実際は20日に仕上がったのですが・・・
錆甚五郎の素人大工の成果をとくとご覧あれ?
最初は張替する前の状況(一度アップしていますが・・・)
まずは床板の撤去ですが・・・
応接室(というよりコレクションルーム)の敷居以外は敷居が外せなかったので
(表面もハゲハゲでツヤもなくなっています)
その他の部分は敷居や壁に沿ってカッターで切り込みを入れてから45度程度で削り取り、さらに切り込みを入れて削り取って・・・
という気の遠くなる作業を数日間実行して
階段下の部分はそういう作業は無理なので5cm程離れた所をのこぎりでカット
最後にその奥の壁際を根気よくカッターで切断し・・・めでたく床板はがしが完了
完了したのは13日、何と床板はがしだけで1週間もかかったのでありました。
(もちろんん、田んぼや畑仕事もしながらではありましたが・・・)
40年以上前に張った超高級品の1枚物のフローリングは
流れ込んだ泥水が溜まったまま乾燥しなかった為に湿気でボコボコ、
接着されていた合板部分が分離している部分が約半分もありました。
完了とは言っても、
実は内玄関の左側の袖の部分だけは下足箱の下になってあまり気にならないので「そのうち」にする事にして
床板がないと何かと不自由なので床板張りを急ぐことにしたのです。
というのは、我が家は築138年、
床下の根太にあたる材木やその下の支えになる材木は
今風の断面が正方形または長方形で真っ直ぐな規格品ではなく、
ネダ相当の材木も規格通り303mmピッチで入っていないのです。
今までは奥行4mが1枚物のフローリングだったのでピッチはどうでも良かったのですが、
今回は長さ1818mmの規格品のフローリングを1列ごとに909mmずらして張るので
この909mm部分と1818mm部分には必ず根太が必要なのですが、その部分には見事に根太がありません。
しかも、それ以外の部分も根太と根太の間隔が広すぎる所が何か所もあるので、そこにも根太を追加しなくてはいけません。
さらには過去にシロアリが何度も発生していたので
(風呂と台所の配管工事屋さんの作業がずさんだった為に床下で水漏れしていたのがシロアリ発生の原因で
台所の床張りをDIYした時にそれを発見して水漏れを止めたのですが、それ以来シロアリは発生していません。)
根太やその下の材木がボコボコになってしまっているので、その部分の補修や交換もしなければなりません。
(その部分はあまりにも悲惨というか、見られるのに耐えられないのでカット)
根太部分の対策が終了したのが15日
シロアリ対策の薬剤(シロアリ21)をスプレーしました。
夕方にフローリングを仮置きして色合わせをしました。
そして16日からフローリングを張り始めました。
が、それもスムーズに進みませんでした。
それは根太部分が全体的に撓んでいたからでした。
全体的な撓みがあるとは思いもせず
根太を追加するときは隣接する根太との高さが一緒になるように調整していただけだったので
根太の上に高さを調整する板を張った上でフローリングを張る必要があったからです。
(最大の部分は6mm程も沈み込んでいました。
根気よく根太の高さを調整しながらフローリングを張って、ようやく階段の所まできました。
この階段部分が境目になるように板取りを考えて張って来たのですが、
ここでも問題が・・・
板の居間自体が完全な長方形ではなくややゆがみがあるのは仕方がないと思っていたのですが
後から作った階段なのですごくゆがんでいるのです。
ゆがみに合わせて板を削りピッタリはめ込みました。
しかしながら、はめ込むときは斜めにしてはめ込む必要がある為に、
その部分にスキマが出来てしまうのでどううせ「カバー」が必要なのですが
「錆甚五郎」としてはピッタリ仕上げる事に執着しました。
そして、居間との境の敷居部分
最後は部屋のゆがみに合わせる必要があるので、
慎重に板を置いて長さ方向の幅の違いを測定してから切断します。
という事で居間から洗面所までが完成。
ようやく夜中にトイレへ行ってもつまずく危険がなくなりました。
フローリング張り付けの最後は階段の下の部分
階段が頭の上にある窮屈な姿勢で一番奥の板を張るのはすごく大変でしたが、
ここも錆甚五郎はピッタリと仕上げました。
そして、階段部分や敷居との境目部分をコーナー用の材木でカバーします。
ここはうまく外せたのでそのまま取り付けました。
その右側の洗面所の敷居部分
ここで左右の溝が若干食い違っているのは、フローリングの真ん中だけが若干広くなっているからです。
我が家は内玄関の左右に「袖」のような板の間が続いているのですが、
フローリングが階段部分でピッタリ合うように板取りしたら右端は150mm程になり、
それに合わせると片袖の部分でフローリングが3枚必要となり、しかも3枚目は100mmもない幅になってしまう為に
2枚で仕上げたのでこうなりました。(天女の了解を得てやりました。)
階段部分
階段下の切残した部分と新しいフローリングとの上に残材のフリーリングを乗せ、周囲をカバー
錆甚五郎のこだわり!
機械ではなくノコギリで切っているので、ピッタリ45度で切断出来ないので若干の隙間は目をつぶりましょう!
でも、錆甚五郎は満足出来ないので、この真ん中のピースをピッタリに切り直したのでありました。
が・・・何故か写真を撮り忘れていました。
という事で、
20日の午後、実に2週間も掛けた玄関先の板の間の床板張りが終了したのでありました。
バンザーイ!
材料費は9980円のフローリング7箱と釘などで3000円程、合計73000円位でした。
(追加した根太のタルキなどは我が家の小屋や蔵などに大量にあるので「無料」です。
我が家には本当に大量の材木があって、家が1軒建てられるほどあるのですが・・・)
大工さんにしてもらった場合と比べれば数十万円はセーブ出来た筈
という事にして、北海道で豪遊だ!
(って、車中泊ですが・・・フェリーは個室にしようっと!)
なかなか面白かった!
次は何をしようかなぁ・・・