一般的には条件の良い天場を探すほうが先でしょう。)

ヒュッテと小屋を結ぶ通路の下側は、平らな石を敷き詰めたサイトですが、
先人の努力でかなり寝心地が良い状態になっています。

通路から上も基本的には同じですが、
中には石を取り除いて地面を出した所もあります。
しかしながら、そこにはデコボコの石が埋まっているので条件の良い所は僅かです。
つまり、本当に条件の良い場所は僅かで、
大抵は他のキャンプサイトでは考えられないような悪場と言って良いような場所です。

9月24日が500張りだったとヒュッテのブログに書いてありましたが、過去最高は1500張りとか。
27日の夕方に数えてみると150張り位だったので(テントを張った跡=天場はまだたくさん空いていました)
500でもそんなにたくさんのテントをどこに張ったのだろうと思ったのですが、
1500ともなるとデコボコなど関係なしにテントを張るしかなかったと思われます。

テントを張る場所は広範囲なので、遠い所にテントを張った場合はトイレまで5分以上かかります。
通路から離れた位置に設置した場合は、
デコボコの岩の上をはるばると歩いて通路まで出なくてはいけないので、さらに時間が掛かります。
生ビールを飲みに行ったりトイレに行くを考えると、やはり涸沢ヒュッテの近くが有利でしょう。
涸沢小屋はかなりの高台なので上り下りが大変な上、トイレの数も少ないからです。
(でも、そういう事でみんなが敬遠してトイレ待ち時間が短いという事もあるかもしれませんが・・・)

幕営の場合でも、ヒュッテで食事が可能です。
値段は他の山小屋と似たようなものでしょうが(カレーで1000円位)、錆鉄人は関係ないので調査していません。
ビールは350mL缶が500円、550円の所が多くなっているので優秀?
ロング缶は800円、生ビールも800円なので生ビールの勝ち!
おでんは1品100円~150円
ちょっとお得なセットがあり、おでん6品+生ビールのナマビールセットが1400円
缶ビールセット、お酒セットは1100円
ただし、おでんは煮える前に売れていくので、
生ビールセットを2回頼みましたが1回目のダイコン、2回目のジャガイモは生煮えでした。
(錆鉄人はしかたがないと思ってそのまま食べましたが・・・)
27日の混雑は通常の紅葉時より少なかったのにこの状態なので、単品で買ったほうが良いかもしれません。

テントを撤収したら、設置許可証をポストに入れて下山します。
下山は横尾までの間、登って来る登山者とのすれ違いが面倒なので、
出来ればその前に横尾まで下りたい所ですが、
横尾や徳沢から出発した登山者とのすれ違いは避けられません。
ただし、上高地からの登山者は遥かに人数が多いので、
一派ny的な上高地からの登山者が横尾を通過する9時ごろまでには横尾に到着するか、
うんと涸沢を楽しんで上高地の最終バスに間に合うくらいの時刻に出発するのがお勧めです。

錆鉄人は、
28日は登山指導所の天気予報は「西の風 雨」だったので、
4時頃から食事の準備と装備のパッキングを開始し
6時前には涸沢を出発しました。(その頃から小雨が降り始めてきました)
雨は本谷橋の手前で本降りとなったので雨具を着用しましたが、
すぐに小雨に変わり、横尾では止んで
上高地のバスターミナルに到着する寸前に振り出しましたが
本降りとなる前にバスターミナルに到着出来てラッキーでした。
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2016年の涸沢の紅葉を見る最後のチャンスは明日30日

2016-09-29 11:02:13 | 登山
今年の涸沢の紅葉は
涸沢ヒュッテ周辺のナナカマドがすでに枯れているように
(涸沢ヒュッテの紅葉情報の写真でも枯葉ばかりです)
紅葉する前に枯れてしまう現象で、
例年と比べると鮮やかさに欠けると言わざるを得ません。

しかしながら、一番の見どころである涸沢カールの向こうの穂高連峰の斜面の紅葉は
遠目ですが枯れ葉を感じさせるものは少なく、
数日で鮮やかに紅葉するのではないかと思わせる木々もありました。

という事で、
天候不順が続く今年でありますが、
今日午後から明日にかけては晴れ、明後日は曇りのち雨の予報なので、
もし涸沢に出掛けるのなら
明日が今年最後のチャンスだと思われます。
(今日涸沢に到着出来るなら、モルゲンロートも見られてベストですが・・・)

久しぶりの晴れだった27日に涸沢ヒュッテに宿泊した団体さんに話を聞いたら
布団1枚に3人だったそうで、何とか許容範囲だったのでしょう。
皆さん、涸沢の紅葉を見られた満足感に溢れた顔でした。

涸沢に初めて行こうと思われるなら
去年のブログにアクセスや撮影ポイントなどを詳しく紹介していますので参考にして下さい。
上高地から17km、コースタイム6時間ほどで、
極楽のような紅葉の景色と
地獄のような窮屈な就寝タイムが待っていて、
(別に一晩位寝なくても死にはしませんから!)
死ぬまで思い出すことでしょう。


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山小屋の「怪」談 続編「布団1枚に5人で寝る方法」

2016-09-29 09:27:02 | 登山
その話を聞く我々にはただただ面白い話しなので、
ジャンルは「おもしろい」にしましたが、
そうして眠らなければならなかった当人たち(本当だったかどうかは保証できませんが・・・)には
限りなく悲惨なお話しです。

さて、布団1枚に5人でなる方法ですが

前述したように、人間を抽象化して
肩幅40cmで足幅15cmで高さ145cmの等脚台形の四角柱で
肩幅部分は高さ20cm、足部分は高さ10cmで、そこに長さ25cmの頭が付いていると考えるのですが、
幅90cm長さ190cmの敷布団の上に4人以上を並べる事は不可能です。

となると、その解決方法は
「2段積み?」

山小屋は解雇だなのように2段、3段になっている所もありますが、
さすがに寝ている人間の上に人間を重ねて寝る事は不可能です。(瞬間的には可能でも)

もうこの状況では人間を人間として扱う事は不可能です。
「肩幅40cmで足幅15cmで高さ145cmの等脚台形の四角柱で
肩幅部分は高さ20cm、足部分は高さ10cm」のサンドイッチと考えます。

正解は大くのの人が創造していたと思いますが・・・
布団の上に「縦」に並べる事です。
それも肩と足を交互に並べてサンドイッチ5枚セットが出来上がります。
これで山小屋の売り上げは47500円(2食付き)、マイドアリー!

しかしながら、このサンドイット、実は側面が平らでないので、
布団の上に立てたままでは倒れてしまうのですが、
そこは御安心あれ!
部屋に10枚の布団を隙間なく並べ、両端は5mの豪雪にも耐える丈夫な壁ですから、
50枚にサンドイッチを隙間なく並べれば倒れる事はありません。

実際にはサンドイッチにも男女があるのですが、
予約なしのサンドイッチが次から次へと動かないベルトコンベアの上を歩いて山小屋に押しかけてくるのですから
それを分けるような配慮をする余裕はありません。

かくして・・・
ちょっとお腹がかゆくなっても決して腕を動かしてはいけません。

「キャー、ヤメテ!」
その悲惨な状況にすでに十分うんざりしている中年の女性サンドイッチが、
ここぞとばかりに不満を吐き出します。

そんな状況でもちゃんと寝る人はいるのです。
普段の運動不足とたるんだ生活をしていて
コースタイム6時間の上高地から10時間も掛けてやっと到着したような人が
このような状況に一番適応できるのです。
その上に生ビールの良いが回ってきていますから・・・
暑さも圧迫感も・・・すべての不快感よりも睡眠を求める身体の欲求がまさるからです。
そういう人は大抵の場合、もの凄い爆音でイビキをかくのですが、
イビキの原因は寝ている時に舌が喉に落ち込んで気道を塞ぐからなのですが
縦に並べられているサンドイッチなので、
舌が軌道に落ち込む事はないと思われます。

かくして、
阿鼻叫喚の悲惨な山小屋の夜は遅々として病身が進まないのですが、
たくさん飲んだ生ビールの影響でトイレに行きたくなります。
横のサンドイッチを無理矢理押し広げ自分の身体を抜き出します。
たちまちのうちに、柔らかいサンドイッチはその隙間を埋めてしまいますが、
戻って来た時は、足と足の間に足を差し込み、無理矢理、今期強く押し進めれば
あーら不思議、ちゃんと収まるのです。

通路側に頭がある場合はそうやってトイレに行けますが、
窓側に頭がある場合は、サンドイッチの列から自分のサンドイッチを引き抜いても
並んだサンドイッチの上を歩いて通路に出る訳には行きません。

かくして、窓から出入りしたという静岡県の人の話しが信ぴょう性を持つのです。

・・・

というようなことをテントの中で考えていた錆鉄人、
次々と妄想が浮かびほとんど眠れませんでした。

その妄想とは
1枚の布団のスペースに何人まで収納出来るかという事です。
山小屋に泊まらざるを得ない人たちを、
もっと快適に眠らせてあげるという人間愛にあふれた錆鉄人ならばの苦悩でした。

もしかしたら、ノーベル賞ものかも?
と思いながら一晩かけて考え出した「迷」案は続編で・・・

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山小屋の「怪」談

2016-09-28 18:57:45 | 登山
錆鉄人は一昨日我が家を出発して沢渡で車中泊し、
昨日は朝一番のタクシー7(相乗り)で上高地入りして涸沢で幕営、
天気予報が天候の悪化を告げていたので今朝の6時前には涸沢を出発して
10時25分の沢渡行きのバスで足湯公園で下車し、16時過ぎに帰宅したのですが・・・

涸沢は、涸沢の紅葉は何度行っても、例えそれが10年に一度の紅葉でなくても、
10年に一度の不作の紅葉であっても、
「紅葉の涸沢にいて生ビールを飲んでいる」というだけで、
(錆鉄人にとっては)至上の幸福感を感じられる稀有な空間であります。

勿論、錆鉄人の感動理論「感動は流した汗に比例する」の通り、
多大な汗を流さないとそこに行かれないという事も、その自己満足を増大させてくれているのであります。

という事で・・・
昨日のお昼過ぎ?
涸沢ヒュッテの展望テラスで、
この日2回目の
おでん生ビールセット(1,400円)」をテーブルの前に置き、記念撮影しようとしていたら
相席をお願いした静岡県の人が写真を撮って下さいました。



という事で、その後でいろんなお話しをしていたのですが・・・

福井県だと自己紹介すると「幸福度日本一の県」という事をご存知だったので
「幸福度日本一の福井県で一番幸せな人間です!」と自己紹介したりして・・・
(「決して酔いが回ったからではありません)

この日の涸沢ヒュッテの混雑状況の話しになったのですが、
写真を撮って下さった錆鉄人よりの高年齢の人の話しでは、
30年以上前に先輩に連れられて涸沢の紅葉を見に来た時、
布団1枚に5人が寝る状況だったという事で
(その人のお話しで真偽の程は保証出来ません。
 山屋ノナカニハトンデモナイ大法螺ヲハナスヒトモイルノデ・・・)
窓際のほうが頭だったその人は、
部屋からトイレに行く事が出来ず、窓を開けてトイレに行ったという事でした。
しかも、戻ってくると
当然の事ですが体を潜り込ませるスペースがなく、
廊下か何処かで壁を背にして眠ったという事でした。

山小屋は宿泊希望者があれば宿泊拒否は出来ません。
収容しなければ疲労凍死する可能性が高いからです。

金無し錆鉄人なので滅多に小屋に泊まる事はありませんが、
布団1枚に3人と言うのは4経験したことがあります。

それは今から35年前、
天女が長女のメグを生む直前のお盆休みに槍穂の縦走を計画し、
1泊目は槍ヶ岳山荘で素泊まり、2泊目は岳沢ヒュッテで素泊まりしたのですが、
この岳沢ヒュッテで「布団1枚で3人」という経験をしました。
(ちなみに翌日は、新穂高に車を置いていたので、上高地から山越えで新穂高に戻りました)

1枚の布団の真ん中が当たった錆鉄人は
両端の二人とは反対で、足のほうを頭にして寝るようになっていたのですが、
両隣の人の体温で暑くてたまらず、しかも凄いイビキの爆撃
たまらず布団から抜け出して、廊下でウトウトして朝を迎えたのを覚えています。

その静岡の人から聞いた布団1枚に5人というお話しを聞いて興奮した錆鉄人は
テントで寝ようとしても、その話が蘇ってなかなか眠れませんでした。

布団1枚のスペースで何人寝ることが出来るのだろうか・・・

これは宿泊者を人間と考えていては無理だと考え
ピカソをはるかに超える抽象化を想定しました。

ちなみに人間は(7山小屋では男女の区別はしないので男女も平均化して)
肩幅40cmで足幅15cmで高さ145cmの等脚台形の四角柱で
肩幅部分は高さ20cm、足部分は高さ10cmで、そこに長さ25cmの頭が付いていると考える事にしました。

と考えると、
布団1枚のサイズは幅90cm長さ190cmとして、2人までは何の問題もありません。
恐らく山小屋の「定員」というのは、この布団1枚に2人というのを想定しているのではないかと思われます。
従って、それ以上の予約は受け付けないという事で、
涸沢ヒュッテのHPでも予約が一杯ですと表示されているものと思われます。

しかしながら、前述のように屋約無しで宿泊希望をする人を受付ない訳にはいかないので
布団1枚に3人という状況が生まれるのです。
この場合、3人が並ぶと肩幅で120㎝となるので、
1人が反対向きに寝ることで1枚の布団に収まる事になります。

続いて、布団1枚に4人の場合は、
「2人ず互い違いになって若干足を重ねればOk」
という事になります。

しかしながら、それを上回る布団1枚に5人という状況は、
これまでの就寝方法の延長上では不可能です。

となると、どうやって寝るのか?

正解は明日!
(錆鉄人は帰宅後ビール5本を飲んでフラフラなものですから・・・)
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2016年の涸沢の紅葉

2016-09-28 18:23:30 | 登山
4年連続で涸沢の紅葉鑑賞に行ってきました。
というより、涸沢で生ビールとおでんを食べに行ったというほうが正確かも?

今年の紅葉です。



帰宅後、涸沢ヒュッテのHPで紅葉状況を確認すると
「ピークです」
と書かれて写真がアップされています。

その写真の近景になってりるナナマカマドを良く見て下さい。
紅葉というより、枯れ葉の色です。

涸沢の奥の穂高連峰の斜面の紅葉はまだこれからという状況ですが、
良く見ると、枯れ葉があるのが分かります。

涸沢ヒュッテが「紅葉のピーク」と言っているのは、
この「枯れ葉」の進行を考えると
今年は真っ赤に燃える事なく枯れてしまうという事を示唆しているのではないかと思われます。
事実、横尾から涸沢への登山道では、紅葉の前に枯れて落ちた葉が登山道を覆っていました。
涸沢の眼前にそびえる穂高連峰
の紅葉はもうしばらく期待できる可能性がありますが、
今年の紅葉はほぼピークを終えたのではないかと思われます。

という事で、
今年も錆鉄人は「涸沢の紅葉の最高の光景を見る事が出来た!」
と思っています。

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安房峠越えの損得

2016-09-26 11:36:10 | 登山
金無し錆鉄人なので、前回の乗鞍温泉行きは
往復ともバカ高い安房峠道路を回避して旧道の安房峠越えを走行したのであったが、
予想以上に燃費の低下が激しかったので、両ルートのガソリン消費量を推定してみました。
(車はステップワゴンRP-1)

安房峠で写した燃費表示は205.6km走行で16.3km/L

平湯の安房峠道路入り口から安房峠までは約8.1km、安房峠道路出口の合流地点までは15.5km
安房峠道路を走行した場合、怒鳴時区間の距離は5.7kmと約10kmの短縮で、
時間的には30分以上の短縮になると思われます。
(有料道路は約5分、旧道は40~50分程度と想定)

燃費に関しては
平湯の分岐部分で197.5m、燃費を17.5km/Lだったと想定すると、
ここまでのガソリン使用料は11.29L

有料道路走行の場合は下りのみなので、
出口では燃費表示が17.8kmに向上していると想定すると、この間のガソリン消費は0.13Lに過ぎません。

一方、旧道のほうは、安房峠からは下るのみですが、
あまりの急坂なのでブレーキを多用する必要があり
しかも10ヶ所ほどの180度の急カーブもあるので、
合流地点での燃費表示は16.6km/Lと想定するとガソリンの消費は2.14L

つまり、旧道を走行した場合、ガソリンで2L、時間で40分程余分にかかるという事です。
安房峠道路の通行料は770円なので2Lのガソリン代(今なら230円程度)を考慮しても
旧道を走ったほうが540円ほどお得という計算になります。

しかしながら、旧道は急カーブの隘路が多いので事故の危険性も高くなるので
有料の安房峠道路を走行する車が大部分なのは当然と思われます。
(旧道には、天気が良ければ安房峠から穂高岳の素晴らしい姿が眺められ、
また紅葉時期は要所で車を停めて眺めたいほどの景色が楽しめますが・・・)

ちなみに、予定している涸沢紅葉登山の場合、
この推定を検証する為に安房峠道路を走るつもりです。
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サツマイモの収穫

2016-09-26 08:51:40 | ガーデニング
5月初めに苗を買って育てていたサツマイモを収穫しました。

ツルの生育が悪くてサツマイモの成長が不安だったので、
本当は芋掘りをもう少し後にして、
少しでも大きなサツマイモを収穫したかったのですが、
電柵をして以来、畑へのイノシシの襲撃は免れていますが、
サツマイモはイノシシの大好物なので油断できません。

さらには、8月9日以来襲撃されていないサルの動向も気になります。
50~60匹の集団で襲われたら、あっという間に全滅です。


「やられる前にやれ」
「盗られる前に採れ!」
が、悲しいけれど対ゲリラ戦の唯一の戦法という事で、
ようやく帯状疱疹が癒えかけた身体に鞭打って芋掘りをしたのでありました。

ところが、
貧弱なツルの成長=貧弱なイモの収穫の予想に反して
結構な収穫でした。



その他の野菜では・・・

オクラはほぼ最後の収穫
去年までは秋になる前に枯れてしまっていたナスが今年は健在!
しかも大収穫



ここには写っていませんが、ゴーヤもほぼ終わりです。

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涸沢の紅葉状況

2016-09-26 07:32:22 | 登山
昨日の涸沢ヒュッテのFACEBOOKで

「昨日は500張りのテントでした。
 紅葉は見頃を迎えています。」

と書かれていました。

テントは過去最高が1500張でトイレ待ちが3時間だったと聞いているので
(デマかもしれませんが・・・)
まだまだ余裕だったのかもしれませんが、
モレーンの岩だらけの間に張られたテントを見ると
幕営に適した場所はほぼ満杯に近い状況ではないかと思われました。

紅葉に関しては
何を見頃と言うかで変わりますが、
鮮やかな赤にちりばめられた斜面を見られるのはまだ少し後
過去の紅葉の流れから推定すると、
今週末頃ではないかと思うのですが・・・

ヒュッテとしては、人出を分散させる為に
早めに「見頃」と宣伝しているような気がします。

が、すでに十分見応えのある紅葉
おめでたい錆鉄人は
「自分が見た時が最高の見頃だった」
と思う事にしています。

涸沢は「そこにいるだけで幸せな気持ちになれる場所(錆鉄人の場合)」ですが、
そこに行かなくても十分幸せな気持ちの錆鉄人であります。


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ガスカートリッジ(OD缶)のガス残量

2016-09-24 13:02:22 | 登山
錆鉄人は年に1~2回しか幕営をしませんが、
料理の途中でガスがなくなったら困ると考え、
毎回新しいカートリッジを持って行って使用します。
従って、使いさしのカートリッジが5~6個、いえもっとたくさんあります。

今回の涸沢行きでは、この使いさしのカートリッジを2個持って、
1個を使い切る事を考えたのですが
果たしてガスがどのくらい残っているかが分かりません。

という事で、
技術系の錆鉄人はガスカートリッジの重量を測定して残量を推定する事にしました。
(もっと早く測定すれば良いのに・・・という陰口は無しにして)

まずは未使用のPRIMUSの250T缶



しかしながらいつ買ったか覚えていないので、ガスが抜けて重量が減少している可能性があります。

もう1個CAPTAIN STAGの缶があったので測定すると



375g~380gという所
NET(ガスの重量)は225gなので、カートリッジの重量は150g程度と推定されます。

持って行こうとした使いさしのカートリッジを測定すると、どちらも220g程度
って事は、ガス残量は70gほどとなり、2個持って行けば御飯を炊いても問題なく使えそうです。

ちなみにガスを移し替える道具もあります。



しかしながらアマゾンで2250円+送料360円もするので錆鉄人には買えません。


ついでにガスコンロの重量を測定



容器込みで160g

でもゴトク部分がちょっと不確実になってきたので、最近某国製の安物を買いました。



送料込みで619円って・・・
点火がうあまくできない事が多いみたいですが、この値段なら不満はありません。

でも、今使っているコンロは4000円以上した記憶があるのですが・・・
日本の登山用品は高すぎるぜよ!


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越前市~安房峠越えで乗鞍温泉往復の実燃費

2016-09-24 09:12:08 | 新型ステップワゴンRP1
久しぶりの新型ステップワゴンの燃費報告です。
(しばらくなめけていました)

乗鞍温泉往復の距離は446kmでしたが、
前後の走行を含めて495kmを走行して給油しました。
給油時の燃費表示は17.2km
給油は29.06Lで実燃費は17.03kmででした。

ちなみに最近の給油時の燃費は
我が家に民泊した台湾の女子大生や子供たちの送迎など近距離走行が多かった時が13.55kmと最低を記録
その次は横浜を往復して富士山に天使たちと登って来た時の燃費ですが、
御殿場から水ヶ塚までの上りでものすごく燃費低下したので
総合では1191km走行で16.84kmでした。
(水ヶ塚往復がなければ18km以上は間違いない所ですが・・・)

納車以来の走行は19268kmで給油は518.39L、
総合燃費は16.91kmとなりました。

前車の2代目ステップワゴンがほぼ12kmだったので4割向上していますが、
RP1は9割が県外遠征による長距離走行であることを考慮すると
3割程度の向上ではないかと思われます。

滅多に全開しませんが、
あの加速力を持ちながらこれだけの燃費を記録してくれているRP1に大満足です。




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