天女さんちは数年前から農楽園のソバ作りに休耕田を提供しているのですが、
その玄ソバを分けてもらって、自分で石臼で挽いてソバ打ちをしてみたいと考え
石臼復活を試みたのですが、途中で頓挫していました。
一応、心棒を作り、引き手を付けたので挽けないことはなかったのですが
塩ビ管の心棒は挽いているうちに削れてくる上、
引き手のビニールホースを被せただけなので、これも削り屑が混入しないか不安です。
という事で・・・・
まずは心棒作り
心棒は固い木材でなければすぐにすり減ってしまいます。
(すり減るほど使うとは思えない簿ですが・・・)
という事で、折れたマサカリの柄(硬い樫の樹で出来ています)を使って
少し削っては合わせ、また少し削るを繰り返し、心棒をはめ込みました。
実は、この心棒作りはかなり前にしたのですが、
今回は挽き手の「握り」の制作です。
今回の材料は・・・
折れたスコップの柄
何十年前?に折れたものですが、小屋のガラクタの中から出てきました。
まずは折れた部分をノコギリで切って、ドリルで穴をあけます。
旋盤があれば良いのですが、ないので中心付近にまずは細いドリルで穴をあけました。
スコップの持ち手の部分を脚で挟んで穴あけをすれば、
負荷がかかっても柄が回転してしまう恐れがないのが、折れたスコップの柄を選んだ理由です。
それでも、一気に太いドリルにすると大きなトルクがかかる恐れがあるので
少しずつドリルを太くします。
最後は8.5mmのドリルで穴をあけたのですが、挽き手のボルトは10mm
その時使っていたドリルは10mmはチャック出来ないので、
13mmまでチャック出来る電気ドリルと交換しようかと思ったのですが
工具箱の中に10mmのコンクリートドリルを発見
これはチャックの部分が細いので無事にチャック出来、穴あけ出来ました。
玄ソバを分けて欲しいと言うと・・・
ソバ畑に刈りているから500gなら無料であげるという事でもらってきた玄ソバ
かなりゴミが混じっているので除去しなければなりません。
石臼も水洗いして乾かしてからでないと使えません。
どうせなら年越しソバにしようかな?
Kさんに石臼でそばを挽くコツを教わりました。
(農楽園には電動の大きな石臼があるのですが・・・)
大切なことは「ゆっくり」回す事
熱がこもるからかと思いましたが、
早く回転させるとソバが細かくならずに出てきてしまうからとの事でした。
少なくとも3回挽かないとそば粉が出来ないとの事ですが、
天女さんちの石臼は「目」がかなりへたっているのでどうなる事やら・・・
数十年(錆鉄人の子供のころでも使っていたのを覚えていないので60年以上?)の汚れを
たわしでこすってきれいにした石窯
これで、いつでもソバが挽けるぜよ!
ソバは「挽きたて」「打ちたて」「「茹でたて」
とりあえず、どうなるかの楽しみはその時まで先送りです。