日本人が貧乏になったので、ますます車中泊をする人が増えています。
錆鉄人はもともと貧乏だったので、
40年近く前から車中泊を始め(その頃は小学生2人を含めた家族4人の車中泊)
車中泊の延べ日数は500日を超えています。(99%近くは夫婦2人の車中泊)
錆鉄人が新車を購入する時、最重要視するのは「車中泊適性」で
現在はホンダのステップワゴンと軽ワンボックスカーのスズキエブリイを使い分けて車中泊しています。
サービスエリアや道の駅で車中泊していると、
ジムニーやワゴンRから普通のセダン、外車まで様々な車で車中泊をしている人に出会います。
これらの車で夫婦で車中泊している人を見る事はほぼありません。
これらの車も工夫して我慢すれば車中泊出来ない事はないと思いますが、
ほとんどの車は1日が限界で、長期間快適に車中泊出来るとは言えないと思います。
つまり、夫婦で数日以上車中泊を行いながら旅行をしようとすると、
以下の4タイプに限られて来ると思います。
1.キャンピングカー
2.ミニバン
3.軽ワンボックスカー
4.ワゴン
それぞれについて、錆鉄人の考えを書きたいと思います。
(1)キャンピングカー
冒頭に書いたように車中泊は「出来るだけお金を使わずに旅行する」のが目的です。
しかるにキャンピングカーは価格が非常に高く、
一般的にトラックベースなので大きくて運転がしにくく、
重くて乗り心地も悪く、しかも燃費が非常に悪く、安く旅行する事は不可能です。
(冷暖房完備なら寝心地は良いと思われますが・・・)
従って、年間30泊位車中泊する人でなければ、キャンピングカーを持つ意味がないと思います。
さらにはキャンピングカーは「トイレの始末」が大変です!
従って、キャンピングカーに乗っていても道の駅のトイレを使い、
コンビニ弁当や食堂・レストランを利用して
調理はほとんどしない場合がほとんどと思われます。(一部を除く)
つまり、単に寝るだけの車として使っているだけなのに
多額の費用と維持費がかかるのがキャンピングカーだと思います。
しかしながら、3人以上の多人数で車中泊旅行するなら
キャンピングカー以外は選択肢はありません。
(ただし、スズキエブリイには2段ベッドキットもあり、
ミニバンでも工夫すれば4名のベッド作成が可能です。)
「大きくて重くて運転しにくい」という欠点から逃れるために
軽キャンピングカーならどうだ!という人もいるでしょう。
残念ながらお勧め出来ません。
軽キャンピングカーが売れる為には価格が重要なので、
ほとんどの場合は一番グレードの低い軽トラックをベースとしているので
パワーの低いノーマルエンジンです。
重いキャンピングカーで、坂道を泣きたい気持ちでノロノロ走ることになります。
軽ワンボックスカーベースのキャンピングカーのほうが種類が多いかもしれません。
ルーフを改造して開閉式のテントルームにしたものなら4人寝る事が出来ると思われますが
それだけで100万円位高くなるのではないかと思われ、
軽ワンボックスカーのシェルをそのまま利用し、
内部にベッドやシンク、棚などを備えたものが主流です。
(狭いのでトイレはありませんが、上記のようにトイレは不要です。)
「ベッドは組み替えればソファーになって、
くつろいでテレビを見たり、食事をしたり出来ます」というのが売りですが、
所詮は軽ワンボックスカー、その中に棚を設置した分、足元の幅は狭く
ママゴトのようなシンク・調理台は手品をするようなものです。
夫婦2人で何日も寝るのは無近しいのではないかと思われます。
装備に関してはベッドキットだけなら数十万円からありますが、
5~6万円で幅120cm長さ180cmの軽ワンボックスカー用組立式ベッドキットが
販売されていて、ベッドの下には大量の荷物も詰める事を考えると
軽ワンボックスカー利用のキャンピングカーの必要性を感じません。
日本の場合、キャンピングカーとは、
「キャンピングカーに乗っている」という優越感感じたい人以外
所有する意味はほとんどないと思います。
(あくまでも錆鉄人の個人的な見解です。
家を持たずキャンピングカーで生活しているとか、
何百日も掛けて日本一周をしている人とかもいらっしゃいますから。)
続いて(4)ワゴン車の場合です。
ワゴン車は天井が低いのが難点ですが、
一般的にミニバンとは安く
2列目シートをたためば長さ2m前後のまっ平らな荷室が出来
そこで寝る事が出来る利点があります。
今や人気が低いワゴン車ですが、
寝る事だけに専念するなら充分あり得ると思います。
(錆鉄人的には荷物があまり積めず、
ベッドから起き上がって座れないので選択肢に入りません。)
という事で、
錆鉄人はミニバンのステップワゴンと
軽ワンボックスカーのエブリイを車中泊に利用しているのです。
これまで500泊以上車中泊を行った結論は、
夫婦2人が気持ちよく眠れる脱着可能なまっ平らなベッドと
大量の荷物を詰め込むスペースがあれば良いと言う事です。
(2)(3)については
普段の利用が出来て、安価に車中泊が出来る優れた車種だと考えています。
(後日、詳細を記述するかもしれません。)